日常生活 障害者が事前に備えたい災害・備蓄対策や支援内容を紹介!

障害者が事前に備えたい災害・備蓄対策や支援内容を紹介!

災害・備蓄対策

災害はいつどこで起きるかわかりません。国土交通省によると、マグニチュード8から9クラスの大地震が30年以内に発生する確率は70%から80%と言われています。

参照:地球環境・自然災害に関する予測|国土交通省

1月17日は、阪神・淡路大震災が発生した日です。

この日をきっかけに、防災グッズや備蓄品を見直す人も多いのではないでしょうか。

しかし、一般的な防災リストだけでは、障害者の「本当に困った」には対応できず、命の危険にさらされる可能性も少なくありません。

2024年1月には、能登半島地震が発生して北陸地方に甚大な被害をもたらしました。

災害の影響はいまもあり、不自由な暮らしを強いられている方も多くいらっしゃいます。

今回は、いざ災害が発生した時でも、障害者ができる災害対策や備え、受けられる支援などを解説していきたいと思います。

1.災害時、障害者は危険な状況下に置かれやすい

障害者の災害時死亡率は一般住民の約2倍もある、この衝撃的な数字は、東日本大震災の調査で明らかになった事実です。

なぜ、これほどまでに大きな差が生まれてしまうのでしょうか。

参照:障害者の死亡率は全体の2倍|NHK福祉情報サイト
参照:フォーラム2011-~東日本大震災における障害者の死亡率|公益財団法人日本障害者リハビリテーション協会情報センター


障害によってさまざまですが、災害時、障害者は危険な状況下に置かれやすいです。

NHKが2020年12月から2021年1月にかけて障害者と防災に関するアンケートを行いました。そのアンケート調査によると、アンケートに答えた876名のうち、災害への不安を感じている方が87%と高い水準でした。

災害対策として、ハザードマップで自宅や職場周辺の危険性を確認した方は57.9%でしたが、障害ごとに分けて見てみると数値が大きく変わっていきます。

視覚障害と盲ろう者に焦点を当てると、ハザードマップを確認した人は3割から4割程度と低くなってしまっています。

その理由はハザードマップ自体が自分に分かる形になっていないことや、そもそもハザードマップを知らないという方がいるからです。

参照:NHK福祉情報サイト|NHK


このように、当事者に必要な情報が十分に行き届いていないようです。

また、障害特性から避難所があっても馴染めない、落ち着かない、行くことができない、という事例も出ており、避難そのものが簡単ではないということがわかります。

参照:2障害者におけるリスク(PDF1ページ目)|ふくし実践事例ポータル


2.一般的な災害への備え

災害による被害などは、正しい知識と行動で最小限に抑えることができる可能性があります。いざ災害が起きたときにパニックにならないためにも、一般的な災害への備えを確認しておきましょう。

2-1.家具の固定

地震による負傷者の30%から50%は、家具類の転落や落下などが原因で起こります。転落や落下による負傷を防ぐためにも、生活空間に家具類をなるべく置かない工夫や、器具などによる対策も有効になります。

東京都防災ホームページでは、より具体的な対策方法などが書かれているので、ご参照ください。

参照:自宅での家具類の転倒・落下・移動防止対策|東京都防災ホームページ


また、東京消防庁発行の「家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック」の巻末では、対策が正しく行われているか、チェックリストも掲載されているので、ぜひご活用ください。

参照:家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック|東京消防庁


2-2.避難ルートの確認

避難ルートを事前に確認しておくと、いざ災害が起きてしまった時にも、慌てず落ち着いて行動できるようになります。その時に役立つのが、防災マップやハザードマップです。

防災マップは、避難場所や公共施設などがどこにあるかを示している地図で、事前に確認して頭に入れておくことで、いざという時にスムーズに避難することができます。

ハザードマップは、地震・洪水・土砂災害などが起きやすい場所を示した場所で、事前にリスクを認識して回避しやすい行動をとることができます。

この2つをかけ合わせながら、実際の状況を想定してルートをシミュレーションしておくと、より安心して行動することができるので、事前の準備は念入りに行いましょう。

国土交通省が運営するハザードマップポータルサイトでは、調べたい住所を入力することで、その地点の災害リスクをすぐに調べることができますので、1度調べておくことをおすすめします。

参照:ハザードマップポータルサイト|国土交通省


2-3.家族や介助者と災害時について話し合う

災害は、いつどこで起きるかわかりません。仕事中や、外出中に災害が発生してしまうこともあります。そのため、災害が起きてしまう前に、どんな行動をした方が良いのか、家族と事前に話し合いをしておくことをおすすめします。

千葉県浦安市のホームページでは、「防災のてびき」として、事前に家族で話し合っておくことを紹介しています。たとえば、

・日常の予防対策や災害時の役割分担を決めておく
・非常持出品が揃っているか定期的な点検をする
・連絡方法や避難場所を確認しておく

などがあり、下記の防災のてびきでは、各災害について詳しく解説してありますので、ぜひ参照のうえ活用してみてください。

参照:防災のてびき|浦安市役所


2-4.障害者の避難用持ち出しチェックリスト

事前に避難用の持ち出しチェックリストを用意しておくことで、大事な物を忘れてしまうリスクや、逃げ遅れてしまうリスクを回避することができます。

障害の種類によっても必要な備品が変わる場合がありますが、「みんなの障がい」というサイトでは、「障がい者の防災対策〜備え・もちもの・緊急時の対応〜」というタイトルで代表的な備品を紹介しています。

その内容を含めて、以下の持ち出し品 物を準備しておくと良いでしょう。

分類持ち出し品
食料・生活用品・そのまま食べられる飲料水、食料品(3日分以上)
・ウェットティッシュ、歯磨きシート身体拭きシート(入浴できないストレス軽減)
・レインコート、アルミブランケット(「ガサガサ音」が苦痛になるため、「静音タイプ」を推奨)
・使い捨てカイロ(貼るタイプ・貼らないタイプ)
・厚手の靴下、レッグウォーマー(血行不良防止)
・イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホン(避難所の騒音をカットする)
・お気に入りの匂い(アロマなど)や噛めるグッズ(パニック時に落ち着くため)
・【肢体不自由・内部障害の場合】液体歯磨きや口腔ケアウェットティッシュ(水が少ない中で肺炎を防ぐため
・【カテーテル利用者】使い捨て手袋(衛生状態が悪化する避難所での感染症対策のため)
電源確保(電動車椅子・医療機器使用者は最重要)・モバイルバッテリー(20,000mAh以上)
・ポータブル電源(容量500Wh以上推奨)
・ソーラーパネル(曇天でも充電可能なタイプ)
・延長コード(避難所のコンセント争奪戦を回避)
・各種充電ケーブル(予備も含めて)
医療・障害関連・障害者手帳、おくすり手帳
・おくすり 手帳の「写真」をスマホに保存(紛失対策)
・予備のメガネ、コンタクトレンズ(容器、洗浄液なども含む)
・補聴器の電池(最低1ヶ月分)
・常備薬(最低2週間分、理想は1ヶ月分)
・ヘルプカード


すぐに持ち出せるよう、事前に用意できるものはリュックやカバンに入れて保管しておくことで、より早く動くことができるので、チェックリストの作成と準備をしておきましょう。

また、ヘルプカードを持っている方は多いですが、本当に支援を受けられる内容になっているか、今一度見直してみましょう。

簡易的なヘルプカードの場合、病名と連絡先のみ記載されているケースが該当します。

一方、支援を受けやすいヘルプカードとして以下の項目を満たして作成することをおすすめします。

【私の状態】
・両足に麻痺があり、自力で立てません
・言葉が出にくいですが、理解はできます

【お願いしたいこと】
・避難時は、わきの下を抱えて起こしてください
・ゆっくり話しかけてください(聞き取りに時間がかかります)
・筆談ボードがあると助かります

【緊急連絡先】
・家族:090-XXXX-XXXX(母・花子)
・かかりつけ病院:〇〇病院 03-XXXX-XXXX
・服用薬:△△錠(朝・夕)、□□錠(頓服)

【更新日】2025年1月17日

上記のポイントは、「病名」より「具体的な介助方法」を優先して作成していることです。

また、「してほしいこと」を明確に書く点も重要となります。

一度作成してそのままではなく、連絡先は年に1回必ず更新したりラミネート加工して防水対策を施したりしましょう。

さらに、紙のヘルプカードに加えてスマホのロック画面から見られる緊急医療情報(メディカルID)を設定しましょう。

これにより、意識がない場合でも救助者が情報を確認できます。

【設定方法】
iPhone: ヘルスケアアプリ→メディカルID→「ロック中に表示」ON
Android: 設定→緊急情報と緊急通報→「ロック画面に表示」ON

アレルギー、服用薬、病歴、緊急連絡先を漏れなく入力しましょう。

参照:障がい者の防災対策〜備え・もちもの・緊急時の対応〜|みんなの障害



3.障害別で気をつけたい災害対策

ここでは、障害別で気をつけたい災害対策をまとめていきます。NHKがまとめた「災害時障害者のためのサイト」を参考にしながらまとめました。

調べていて「なるほど!」と納得したことも多々ありましたので、より詳しく知りたい方はぜひこちらのページを参照してみてください。

参照:災害時障害者のためのサイト|NHK


3-1.視覚障害のある方

視覚に障害のある方は、全盲の場合だと、視覚での情報を得るのが難しく、弱視などの方は視力を補う備品が必要になります。また、移動の際にも困難な状況が想定されます。

・白杖
・視覚を補うめがねやルーペ
・点字版
・ラジオ
・家族やパートナーの写真

などを準備すると良いでしょう。家族やパートナーの写真を持っていると、避難所などで大切な人を探したい時、自力で探すことが難しい場合でも、誰かに頼むことができるようになります。

3-2.聴覚障害のある方

聴覚に障害がある方は、目で情報を得ることができますが、音での情報を得ることが難しいため、正確に状況を理解することが難しい可能性があります。

・筆談をするための筆記用具
・補聴器や人工内耳などの替えの電池
・懐中電灯

などがあると、いざ災害が起きたときに情報を収集しやすいです。

3-3.肢体不自由のある方

肢体不自由者は、車椅子や杖、装具をつけていることが多いため、緊急時の移動の際に移動が困難になってしまったり、孤立してしまったりすることがあります。

・紙おむつや携帯トイレ
・床ずれ、褥瘡(じょくそう)対策ができるもの
・自力での移動が困難な際の担架

などがあると安心です。

また、杖が安全に使えるか、車椅子の空気圧や部品の不備がないかの定期的なメンテナンスも行いましょう。さらに、車椅子で通れない場所がある可能性を考えて、予備の杖を用意しておくなどの事前の対策が重要です。

3-4.内部障害のある方

内部障害は、障害によってさまざまですが、その障害により、避難所での生活が難しかったり、外見からは分かりにくいことがあったりと、周囲から理解を得ることが難しい場合があります。

・服薬したり、使ったりする薬やその用具
・おくすり手帳や薬の内容や効果がわかる薬剤情報提供書
・治療食や特別食

などを用意しておきましょう。避難所では、できる限りはやめに医療機関に連絡をしてもらえると、より安心です。

3-5.精神障害のある方

精神障害がある方は、災害時に心理的ストレスがかかり、不安や苛立ち、不眠など精神障害が現れる可能性があります。

・いつも飲んでいる薬
・障害者手帳や薬や内容や効果がわかる薬剤情報提供書
・困った際の医療機関の連絡先

など、緊急時でも我慢せず、周囲の方に助けを求めるようにしましょう。

3-6.知的障害のある方 

知的障害がある方は、正しい情報を理解したり、伝えることが難しい可能性があります。

・いつも飲んでいる薬
・ヘルプカードなど、名前や住所電話番号などが記載されているもの
・おもちゃや本など、いつも使っていて落ち着くもの

などがあると、困った時に周囲の方が気づいて助けてくれることがあります。


4.【過去に起きた災害から学ぶ】障害者が避難所で困ったこと

阪神淡路大震災や東日本大震災など、過去に起きた災害で障害者が避難所で困ったことをまとめました。調べてみると、難しい課題などが明らかになりました。

4-1.食事の配給などの援助が受けられない

日本災害食学会の理事である別府茂氏による論文によると、非常食は届くものの、食事療法者や摂食・嚥下障害などにより、限定されたものしか食べれない人や飲み込むことがしにくい人などで、適切な食事がとれなかった人がいたそうです。

結果、低栄養により免疫力を低下させてしまい、健康をさらに悪化させてしまう恐れがあります。

また、災害弱者に配慮した食事が提供できなかったことで、より強いストレスがかかってしまった事例があったようです。

参照:災害弱者の生活と食事(4ページ目)|J-STAGE


4-2.移動に時間がかかる

障害を持った方が避難所で生活するには、さまざまな障壁があります。避難所の生活の中には、経済的に困窮している方や送迎する家族がいないこと、公共交通が使えないなどの理由で病院に行きたくても移動手段がない、時間がかかってしまう移動困難者がいました。

参照:災害時における移動を考える|公益財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 情報センター


また、避難所がバリアフリー化がされていないことなどが理由で、避難所の移動が必要になる可能性があります。

「JDF被災地障がい者支援センターふくしま」が2015〜2016年に行った調査によると、東日本大震災の発生後に避難した障害者147人のうち、8割の118名が3か所以上の移動をしていたそうです。そして、移動による負担によって、障害の程度が悪化した方は4割にものぼります。

参照:障害者、避難所を転々 震災直後に平均4カ所移動|日本経済新聞


当時、障害者の受け入れに対応した避難所が少なく、移動先を見つけるのにも非常に時間がかかりました。東日本大震災の経験を元に改善を求められましたが、その後の震災でも障害者に対応した避難所は少ないのが現実のようです。

4-3.体温調節が難しい

障害者の中には、脊髄や頸椎損傷などにより汗をかくことができず、体温調節が難しい方がいます。

また、知的障害を持った方は、体調の変化を訴えることができない方もいます。災害時の避難所では、人の出入りも多く、体温が大きく変化する可能性があるため注意が必要です。

体調の悪化を防ぐためには周りの人が、

・自分で体温調整をすることが難しいかもしれない
・体温の変化を訴えることが難しいかもしれない
・暑さやのどの渇きを感じることが苦手かもしれない

など、「かもしれない」という考えや気遣いを持つことがとても大切です。

参照:NHK福祉情報サイトハートネット|NHK


4-4.福祉・医療装具の入手が困難

災害時には、福祉・医療用具の入手が困難になります。

とくに医療的ケアが必要な方は電源の確保が非常に大切になりますし、事前準備がとても大切です。

医療的ケアが必要な人と家族のための災害時対応ガイドブックによると、災害時には停電になる可能性が高く、使用している機器や自宅の状況によって、外部バッテリーや蓄電池、自家発電などを準備しておくことも必要になります。

ポータブル電源を選ぶ際は、使用機器の消費電力(W数)と必要な稼働時間を確認しましょう。

【計算方法】
稼働時間(時間)= ポータブル電源の容量(Wh)÷ 機器の消費電力(W)× 0.8(変換効率)

例: 人工呼吸器(消費電力50W)を500Whのポータブル電源で動かす場合
500Wh ÷ 50W × 0.8 = 約8時間稼働

【推奨容量】
人工呼吸器・吸引器: : 500Wh以上(8〜10時間稼働目安)
電動車椅子の充電:: 1000Wh以上

参照:医療的ケアが必要な人と家族のための災害時対応ガイドブック(12〜17ページ)


停電時、車のシガーソケットからコンセント電源を取れるカーインバーターは、比較的安価で導入しやすい機器です。

車のエンジンをかけている間、医療機器を動かし続けることができる優れものです。、定格出力300W以上(医療機器の消費電力の2倍以上が目安)のものを選びましょう。

避難時に必要な物品(チェック表)を準備し、いざという時に落ち着いて行動できることが大切です。

ところで、福祉避難所はすぐに開設されないことが多く、一般避難所はバリアフリーでないことが多いため、避難所に行かずに在宅避難する場合もあるでしょう。

この場合、自宅が無事なら自宅で過ごすためのローリングストック(循環備蓄)をおすすめします。

とろみ剤や特殊な介護食、オムツなどを日常使いしつつ多めにキープしておくと、いざ災害が発生した場合にもスムーズに対応できるでしょう。

参照:医療的ケアが必要な人と家族のための災害時対応ガイドブック(12~17ページ)



5.能登半島地震(冬の災害×障害)を振り返る

2024年1月1日に発生した能登半島地震は、元日(病院なども閉まっている祝日期間)かつ真冬という最悪のタイミングで障害者を襲いました。

実際に被災地で支援活動を行った高橋和也さん(NPO法人Goldenship)の報告によると、障害者が直面した困難は想像を絶するものでした。

輪島市の障害者支援施設では、入所していた40名の知的障害者が被災。帰宅中だった利用者やその家族は、一般避難所で障害特性により疲弊し、「施設に戻りたい」と訴えました。しかし施設は損壊し、すぐには受け入れられない状態でした。

参照:能登半島地震 輪島市の知的障害者入所施設を再生させてください|READYFOR
参照:被災地の輪島市へ緊急医療救援を! 災害関連死など健康危機にある被災者を助けたい|CAMPFIRE


冬だからこそ深刻だった問題として、断水の長期化が挙げられます。

1月の厳冬期、水道復旧に数ヶ月を要した地域もあり、入浴できない期間が1週間以上続いた方もおり、健康面での支援が必要となりました。

また、避難所の寒さも深刻な問題となり、暖房不足の避難所では体温調節が困難な障害のある方の健康リスクが高まりました。

さらに、雪と道路の損壊で車椅子での移動は極めて困難になったのです。

孤立した集落では、救助まで2〜3日かかったケースもありました。

以上の経験より、冬の災害は夏の災害とは全く異なる備えが必要であることが浮き彫りになりました。

6.障害者が災害時に受けられる支援

家族に要介助者がいる場合、災害時要援護者支援制度を活用しましょう。

この制度は災害時に自分の力で避難することが難しい要援護者を支援する制度です。

活動内容としては、名簿に登録された対象者に、日頃からの声かけや、見守りを行います。

また、災害が発生した際に避難誘導を行ってもらうことができます。

対象者は、

・要介護3以上の在宅生活高齢者
・身体障がい者手帳1・2級所持者
・療育手帳A・A1・A2所持者
・精神障害保健福祉手帳1級所持者
・障がい者福祉サービスを受けている難病患者

などです。登録を希望される方は、各市町村にご連絡ください。

避難時に支援が必要な方に対し、行政と地域が連携し、迅速で適切な対応をしてくれるので、事前に制度が使えるかどうか、確認をしておきましょう。

参照:要配慮者への対応|宇都宮市


7.災害時障害者のためのサイトを紹介

実際に災害が発生した場合、いかにしてスピーディーに情報を入手して避難などの行動に移行できるかが重要です。

ただし、障害者が容易に情報を入手できる手段が少ないのが実情です。

実際に、NHKの調査によると2011年の東日本大震災では障害者手帳を持つ方の死亡率が、全住民の死亡率の2倍にも上ったとされています。

そこで、NHKが障害者に対して取り残されることがないように立ち上げたのが「災害時障害者のためのサイト」です。

災害時障害者のためのサイトでは、以下の障害別に最適な情報が提供されています。

  • 視覚障害・盲ろう
  • 聴覚障害
  • 肢体不自由
  • 精神障害
  • 知的障害
  • 発達障害
  • 高次脳機能障害
  • 内部障害・難病・その他
  • 認知症・寝たきりなどの障害者


各地の災害情報や避難所の開設情報などの情報がリアルタイムで提供されており、携帯・読み上げ版もあるのでどのようなシーンでも容易に情報を入手できます。

天気・防災情報を手話CGで提供しているサイトも合わせて提供しているので、とても便利です。

また、普段からの備えとして情報の入手方法や被害を最小限に抑える方法、避難に向けて準備すべきものなどの知識を得ることが可能です。

さらに、支援する方向けの情報も満載であり、とても参考になるので是非チェックしてみてはいかがでしょうか?

参照:災害時障害者のためのサイト|NHK


8.まとめ

この記事をまとめていて、いざ自分の地域で災害が発生した時に、冷静に避難できるのか心の中で自問自答をしました。

今のままでは、障害者に対する支援どころか、自分自身の身の安全で精一杯かもしれません。

当事者の方は、まずはチェックリストの作成や自分の住んでいる地域のハザードマップの確認からはじめてみましょう。

また、困った時は周りの方に声をかけて頼ってみてください。決して知らないふりをしているわけではなく、気づけない方も多くいらっしゃいます。

私はこれを機に災害に対する備えを考え直し、どんな人でも取り残さない気持ちを持ち続けながら過ごしていきたいと思います。

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この記事のライター

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tasu
保育士、介護福祉士、柔道整復師を所持。現在、障害福祉施設でサービス管理責任者として勤務しています。

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