身体障害者はどんなことで困っているの?身体障害者のある有名インフルエンサーも紹介

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今回は身体障害のそれぞれの病状・怪我に関する記事です。

身体障害者の中にも、内部・耳・鼻・口・目・手・足など、それぞれで抱えている問題や背景が違います。

代表的な事例をあげ、それぞれの障害・病気を抱える人がどのようなことに困っているのかについて話していこうと思います。そして、それぞれの障害の分野の中で活躍する有名人やインフルエンサーの紹介をしていきたいと思います。


1.どんなことに困っているの?


1-1.脳性麻痺

本人の意思に限らず、不随意の動きをしてしまったり、手足に硬直が生じてしまったりと通常の動きは少し違った動きをしてしまいます。

また、細かい作業(切符の購入等)に困難をきたすことがあります。また、脳が正常に動かないこともあり、上手く話せない、聞き取れなないという症状が出ます。


1-2.脳血管障害

右・左のどちらかが片方麻痺している状態であることが多く、片方の手足で車いす等をコントロールしている場合があります。日常生活の動作では、トイレの手すりの有無や食事の時など、多くの場面で困り事があるのが現状です。


1-3.脊髄損傷

損傷の箇所・内容により変わりますが、下半身や四肢の麻痺が生じてしまい、歩行困難または不可能となってしまいます。損傷の内容によっては便意を感じないことや体温調整が困難、床ずれになるなどの日常生活を送る上での第二の障害を抱えてしまうことも多いです。


1-4.進行性筋萎縮症

筋肉が萎縮してしまう疾患で進行性のため、徐々に歩行が困難となってしまいます。時間が経つとともに車いすを使用せざるをえない状況になります。筋肉が萎縮し、動かす回数も減っていき弱まるため充分な介助・介護が必要になるケースが多いです。


1-5.視覚障害(視野障害・視力障害)

色の判別がしにくい・物が歪んで見える・不規則に見えない部分がある・中心部分のみ見える・白くかすんで見える・全体がぼやけて見える等の症状があります。

このような症状があることによって、足元の段差や物に気づかず転んでしまったり、人にぶつかってしまったりしてしまうこともあります。周りの身勝手な行動や配慮不足、知識不足で、店内などの商品に身体をぶつけてしまい破損してしまったというようなケースもあるようです。


1-6.聴覚障害

聞こえない人・補聴器や人工内耳を利用して聴力を補う人・いる場所の周りの音の大小によって聞き取れなくなる人・発声や発語が困難な人など様々な症状の人がいます。

外見的にはわかりにくいこともあるため、本人としては聞こえていないのに、話しかけた側からは無視をしているように捉えられてしまうということも多々あります。

本人は一生懸命聞こうとしているのにその努力が伝わらないことが悲しい現状もあるんです。


1-7.言語障害

発音が不明瞭・話し言葉のリズムがしどろもどろでスムーズではないなど、コミュニケーションに否応なしに支障をきたしてしまうことがあります。

ろれつが回らないことや言葉が出ないことを理解してくれる人が周りにいることで、コミュニケーションがスムーズに進むようになります。


2.それぞれの分野で活躍しているインフルエンサーや有名人ってどんな人?


2-1.脳性麻痺の寺田ユースケさん

1990年 名古屋市生まれ。関西学院大 社会学部卒。

元車イス芸人・車イスホスト・車イスヒッチハイカーという目を引くような経歴を持っています。

生まれつきの脳性麻痺により足が不自由でした。20歳の時に車イスと出会い、YOUTUBEを開始、YOUTUBEでは障害のことや、家族との日常生活の動画を配信し、インフルエンサーとなっています。


2-2.脊髄損傷インフルエンサーの中嶋涼子さん

9歳までは「健常者」であり、車椅子生活を25年以上送っている中嶋さん。

車椅子インフルエンサーと2018年頃から、自ら名乗り、今や業界では知らない人がいないほどの影響力を持っています。

障害者に対する世間・社会の認識を変えるべく、身近なポジティブな存在としてテレビ・YOUTUBE・SNSなどを通して発信をしています。その活動が功を奏していまや講演などに引っ張りだこな存在となっています。


2-3.遠位型ミオパチー・wheelog!代表理事 織田友理子さん

遠位型ミオパチーを患いながらも車椅子でもできることやみたいものを増やせる社会にするためにwheeelog!というアプリを開発。


車椅子利用者に向けた共有マップアプリは今や10万人を超えるユーザーから利用されています。

健常者と障害者の壁を無くすための活動も積極的に行っています。

2-4.ピアニストの辻井 伸行さん

出生時から眼球が成長しない「小眼球」と呼ばれる障害を負いながらも、7歳にして全日本盲学生音楽コンクール器楽部門ピアノの部第1位 受賞しています。

10歳になると、三枝成彰スペシャルコンサートで本名徹次指揮、大阪センチュリー交響楽団と共演し、鮮烈なデビューを果たしています。

2009年アメリカで開催されたヴァン・クライバーン国際ピアノコンクー ルで日本人として初めて優勝し、現在も世界から脚光を浴び、日本のメディアも多く取り上げています。

日本で視覚障害を持つ人のなかで今をときめく人といっても過言ではありません。


2-5.ミュージシャンの氷室京介さん

みなさんにとっては意外な人かもしれません。無期限活動休止になった1番の要因は聴覚障害によるものです。

2007年ごろから右耳に異変を感じ治療を行っていました。治療中に、左耳も一定の音域が聞こえづらい「トーンデフ」という病気も発症していたそうです。

3.最後に

今回の身体障害のそれぞれの病状・怪我に関する情報やインフルエンサーについての記事はいかがでしたでしょうか。

今回の記事で皆さんが「無理解」から「理解」に変わることを祈っています。

合理的配慮という言葉が流行りつつありますが、そのような言葉を覚えることよりも、まずは障害者への理解があれば思いやりや配慮ができる土台ができます。

土台が出来れば、歩み寄りができる一歩に繋がるとAyumiは信じています。

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