誰もが知っているお店も対応?バリアフリーに対応しているチェーン店を紹介!

kurr2

今回は物理的・心のバリアフリー対応をしている外食チェーンのご紹介に関する記事です。

Ayumiに関わってくださっている80名以上の身体障害者の方々に調査をした上で、「物理的・心のバリアフリー対応をしていて良く来店する!」と評判のある3つのお店についてご紹介していきます。

※注意点
地域・店舗によってバリアフリーの対応状況が変わる可能性があるので、事前にお電話またはサイト、SNSで確認をしてから訪問してください。

1.くら寿司

1-1.注目ポイント

最初に紹介するのは、誰もが知ってる大手回転寿司チェーン店「くら寿司」です

1977年に創業し、2021年10月時点では、国内外合わせて567店舗を展開する、子供から大人まで多くの人から愛されているお店です。

また、人気の理由の一つが「ビッくらポン!」です。お寿司のお皿5枚で景品がもらえるチャンスをゲットします。タブレットの映像で「あたり」と表示されると、レーン上にあるガチャガチャから景品を手に入れることができます。

食事をより楽しめる工夫がいくつもされている。これが、くら寿司なのです。

※参照URL:くら寿司


1-2.バリアフリー対応内容

回転寿司に家族といっても車椅子のままではボックス席の利用が難しく、カウンター席をやむを得ず利用している。そんなことはありませんか?

くら寿司では、車椅子対応のボックス席は一部の席が可動式になっており、車椅子のまま席に着くことができます。

またコロナ禍によって、非接触型が推進されたことにより、席にあるQRコードを読み込むことで、お手持ちのスマートフォンから注文ができる「スマートくら寿司」が2021年12月には全店舗へ導入されました。

タブレットでは手が届かなかった方も、スマートフォンで簡単に注文できるため、自分の好きなタイミングで、好きな食事を存分に楽しむことができるのです。

くら寿司公式サイトの店舗検索では、下記のバリアフリー対応をしている店舗を探すことが出来ます。

・スロープ対応店舗
・多機能トイレ対応店舗
・エレベーター設置店舗
・車いす用席対応店舗
・スマートくら寿司

※参照URL:くら寿司店舗検索

ぜひお住まいの近くにある店舗を探してみてはいかがでしょうか?

1-3.利用する際の注意点

くら寿司は、アプリで席の予約が可能です。しかし、アプリではボックス席のみの予約しかできず、車椅子席とは限りません

そのため、事前に予約しても利用できない場合があります。カウンターや車椅子席をご利用される方は、お店で直接利用の旨をお伝えください。

また、店舗の入り口が引き戸のケースもあるため、車椅子をご利用の方は1人で入店しづらいといった意見もあるようです。

2.はま寿司

2-1.注目ポイント

次に紹介するのは、くら寿司・スシローに次ぐ大手回転寿司チェーン店「はま寿司」です。

はま寿司は、本格的なお寿司をリーズナブルな価格で楽しめることで、人気の高いお店です。誰でも簡単にお寿司を楽しめるように、バリアフリー な対応が用意されていました。

※参照URL:はま寿司


2-2.バリアフリー対応内容

はま寿司でも、車椅子対応の席が用意してあり、車椅子のままボックス席を利用することが可能です。

下記写真のように、車椅子席には車椅子マークが記載してあり、壁の一部が扉のように開閉式になっています。

下記の動画では、実際の利用の仕方がわかりやすく説明してありますので、ご覧ください。

※参照URL:車椅子ウォーカー 織田友理子|車椅子ウォーカー 回転寿司 はま寿司 ( 福祉 バリアフリー 車いす 障害者)〔#1〕

また、はま寿司の店舗検索では、多目的トイレやベビーシートのある店舗を探すことが出来ます

※参照URL:はま寿司店舗検索


2-3.利用する際の注意点

先ほど紹介したように、店舗を検索する際、検索条件に多目的トイレは設定できるものの、実際に47都道府県の店舗を検索したところ、一件も見つかりませんでした。

つまり、現段階では多目的トイレは導入されていないことが予想されるため、お手洗いを利用される方はご注意ください。

ベビーシートについては、多くの店舗に設置してありましたので、ご安心ください。

3.串カツ田中

3-1.注目ポイント

最後は、関東圏を中心に展開し、大阪伝統の味である串かつを提供しているチェーン店「串カツ田中」を紹介します。

串カツ田中は、揚げたてジューシーな串カツをお手頃な価格で楽しめることが人気の一つです。

最近は、テイクアウトやデリバリーも行っており、自宅で手軽に串カツ田中の味を楽しむことも可能です。

※参照:串カツ田中


3-2.バリアフリー対応内容

串カツ田中は、ココロのバリアフリー計画というプロジェクトに賛同されています。

NPO法人ココロのバリアフリー計画が取り組むシェアスロープとは、段差によって飲食店を始めとする店舗や施設に行くことができない車椅子利用者へ向けて、スロープを地域で共有し、必要な時に誰もが使えることを目的に導入されました。

2022年7月に串カツ田中は5店舗に導入し、地域全体のバリアフリー化を目指して、誰にとっても利用しやすく食事を楽しめるお店作りに取り組まれています。

3-3.利用する際の注意点

串カツ田中は、物理的にはバリアフリーとはあまりいえません。しかし、心のバリアフリー(スタッフの配慮や対応)によって入店が出来るという話を多く聞きました。

事前に電話で身体障害者であること、車椅子利用者であることを伝えて、どう言ったことをしてもらえたらバリアフリーになるのか歩み寄りの気持ちを持って提案してみることをおすすめします。

4.最後に

今回の物理的・心のバリアフリー対応をしている外食チェーンのご紹介に関する記事はいかがでしたでしょうか。物理的にバリアがあってもスタッフの配慮・対応でバリアがバリアフリーになります

大手外食チェーン店が積極的に、前向きに取り組んでくださることで、社会にとって良い影響を与えると信じています。物理的・心のバリアフリーに取り組んでいる飲食店を含めた会社を今後も紹介していきます。

また、2024年4月1日から飲食店に対しても合理的配慮が義務づけされることをご存知ですか?

Ayumiでは合理的配慮について解説した記事もあります。気になった方は下記記事もご覧ください。

関連記事:『【2023年最新版】合理的配慮の提供が「法的義務」化へ』


Facebook
Twitter
LinkedIn

シェアお願いします( ´ ▽ ` )

▼おすすめ記事

この記事のライター

運営にご協力いただいている企業様