「大空を自由に飛び回ってみたい」
一度はそう願ったことがある人が多いのではないでしょうか。空を飛びたい、そんな願いをかなえてくれるのは、パラグライダーなどのアクティビティです。
近年では、専用のバギーや車椅子を使用し助走することなく離陸できるバリアフリーなパラグライダーが広がりつつあります。
本記事では、車椅子で楽しめるパラグライダー施設を4カ所ご紹介します。安全に楽しむための条件はもちろん、当日の準備についても詳しく解説しています。この夏、新しいことにチャレンジしてみたい方はぜひこの記事をご覧ください。
1.【走る必要なし】車椅子パラグライダーでかなえる空の旅

実際のフライトは、熟練のインストラクターと一緒に飛ぶ「タンデム(二人乗り)」形式で行われます。また、離着陸時には他のサポートスタッフも付くなど、地上でのサポート体制も整えられているので、はじめての方も落ち着いて空の旅に臨めます。
2.【2026年最新】車椅子でパラグライダーができる施設4選

2-1.【山形】南陽スカイパーク
山形県南陽市にある南陽スカイパークは、2016年4月から車椅子によるパラグライダー体験の受け入れを開始した、車椅子でのフライトに対応したエリアです。
「フライチェア」と呼ばれるパラグライダー専用の車椅子を使用し、走ることが困難な方でも座ったまま空へ飛び立つことができます。山頂からテイクオフし、高度差300m、5分以上の空の旅が楽しめます。また、離陸場までは車で行くことが可能で、山頂にはバリアフリートイレやログハウスも完備されています。
参照:パラグライダー体験について|山形バリアフリー観光ツアーセンター
以下の記事ではより詳しく解説しております。ご興味のある方はこちらもあわせてご覧ください。2-2.【群馬】トップフィールド群馬
トップフィールド群馬は、1987年設立のウインドバレーパラグライダースクールを前身とし、1997年に設立されたパラグライダースクールです。在籍するスタッフはパラグライダーフライト歴10年以上のベテラン揃いで、豊富な経験と知識を基に、安全に配慮した指導を大切にしています。
この施設には車椅子移動車が用意されており、山頂への移動がラクにできます。離陸時には、両サイドにサポートスタッフが付き、テイクオフをサポートしてくれます。安全なフライトのため、フランス製の車椅子パラグライダー専用ハーネスも導入しています。
さらに、2024年5月には、車椅子の方も利用可能な専用トイレを導入し、さらに利用しやすい施設へと進化しました。
2-3.【滋賀】locus-biwako-fa
滋賀県にあるlocus-biwako-faは、琵琶湖の絶景を望みながらの車椅子パラグライダー体験を提供しています。
パイプフレームにパラグライダー用ハーネスを取り付けた、専用の車椅子を使用します。さらに、3輪の車輪にはサスペンションが搭載されており、着地時の衝撃をやわらげる設計になっています。
2-4.【京都】バーズパラグライダースクール
京都府亀岡市にあるバーズパラグライダースクールは、1999年の開校以来、関西エリアで車椅子でのフライトに対応しているパラグライダースクールで、「バギーパラグライダー」という名称で車椅子利用者や歩行が困難な方向けの体験も提供しています。
専用のバギーを使用して離陸するので助走は一切必要なく、一緒にフライトするインストラクターもベテランが揃っているので、はじめての方も落ち着いて臨めます。
参照:バギーパラグライダー体験|バーズパラグライダースクール
3.当日の流れと準備・持ち物

当日は、受付を行い身体に合わせて専用機材を調整し、離陸に適した「良い風」を待って離陸します。
巻き込み事故やけが防止のため、スカートなどの着用は避け、肌の露出を控えた動きやすい服装と運動靴で体験に臨みましょう。
また、施設によっては主治医の同意が必須な場合もあるので、あらかじめ必要な書類等に関して公式ホームページをしっかり確認しておきましょう。
4.まとめ

「空を飛ぶ」という夢は、専用の機材と熟練のインストラクターのサポートがあれば、車椅子でもかなえることができます。
特に、今回ご紹介した4つの施設は、「走らずに座ったまま離着陸できる」ことが可能で、身体への負担を抑えながら空中散歩を楽しめます。
最後に、安全に体験を楽しむための3つの重要ポイントについて振り返りましょう。
①施設選び
1999年からの実績がある京都、バリアフリーの聖地・山形、サスペンション機材の滋賀、専用ハーネスと設備が充実した群馬など、施設によっても特色があります。身体の状態をしっかり確認し、自分に合った場所を選ぶことが大切です。
②事前準備
体重制限の確認や、医師の診断書・同意書が必須となるケースもあるため、早めに施設を決定し、相談することが大切です。
③安全対策
パラグライダーは自然を相手にするスポーツです。天候によって状況が変わることも多いので、当日は万全の体調で挑み、臨機応変に動けるのが理想です。
まずは気になるスクールへ、相談をしてみることから、あなたの大空への旅が始まります。ご興味のある人は、ぜひこの機会に挑戦してみてくださいね。







