今回はバリアフリー情報を提供するサービスに関する記事です。
コロナウイルスが猛威を振るい、緊急事態宣言が出される地域も増えてきていますね。
コロナウイルスが終息し、今までの日常が戻ってきた時、この記事を読んでいる方々に参考にしてほしいバリアフリーマップやバリアフリー情報を広げている会社やグループ等のご紹介です。
今回紹介するバリアフリーマップ・サイトはいつくかある中でも厳選しています。
最後にAyumiが現時点で取得出来ている情報やサイトのURLも記載しているので最後までご覧ください。
目次
1.バリアフリー情報を広げているSNSのグループ
あなたはどのようにバリアフリーに関する情報を収集していますか。
自治体の情報・アプリ・サイト様々ありますが、SNSやLINEのオープンチャット等のグループでも全国のバリアフリー情報を参加者が提供しているようです。まずはSNSグループを書いていきます。
1-1.車椅子で入れる美味しいお店(Facebookグループ)
なんと、メンバーは1542人!
こちらのグループはSNSのグループの中でも最大級のグループと言っても過言ではありません。
こちらのグループのコンセプトは「車椅子をもっともっと楽しもう!」。
凄く素敵なコンセプトですね。
こちらのグループでは参加が訪問したお店のバリアフリー情報だけでなく、「オシャレ・綺麗・美味しい」お店を中心に取り上げているので興味がある方は参加してみてください。
訪問した方々からの基準値での情報になるため、全てのバリアフリー情報が得られるとは限りらないためご注意ください。
グループの参加はこちら より詳しくこのグループを知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
1-2.車椅子乗り物クラブ(Facebookグループ)
車椅子乗り物クラブのグループメンバーは2,252人!
車椅子乗り物クラブは古くからあるグループで、車椅子ユーザーの方々が中心に集まる最大のFacebookグループです。
グループの目的は車椅子・電動車椅子・シニアカーを中心として移動する乗り物に関する情報交換をしています。主の目的としては車椅子等の乗り物ですが、バリアフリー情報や制度情報等の共有もされています。
また、障害者だけが集まるコミュニティではないため、医療従事者や障害者の周りいる家族のみが参加出来ないというわけでもありません。
グループでのルールを守れば、ウェルカムなグループです。
車椅子乗り物クラブではバリアフリー情報だけでなく、悩み事や知りたいことなども質問が出来るのでおすすめのグループです。
グループ参加はこちらから可能です。
2.バリアフリー情報を提供しているサイト
2-1.B-maps
こちらは株式会社ミライロが出しているバリアフリーマップアプリです。
「私の行けたが 明日の誰かの 地図になる。」をコンセプトにバリアフリー情報を展開しているアプリです。
B-mapsはアプリだけでなく、WEBサイト版のどちらとも展開しています。
2019年2月時点で、12,000人のユーザーが利用しており、15万件の店舗と施設の情報が掲載をされています。日本でもトップクラスのサービス利用がされているアプリとサイトですね。
【B-mapsの利用メリット】
・16項目のバリアフリー情報や設備情報が閲覧可能
・段差の数や身体特性、それぞれが求めるバリアフリー情報に沿って検索が可能
・活動等をサイトとアプリを通して発信しているため情報を素早く取得出来る
・文字だけの情報ではなく、写真も投稿されているのでよりイメージが湧きやすい
・自分が訪問した施設や店舗のバリアフリー情報を投稿することで他者貢献に
まさにB-mapsのコンセプト通り、私の行けたが明日の誰かの地図になる。というのを表していますね。
アプリやサイトの事前登録は必要ですが、皆さんがバリアフリー情報を取得する際に気になるところを是非検索してみてください。
B-mapsのサイトURLはこちら
B-mapsのアプリダウンロード画面はこちら
※2022年6月時点でバリアフリー地図アプリ「Bmaps」はデジタル障害者手帳「ミライロID」と統合されています。
参照URLはこちら
2-2.wheelog!
Ayumiのメディアサイトを拝見してくださっている人の中でも、wheelog!のアプリを使っている方々も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、wheelog!は日本のバリアフリーマップでも最大のダウンロード数を誇るアプリです。なんとその数10万人!
何故ここまで皆さんに知られるようなアプリになったのでしょうか。
代表理事である織田友理子さんの多岐に渡る活動も一つの要因だと考えられますが、wheelog!の理念に共感した人やアプリの便利さからクチコミで広まっていったと考えられます。
wheelog!のコンセプトは「車いすでもあきらめない世界をつくる」。
非常に素敵なコンセプトですね。
【wheelog!のサイトをご利用するメリットについて】
- 店舗や施設に行くまでの車椅子の走行の記録が残り、その情報がシェア可能
- バリアフリー情報を載せる方々にランクが設けられていてゲーム感覚で楽しめる
- 利用者同士でバリアフリー情報だけでなく、交流が可能
- それぞれの身体機能等によって検索が可能
- wheelog!の活動報告がタイムリーで知ることが可能
(※2021年8月28日時点では活動を縮小) - バリアフリー情報をシェアしている方々の乗っている車椅子の種類がわかる
本当に多くの人から愛されているアプリですね。
驚きなのが、このアプリを利用している4割近くの方々が、身体障害を抱えていない当事者の周りの人達や医療従事者、健常者の方々ということでした。より多くの方へバリアフリー情報の重要性が広まっていますね。
wheelog!を利用する方はこちら
3.今回の記事でご紹介しきれなかったバリアフリー情報提供サイト
今回の記事でご紹介をしきれなかったバリアフリー情報を広めているサイトやアプリは随時、今回のように記事にしていきたいと思います。
自治体もバリアフリーマップを作成しているため、Ayumiメディアを読んでくださる皆さんに1つでも多くのバリアフリー情報を届けることが出来ればと思います。
3-1.ココロのバリアフリープロジェクト
ココロのバリアフリープロジェクトはアプリではなく、主にウェブサイトでバリアフリー情報を展開しているサイトです。
ココロのバリアフリープロジェクトに賛同している店舗はたとえバリアがあってもできる限りのお手伝いをしてくれるウェルカムなお店・場所として掲載をしています。
参照URLはこちら
3-2.アクセシブルラボ
アクセシブルラボもアプリではなく主にウェブサイトで情報を提供しているサイトです。
アクセシブルラボはバリアフリー情報の提供も行いつつ、1人でも多くの人が安心して就労出来る環境作りに取り組んでいます。
参照URLはこちら
3-3.車椅子でお出かけ バリアフリーマップ
車椅子ユーザーでエンジニアの欠端厚志という方が1人で作っているサイトとのことです。Ayumiはこのサイトを見つけた時に、組織で作っていると考えていましたが。1人で作っているとのことで驚きました。
当事者としての視点を大事にしながら情報を掲載、まとめているサイトなので一度サイトを訪問してみてください。
参照URLはこちら
3-4.Biglobe
biglobeのサイトは旅館・ホテルに特化していますが、他のじゃらん・楽天などの大手サイトに比べるとバリアフリー情報がまとまっていると言えます。身体障害者から人気な旅行サイトはH.I.S等ですが、Biglobeのサイトも参照する事もお勧めします。
参照URLはこちら
4.最後に
コロナウイルスが広がってしまっているせいで、なかなか外出が出来ない日々が続いていますよね。あなた少なからずこう思っているのではないでしょうか。
「コロナウイルスが明けたら、また出かけたい!色んな所に行きたい!」
そんなあなたの想いを叶えるために、全国にはそれぞれの想いを抱きながらバリアフリー情報を広めています。Ayumiもまたその一員です。
バリアフリー情報を1人でも多くの人に届けたい。そんな想いから私達も活動をしています。
必要な情報が届かないことで人生の選択肢が最大限に広がりきっていません。
バリアフリーの整備が進んでも情報が正しく広く提供されないとせっかくの貴重な情報がもったいないですよね。なのでAyumiとしては、1人でも多くの人達にこういったサイトやグループがあるのを知ってほしいと思っています。
バリアフリーは誰のためのものか。
Ayumiは車椅子ユーザーを中心とした身体障害者ではなく、身体障害者を中心としたみんなのためだと考えています。2035年には3人に1人は65歳以上になると言われています。大袈裟な話かもしれませんが、バリアフリー情報を欲することになる予備軍の方々も大勢いるんです。
足腰が悪い方・足を怪我している方・ベビーカーを押すママさん・妊婦さん・高齢者。日本人口の3分の1以上がバリアフリー情報を欲する社会に必然となるんです。
車椅子でも訪問できる場所が増えたら嬉しいですよね。
日本は比較的海外よりも整備が進んでいると言われていますが、肝心なバリアフリー情報がなかなかありません。
今回の記事は車椅子生活を送る方やその周りの方々、医療従事者の方々にも読んでいただきたいです。
「こういうグループもあったのか!こういうサイトやアプリがあったのか!」この記事を通して少しでも皆さんの選択肢が広がることを祈っています。