今回は、車いす利用者向けの情報を扱うサービス紹介記事です。
車いすを利用していて、今までに「あの施設に行きたいけど階段があって行けない」「床に段差がない美容室に行きたい」など、外出する際に公共施設やお店選びで困ったことはありませんか。
今回の記事では、そんな問題を解決してくれるサービスを紹介します。
1.Bmapsとは?
「Bmaps」とは、株式会社ミライロがリリースしている、車いす利用者や障がい者、高齢者、外国人などに向けて、店舗や施設のバリアフリー情報を無料で提供するアプリのことです。
今までは、車いす利用者が行きたいと思った施設やお店の対応状況や、バリアフリーに関する情報を入手するための手段が十分に整っていませんでした。
そのため、もし行きたい場所があっても、実際にその場所に行かないと「お店に入れるのか」「スタッフの対応は良いのか」など、知りたい情報がわからなかったのです。
そんな声を聞き、誕生したのがBmapsでした。
また、このサービスは車いす利用者だけでなく、日頃の生活でベビーカーを利用する人や障がい者、そしてこうした人達と一緒に行動したり、介助したりする家族や友人も利用できます。
2.Bmapsの魅力
2-1.細かい条件で検索できる!

Bmapsの大きな魅力は、利用者に合った細かい条件で検索ができることです。
一般的なサービスだと、フリーWi-Fiがあるか、車いす対応トイレがあるかのような項目でしか検索できないことがほとんどでしょう。
しかし、Bmapsではそれらの項目に加え、店内の広さや明るさ、静かさ、床はフラットであるか、入口の段差は何段あるかなど、とても細かい条件まで設定できます。
きっと、あなたの希望にピッタリなお店や施設が見つかるでしょう。
2-2.自分からもバリアフリー情報を発信できる!

Bmapsは、バリアフリー情報を入手できるだけでなく、あなたからバリアフリー情報を発信することもできます。
例えば、「この前行ったあのお店は、スロープがあって行きやすかったな」「あの映画館ではスタッフの人が丁寧に対応してくれて、快適に過ごせたな」など、あなたが実際に行ってみて過ごしやすかったと思った場所はありませんか。
Bmapsでは、まだその場所に行ったことがない人に向けて、バリアフリー情報を発信できます。
しかし、「バリアフリーに対応しているお店や施設なんてそんなにないのでは?」と思う人もいるでしょう。
実際に、株式会社ミライロの調べによると、全国にある約45万店舗ある飲食店のうち、その中でバリアフリーに対応しているお店は全体の約1割しかないそうです。
参照:【情報のバリア解消に向けて】〜Bmaps開発秘話〜(株式会社ミライロ)
そのお店がどこにあるのか、という情報を必要な人にきちんと届けることができれば、今よりもっと多くの人が快適に外出を楽しむことができるでしょう。
そのためにも、ぜひ、あなたからバリアフリー情報を発信していきませんか。
3.最後に
今回の便利なサービスの紹介記事はいかがでしたか。
Bmapsについてもっと知りたい、利用してみたいと思った方は下記の公式サイトをご覧ください。
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