先日公開したバリアフリー基金ステッカーとは違う、2つ目のバリアフリー基金ステッカーが完成しました。お客様のご要望などにより、3種類目を作るかどうかを当法人で話し合っています。
バリアフリー基金について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
1.バリアフリー基金ステッカーに込めた想い
バリアフリー基金では、一般社団法人Ayumiが目指す目標や世界観などに共感し導入してくださった店舗様に、バリアフリー基金メニューの開発や募金箱の設置を行っていただきます。
来店者がメニューを購入した場合、売上の一部が一般社団法人Ayumiに寄附されるような形です。募金箱の設置の場合は募金箱にある金額を全額寄附していただきます。
「来店者様にも賛同いただいたお礼に何かできないか」と千葉にある割烹をざわを始めとしたバリアフリー基金導入店舗の皆様から意見をもらいました。
そうした意見を集約してできたのが、バリアフリー基金ステッカーです。バリアフリー基金に賛同してくださった来店者様に、このステッカーを通して「バリアフリーな社会へ向けた活動に貢献してくれてありがとう!」というメッセージが伝わると嬉しいです。
また、ステッカーを制作する上で、避けないといけないことがありました。
・もらっても嬉しくないから、ゴミになってしまう
・どこにも貼られない
・ステッカー配布の意図が伝わらない
せっかくステッカーをもらったのに、ありがた迷惑になってしまうのは良くないので、そのようなデザインにならないように気を配りました。
2.2つ目のステッカーのこだわり
このステッカーは最初にデザインしたバリアフリー基金ステッカーとはちがい、クール・かっこいい・スタイリッシュを意識して作成しました。
バリアフリー基金という日本語を英語にしたのは先述のクールさを取り入れるためです。
また、Fundという言葉を聞いて、「投資」や「出資」などをイメージする人が多いと思います。Fundは本来、「基金」という意味で使われていて、それをもっと知って欲しいと考えからです。
そして、Fundという知らない言葉を知らない人に「基金」という言葉をしっかりと広めていきたいと考えています。
このバリアフリー基金ステッカーには、今までAyumiが作成してきたデザインにはあったものがありません。
それは、車椅子マークです。
なぜこのバリアフリー基金のステッカーには入れていないのか?についてです。
・バリアフリー基金は1人でも多くのためにできることをやっていくのであって、「車椅子利用者」だけのためにあるものではありません。
・障害者=車椅子というわけではなく、障害者と言えば「車椅子利用者」という印象を与えすぎないようにするための活動でもあるためです。
・バリアフリー基金は「バリアフリーな環境や社会の推進のため」であり、バリアフリーを必要としているのは障害者だけではないという意味も含めていると考えると「バリアフリーファンド」という言葉だけのステッカーで良い
このような考えから2つ目のステッカーは作りました。
スマートフォンの裏に入れられるサイズを意識して、5cm×5cmで用意する予定です。多くの人にとって使える場面が増えることを願っています。
このバリアフリー基金ステッカーを通して、社会課題に対する認知が広がり、バリアフリーな社会に繋がる一歩になると嬉しい限りです。
3.配布される場所について
配布される場所は、バリアフリー基金を導入してくださっている店舗となります。バリアフリー基金メニューなどを購入してくださった方に配布していますので、気になる方は是非ご来店ください。
今後バリアフリー基金の導入店舗が増えれば増えるほど優しさの輪が広がり、ステッカーも多くの方々へ届けていけたらと思います。
※注意:2022年11月中旬または下旬から配布準備を開始していきます。
4.最後に
2つ目のバリアフリー基金ステッカーは、障害当事者デザイナーと株式会社HIONさんのデザイナー、一般社団法人Ayumiの障害当事者メンバーと議論を重ねながら想いを込めて作ってきました。
株式会社HIONさん、今回のプロジェクトへご快諾・ご協力いただきましてありがとうございました。
株式会社HIONさんのHPはこちらから確認いただけます。
私たちの考えが広がり、より一層素敵な社会になることを祈っています。今後もバリアフリー基金をよろしくお願いいたします。