【沖縄版】車椅子でも楽しめるバリアフリーな観光スポット7選

公開: 2023/12/20更新: 2025/7/111412 viewsこの記事は約12分で読めます
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暖かい気候の中、透き通った海で海水浴やマリンスポーツを楽しんだり、世界遺産をめぐり歴史や文化を楽しんだり、亜熱帯地域だからこその自然を味わうことができるのが沖縄県の魅力です。

ブランド総合研究所が発表した「地域ブランド調査2024」によると、全国に住む3万人に調査をした結果、北海道、京都府に続いて沖縄県は魅力度ランキング3番目に選ばれました。

参照:地域ブランド調査2024|株式会社ブランド総合研究所
参照:沖縄旅行に行くならジェイトリップ

沖縄県には、国内だけでなく海外からも毎年多くの観光客が訪れています。

今回は、そんな沖縄県のバリアフリーな観光地を7スポット紹介します

現地の方はもちろん、車椅子利用者で沖縄県に旅行を検討している方は、ぜひご覧ください。

1.車椅子でも楽しめる沖縄の観光スポット7選

1-1.世界最大級の水槽がある「沖縄美ら海水族館」

沖縄県でデートスポットとして特に人気なのが「沖縄美ら海水族館」です。

飼育が難しいとされるサンゴ礁を大規模に展示し、沖縄の自然を存分に味わうこともできます。

また、沖縄美ら海水族館の見どころといえば、なんといっても全長8.8mを超えるジンベイザメです。

1995年から飼育を開始し、世界最長飼育記録を現在も更新しています。

高さ8.2m、横22.5mのアクリルパネルから、このジンベイザメをはじめナンヨウマンタやエイなどを大迫力で観察できます。

水族館周辺も、イルカショーや沖縄ならではのウミガメを観察できるほか、沖縄の綺麗な海を一望できる散歩コースがあるなど、水族館と合わせて自然を存分に楽しむことができる観光スポットです。

館内はエレベーターも設置してあり、車椅子でも問題なく移動が可能です。また館内レストランでは、車椅子利用者が利用しやすいようテーブルも改造してあります。

ほかにも、車椅子の無料貸し出しサービスや、8箇所に設置したバリアフリートイレがあるなど、バリアフリーな対策が施されています。

障害者手帳をお持ちの方は、付き添い者1名まで入館料金が免除となりますので、チケット売り場での提示を忘れないようにしましょう。

家族や友人だけでなく、恋人と訪れるデートスポットとしても人気な沖縄美ら海水族館。

Ayumiでは、日本各地のバリアフリーなデートスポットも紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。

1-2.琉球王国時代を味わえる「首里城公園」

1429年から1879年にわたり存在した琉球王国。その琉球王国の象徴となったのが首里城です。

「首里城公園」は、現代では歴史を感じられる観光スポットとして海外からも多くの方が訪れています。

奉神門や白銀門、淑順門など、当時の首里城を限りなく再現した首里城公園だからこそ感じることのできる景色が味わえます。

また、首里城正殿遺構は、建物を支える基壇が今でも残っており、2000年12月に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として、世界遺産に登録されました。

公園内にあるレストランでは、沖縄そばやゴーヤチャンプル、ゴーヤジュースといった名産品が楽しめます。

バリアフリーな取り組みとして、車椅子と杖の無料貸し出しサービスや、障害者手帳の提示で付き添い者1名まで無料で入場ができるサービス、車で来られる方は、駐車料金も全額免除となるサービスもあります。

日没後は、首里城がライトアップされ、幻想的な首里城公園が見られるので、沖縄に訪れる方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

(注)正殿は復元工事のため現在は御覧いただけません。次回の公開は2026年の予定です。

1-3.旬のトロピカルフルーツが楽しめる「OKINAWAフルーツらんど」

沖縄でフルーツを楽しむなら「OKINAWAフルーツらんど」がおすすめです。

亜熱帯地域特有のマンゴーを使ったかき氷や、珍しいドラゴンフルーツを使用したスイーツ、ベトナムの「チェー」を沖縄風にアレンジしたものなど、魅力的なフルーツメニューがたくさん味わえます。

また、スイーツ以外にも、沖縄の食材にこだわったフルーツらんどレストランでは、沖縄料理も楽しむことができます。

そのほかにも、園内にあるミッションをクリアして景品獲得を目指す体験型のゲーム「トロピカル王国物語」で散策できたり、様々な鳥と触れ合える「バードゾーン」では、ゴシキセイガイインコとの記念撮影もできるなど、家族と訪れるには最適の観光スポットです。

バリアフリートイレの設置や車椅子の貸し出しはもちろん、障害者手帳によって付き添い者1名まで半額で入場できます。

ここでしか出会えないスイーツとアクティビティを味わってみませんか。

1-4.沖縄の古民家や伝統文化について学べる「琉球村」

沖縄の北部にある「琉球村」は、歴史を感じられる古民家や伝統芸能であるエイサーが鑑賞できるパレードなど、昔ながらの沖縄を楽しめる観光スポットです。

様々な体験プランが用意されており、伝統衣装を着ながら、古民家で三線を演奏できたり、沖縄名物サーターアンダギーを作れたりするなど、沖縄の文化を1日で楽しめます。

様々な古民家や世界観を崩さない程度に道が舗装されており、車椅子でも移動しやすくなっています。しかし、一部坂道もあるので、介助者と同伴するのがおすすめです。

こちらも、障害者手帳により付き添い者1名まで入場料が半額になり、車椅子の貸し出しやバリアフリートイレも設置されています。

沖縄の伝統芸能を堪能したい方には、おすすめの観光スポットです。

1-5.日本最大級の屋外植物園「東南植物楽園」

「東南植物楽園」は、大きく分けて水上楽園と植物園の2つに分けられ、特に人気が高いのは、日本最長の高さ25mのユスラヤシです。日本一のユスラヤシに囲まれた並木通りは、緑豊かな自然の中で普段の疲れを癒してくれるのではないでしょうか。

水上楽園では、樹齢は数千年を超えると言われ、アフリカでしか見られないバオバブの木を眺められるほか、水面一面に広がるハスの花と共に幻想的な景色が現れます。

また、自然豊かな植物と動物に触れ合うことができるほか、釣り堀やシーサーの絵付けなどの体験イベントもあります。

これまで紹介した施設同様に、車椅子の貸し出しやバリアフリートイレの設置があり、付き添い者1名まで障害者手帳による入園料の割引がされます。

2025年6月14日から9月28日まで、「楽園朝涼み~蓮・睡蓮と台湾朝食~2025」が開催されます。蓮や睡蓮の花を堪能しつつ、特別な朝食を楽しめるイベントです。気になる方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

1-6.ゼロ距離でのふれあい体験ができる「DMMかりゆし水族館」

DMM かりゆし水族館

沖縄県と言えば美ら海水族館が有名な中で、2020年に誕生した「DMMかりゆし水族館」にも注目が集まっています。

DMMかりゆし水族館は、合同会社DMM.comが企画・運営している施設であり、美らSUNビーチにも近く、併せて観光するのにも最適です。

沖縄をはじめとした亜熱帯を中心に、熱帯の海洋生物や動植物が展示されています。

水槽に最新の映像技術や音響をミックスした、リアル海洋体験が大人気です。

さらに、直接生きものと触れ合える感動体験に注目が集まっています

カワウソと握手したり、ナマケモノが目の前に近寄って餌やり体験を行えたりする点が魅力的です。

ほかにも、ふれあい広場tetoteが新たにオープンし、マイクロブタに囲まれる体験も人気を博しています。

SNS映えするものも多いので、写真を撮影しながら楽しみましょう。

Webチケットを購入すれば、窓口に並ぶことなく入場可能です。

水族館内は車椅子で入場でき、バリアフリー対応がされているので各フロアにエレベーターやスロープなどが設置されています。

しかし、車椅子では観覧が難しいスポットもあるので、よく確認しましょう。

参照:DMMかりゆし水族館|合同会社DMM.com

1-7.バラエティー豊かなお店が集まる複合リゾート地「瀬長島 ウミカジテラス」

瀬長島ウミカジテラス

「瀬長島 ウミカジテラス」は、日本のアマルフィとも呼ばれる、沖縄本島南部の瀬長島にあるスポットです。

バラエティー豊かなお店が集結する複合リゾート地であり、那覇空港から車で15分とアクセスが良い場所にあるのが特徴です。

2015年に誕生したばかりであり、白壁のショップが47軒並ぶ姿は、地中海のリゾート地を連想させます。

年間330万人が訪問する、リゾートアイランドとして高い人気を誇っています。

ショッピングでは、沖縄産のジュエリーやクラフトショップだけでなく、シーサー専門店などもあり、地元ならではの特徴が見られるのが特徴です。

地元民にも人気で、また旅の思い出を彩るアイテムが揃っているのでお土産を購入するのも良いでしょう。

また、沖縄の果物や野菜を中心にしたグルメが楽しめるので、夕日を見ながら食事を楽しめる点も魅力的です。

瀬長島の西海岸に隣接していることから、抜群の景観を誇ります

特にサンセットの美しさは沖縄の中でも屈指であり、グリーンフラッシュと呼ばれる日没の際に、一瞬グリーンに光るシーンはムード満点です。

瀬長島 ウミカジテラスは、4階構造となっているものの、スロープが整備されており、各階に車椅子でアクセス可能です。

しかし、片側からだけのスロープとなっているので、移動する際には都度引返す必要がある点に注意が必要です。

また、バリアフリートイレが用意されているので長時間の滞在にも向いています。

参照:瀬長島ウミカジテラス|一般社団法人瀬長島ツーリズム協会

2.車椅子でも沖縄旅行を楽しむための便利なサービス

2-1.沖縄県バリアフリーマップ

ここからは、沖縄県のバリアフリーなサービスを紹介します。

NPO法人バリアフリーネットワーク会議が運営する「沖縄県バリアフリーマップ」は、障害者や高齢者、妊婦の方が安心して外出するためのバリアフリー情報サイトです。

沖縄県内の施設を、配慮者別、目的別、地域別に検索ができます。

「目的地」をクリックすると、バリアフリー情報が詳細に表示されます。例えば、バリアフリートイレの場合、オストメイト、扉の開口幅、手すり、ユニバーサルシートなど、バリアフリートイレと一括りではなく、誰にとっても必要な情報が分かるよう細かく掲載されています。

障害者歯科・医療機関なども載っているため、観光客だけでなく、沖縄県にお住まいの方も日常的に使用できる便利なサービスです。

参照:沖縄県バリアフリーマップ

2-2.JALの「個人型」アクセシブルツアー

次に紹介するのは、日本最大手の航空会社JALが提供する個人型アクセシブルツアー「車いすで行く沖縄3・4日間」です。

車椅子利用者の社員が、ツアーを企画し、自身の視点を活かして、バリアフリー情報を丁寧に調査したプランです。車椅子で砂浜を走行したり、チェアボートで沖縄の海で海水浴を楽しんだり、マリンスポーツを体験したりと、車椅子利用者にとって貴重な経験ができる旅行になること間違いありません。

また一般の旅行プランと異なり、宿泊ホテルのバリアフリー情報を事前にホームページにて確認できる点も、車椅子利用者にとって安心できる秘訣です。

2-3.バリアフリーツアーセンター

NPO法人バリアフリーネットワーク会議は、障害者や高齢者が気軽に沖縄県を観光できるように、福祉用具のレンタルサービスや介助のサポートを提供しています。

那覇空港1階の到着ロビーにデスクがあるため、到着後すぐにアクセスできるのも魅力的です。

レンタル用品は以下の通りです。

  • 車椅子
  • ベビーカー
  • シャワーチェア
  • シャワーキャリー
  • 浴槽台
  • 浴槽手すり
  • バスボード


また嚥下障害の方へ向けて、以下の物もレンタルが可能です。

  • フードプロセッサー
  • ミキサー
  • マジックブレッド
  • ハンドブレンダー


レンタルを希望される方は事前予約が必要なため、下記ホームページからご確認ください。

参照:サービス一覧|沖縄バリアフリーツアーセンター


また、介助のサポート(介助サポーター)は、旅行中の日常介助全般のサポートをしてもらえるサービスです。

「観光ケアサポーター」では、食事介助や車椅子への移乗介助、旅行の付き添いなどの依頼が可能です。料金について、日中帯は1時間1,500円、夕方~夜にかけては1時間2,000円ほどで、必要な方は看護師も派遣してもらえるので、下記ページからお問い合わせください。

参照:お問い合わせ|沖縄バリアフリーツアーセンター


入浴介助では、介助者2名を派遣して90分7,000円から入浴介助を行なってもらえます。

2-4.心のバリアフリーステッカー沖縄

「心のバリアフリーステッカー沖縄」は、環境的なバリアがあったとしても、相手を思いやる気持ちをもってサポートし、バリアの解消に取り組んでいるお店の目印となるステッカーです。

沖縄の方言である「ゆいまーる」(助け合い・協力する)の精神で協力し、車椅子を利用している人が一歩を踏み出す勇気をサポートする取り組みとして注目されています。

実際に、心のバリアフリーステッカー沖縄に協賛する店舗の情報をチェックして、お店をみつけることができたという声も多く聞かれます

飲食店だけでなく、映画館などのエンターテインメントスポットやダイビング施設などのアクティビティを含め、多くの店舗が協賛しているのが特徴です。

さらに、介護ヘルパーや建築業者なども協賛しているので、バリア解消に取り組んでいるサービスを探している方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

協賛している団体は、心のバリアフリーステッカー沖縄のWebサイトで検索可能です。

参照:心のバリアフリーステッカー沖縄

3.まとめ

今回は、沖縄県にあるバリアフリーな観光スポットを紹介しました。

自然に溢れる沖縄県には、車椅子利用者でも楽しめる観光スポットがたくさんあります。

そんな観光スポットをさらに快適に楽しく過ごすために、介助サービスが必要な方は利用を検討してみるのもいかがでしょうか。

なお、最新のバリアフリー情報は、各施設の公式HPからも確認することをおすすめします。

また、紹介したように、テーマパークやレジャー施設では障害者手帳によって入園料が割引になるケースが多くあります。

障害者手帳の取得方法の記事も、旅行をお得に楽しむ一助になれば幸いです。ぜひこちらの記事もご覧ください。

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