旅行/観光 【保存版】寒くない!車椅子利用者も安心のイルミネーション鑑賞ガイド2026

【保存版】寒くない!車椅子利用者も安心のイルミネーション鑑賞ガイド2026

寒くないイルミネーション

冬の風物詩とも言える、美しいイルミネーションたち。しかし車椅子利用者にとっては、厳しい寒さの中での外出は困難を極めます。本記事では、体温を逃さず安全に楽しめるイルミネーション情報をまとめました。障害の有無に関わらず、みんなで冬らしさを楽しみましょう。

1. 車椅子利用者はなぜ冷えやすい?冬の外出の課題とは

ひざ掛けをまとって車椅子に座る高齢者

冬の美しいイルミネーションを楽しむために、まず冷えやすさのメカニズムについて知っておきましょう。「車椅子利用者は冷えやすい」とはよく言われますが、その原因には次のような理由があります。

1-1. 血流の低下による冷え

歩いている人は、足の筋肉をポンプのように使い、血液を循環させることができます。ところが車椅子利用者の場合には、下肢を歩行者のようには動かすことができません。そうなると、筋肉によるポンプ作用は弱まってしまい、血流が悪くなり冷えやすくなってしまうのです。

1-2.空気の性質と座位姿勢

冷たい空気は下に溜まる性質がありますから、立っている人よりも低い位置に居る車椅子利用者は、寒さを感じやすいという理由もあります。さらに、座位姿勢は遮るものが何もないため、風の影響をダイレクトに受けやすく、体温を奪われがちなのです。

1-3.車椅子フレームからの伝熱

車椅子の多くはアルミやスチールなどの金属で作られています。これらのフレームが外気で冷たくなると、それに直接触れている身体からも熱が逃げることになってしまい、結果的に体温を奪うことに繋がってしまうのです。

2. 【屋内】冷えずに安心!室内で鑑賞できるイルミネーションスポット

クリスマスツリーの飾りつけ

車椅子利用者が冷えを感じやすいことは先にも書いたとおりですが、そんな人にぜひおすすめしたいのが「屋内のイルミネーションスポット」です。屋内施設を拠点にして楽しめるスポットなら、冷えやすい車椅子利用者も安心して楽しむことができますよ。

屋内施設を拠点にして楽しめるイルミネーションスポットは、次のような場所があります。

2-1.【東京】ワテラスイルミネーション「Discover the Future 」 

東京・千代田区にある複合施設「ワテラス」では、広場の樹木が美しくライトアップされ、観る人の心を癒します。今年は新色としてレッドやゴールドが加わり、前回までとの変化も楽しめますよ。

広場は建物が隣接しているので、暖かい場所で休憩を挟みながら堪能できます。

【基本情報】

2-2.【神奈川】八景島シーパラダイス「LIGHTIA」

八景島シーパラダイス外観

八景島シーパラダイスで行われているイベント「LIGHTIA」は、イルカと映像、光、音、噴水がシンクロする、没入型ナイトパフォーマンスです。色彩豊かな4つの世界を巡るなど、感動的なストーリーを堪能できます。

屋内の「アクアミュージアム」内にあるスタジアムで開催されるので、暖かい環境で鑑賞できます。

【基本情報】

  • 日 程:2025年11月15日(土)~2026年3月1日(日)
  • 時 間:約20分間の公演 2025年11月15日~2026年2月28日:17時30分~17時50分、2026年3月1日:18時30分~18時50分
  • 会 場:横浜・八景島シーパラダイス内 アクアミュージアム ライブスタジアム
  • 入場料:水族館への入館チケットが必要
  • 公式サイト:https://www.seaparadise.co.jp/event/paradise_nightlive_lightia7.html

2-3.【愛知】ラグーナテンボス「光と水のカーニバル」

海をテーマにした複合型リゾート施設ラグーナテンボスで開催中のイルミネーションは、海のモチーフが映し出される3つのドームなど、幻想的な「光」と「水」の世界を堪能できます。

園内はショップやレストランなど建物に隣接しており、すぐに暖が取れる環境です。冷えを感じたら、屋内に避難できる安心感があるのは魅力的ですよね。

【基本情報】

  • 日 程: 2025年11月2日(日)~2026年4月5日(日)
  • 時 間:日没後~ラグナシア閉園時間
  • 会 場:グーナテンボス・ラグナシア
  • 入場料: ラグナシアへの入園料が必要
  • 公式サイト:https://www.lagunatenbosch.co.jp/event/winter/index.html

2-4.【大阪】あべのハルカス「天空のファンタジア」

あべのハルカスとてんしば

あべのハルカスで開催中のイルミネーション「天空のファンタジア」は、音楽と光の演出が連動して視覚と聴覚を刺激する、没入型のイルミネーションです。

屋外庭園だけでなく、館内各所にも装飾が施されているため、暖かい場所から光の輝きをゆったり鑑賞できます。 駅直結でアクセスも良いので、冷えが気になる方も安心です。

【基本情報】

  • 日 程: 2025年10月31日(金)~2026年2月28日(土)
  • 時 間:場所により異なる
  • 会 場:あべのハルカス(16階屋外庭園、2階外周デッキ、ハルカス300展望台など)
  • 入場料: 入場無料(展望台など、一部有料施設あり)
  • 公式サイト:https://www.abenoharukas-300.jp/index.html

3. 【ドライブイルミ】車に乗車したまま鑑賞できるライトアップ

表参道ライトアップ

暖かい車内から窓越しに楽しむ「ドライブイルミ」も人気です。外に出て体力を消耗する心配もありませんし、 プライベート空間も確保できます。車に乗ったまま鑑賞できるイルミネーションスポットは、次の場所があります。

3-1.【札幌】さっぽろホワイトイルミネーション

さっぽろホワイトイルミネーション

札幌のメインストリートが幻想的にライトアップされるさっぽろホワイトイルミネーションは、年々その規模が大きくなり、国内でも有名な冬の風物詩となっています。

多くの会場が車で走行しながら鑑賞できるため、札幌の厳しい寒さを気にせず過ごせます。 暖かい車内にいながら、冬の輝きを堪能してください。

【基本情報】

  • 日 程:2025年11月21日(金)~2026年3月14日(土)※会場による
  • 時 間:16時30分~24時 ※会場により異なる
  • 会 場:会場により異なる
  • 入場料: 無料
  • 公式サイト:https://www.sapporo.travel/white-illumination/

3-2.【函館】はこだて冬フェスティバル

函館の歴史的な建物や教会・坂道のロケーションを活かした幻想的なライトアップが楽しめるのはここだけ。函館山からの夜景も相まってロマンチックな夜散歩ができます。

こちらも車に乗ったまま窓越しに鑑賞できるため、外の厳しい寒さを気にせず過ごせますよ。

【基本情報】

  • 日 程:2025年11月29日(土)~2026年3月31日(火)
  • 時 間:日没~22時
  • 会 場:函館市元町地区(八幡坂など)、函館駅前・大門エリア
  • 入場料: 無料
  • 公式サイト:http://www.hakodate-illumination.com/

3-3.【神戸】旧居留地ライトアップ

神戸旧居留地ライトアップ

神戸のおしゃれなエリア・旧居留地のライトアップの魅力は、重厚な近代建築の街並みと、幻想的な光に包まれた「高質な夜間景観」にあります。

明石町筋などの車道沿いに光が広がるため、暖かい車内から窓越しにゆったりと堪能できるのが大きなポイントで、 厳しい寒さや移動の負担を一切気にせず、プライベートな空間で過ごせる優しいスポットです。

【基本情報】

3-4.【和歌山】けやきライトパレード

けやきライトパレード

和歌山県のけやきライトパレードは、JR和歌山駅から和歌山城などを結ぶ全長3kmの並木道が130万球の光で包まれる、日本最大級のイルミネーションです,。

車道沿いの街路樹がライトアップされるため、暖かい車内から幻想的な景色をゆったりと鑑賞でき、移動の負担を気にせず楽しめます。

【基本情報】

  • 日 程: 2025年11月23日(日・祝)~2026年2月28日(土)
  • 時 間: 17時~23時
  • 会 場:JR和歌山駅~和歌山城~南海和歌山市駅を結ぶ「けやき大通り」全長3km
  • 入場料: 無料
  • 公式サイト:https://keyaki-light-parade.jp/

4. 厳しい冬から身体を守る!車椅子利用者の防寒対策

手袋とニット帽、松ぼっくり

4-1.「3つの首」を重点的に温める

首・手首・足首の3つの「首」には、太い血管が通っています。ここを重点的に温めることで、血液の巡りは良くなりますから、全身を素早く温めることができます。

4-2.防寒グッズを上手に活用

カイロやマフラー・ヒートテックなどの防寒インナーを活用し、3つの「首」などを効果的に温めましょう。最近では、充電式のカイロ持ち運べるミニこたつなども流行しており、長時間の外出に最適な防寒グッズが増えています。

これらの防寒グッズは上手に活用したいですが、車椅子の車輪への巻き込みや、低温やけどには注意しなければなりません。便利なグッズを安全に使いこなし、冬のお出かけを楽しみたいですね。

5.安全にイルミネーションを楽しむために

寒くない場所で過ごすとしても、車椅子利用者の冬の外出は様々なリスクを伴います。そのため、寒さ対策と並行して、安全への備えも必要でしょう。事故やトラブルを防ぐために、確認しておきたい注意事項を解説します。

5-1.温度の管理を徹底

車椅子利用者の中には、体温調節機能がうまく働かない人や、寒さや痛みなどの感覚が鈍くなっている人が居ます。寒さを自覚できないために、知らず知らずのうちに低体温症や凍傷を負うことも少なくありません。しかし、カイロなどで温めすぎてしまうことも、逆に低温やけどに陥るリスクがあります。車椅子利用者が外出する際には、周囲の温度や体温の変化はこまめに確認しましょう。

5-2.車椅子の操作性が低下する

室内にいたとしても、長時間の外出は身体を冷やします。寒さは筋肉のこわばりや痙縮を生むだけでなく、その結果、車椅子のブレーキ操作やハンドリムの駆動がいつもどおりできなくなることもあります。安全に走行を行うために、こういったリスクを知っておくことも大切ですね。

5-3.滞在時間にも配慮を

車椅子利用者の長時間の外出は、思わぬトラブルや体調不良を招くことも。自分の体調をあまり過信せず、長時間の外出は避けるのが安全でしょう事前に周囲の暖をとれる環境やバリアフリートイレの有無を調べておくのも有効ですね。

6. まとめ

街のイルミネーション

車椅子利用者は、座位という体勢から地面の冷気を受けやすく、下肢の運動量減少により血流が低下しやすい傾向にあります。イルミネーションは室内のものや車から鑑賞できるものを選ぶと、体力の消耗を減らし冷えから身体を守ることができるでしょう。

屋外も含めたイルミネーションの情報は、以下の記事でもご紹介しています。無理のない範囲で計画を立て、最高の冬の思い出にしてくださいね。

参照:車椅子やバギーを利用してもクリスマスデートを楽しめる?バリアフリーなイルミネーションも紹介! |Ayumi

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田中佳奈
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