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おむすびカフェにこり【半田】

おむすびカフェにこり

1.バリアフリー画像一覧

外観(入口)

店舗内環境

料理・メニュー

店舗内トイレ

店舗駐車所


2.重度障害児の息子も通える設計で心もバリアフリーなお店

おむすびカフェにこりのオーナーの息子さんは、先天性の脳障害で重度障害児として産まれました。そんな息子さんが大きくなった時「何も気にすることなくご飯や空間を楽しめるお店を作ろう」と考えてできたのが、おむすびカフェにこりです。

個人のお店ですが、おむすびカフェにこりは上質なバリアフリー設備を設けています。

・入口の段差はフラット
・扉は引き戸ですが、軽い力で動くドアを使用
・バギー、ベビーカー、車椅子が入りやすいように広々とした通路を確保
・寝た姿勢の車椅子でも入れる空間
・男女別のお手洗いは各1ヵ所(女性用トイレにはベビーシートが設置されています)
・成人のおむつ交換もできる折り畳みベッド「ユニバーサルシート」を設置
・車椅子利用者も使える多目的トイレ

さらに、バリアフリーな設備だけでなく、年齢も関係なくどんな人でも来られるように優しい配慮ある対策がされていることも魅力です。

例えば、知的障害・発達障害などがあり、接触過敏で素手で持てない人のために、介助用スプーン・シリコンスプーンを用意しています。またアレルギー表があるので、アレルギー対策をして食事を楽しむことが可能です。

身体障害者・障害児のためだけに作られているお店ではなく、誰でも楽しめるお店になるように尽力しています。

入り口から入ってすぐにはテイクアウトのおむすびがショーケースに並んでいて、テイクアウトもしやすいお店になっています。

3.調査したバリアフリー認証者から

自分が障害者ということを忘れるくらい障害を感じず、居心地が良かったです。

「全てのお客さんに笑顔になってほしい」というオーナーの想いから、体が不自由な人でも障害に合わせて1番食べやすい方法で料理を提供してくれます。

トイレの広さに関しても、スーパーの多目的トイレ以上の広さとユニバーサルシートを備えているお店はおむすびカフェにこりくらいではないかと感じました。

普通のカフェには絶対置いていない障害について分かりやすく書かれた絵本も多くあります。

また、1人でも多くの人に楽しんでもらえるように考え抜かれたテーブルの配置と店内動線になっていることも印象に残りました。

4.店舗・店長の想い

おむすびカフェにこりのオーナーは、重度の身体障害がある6歳の息子さんと低体重児の3歳の娘さんの母として、日々子育てにも奮闘しています。

2人の子育てをしている中で、以下のように多くのことを感じたそうです。

・子供を連れて気軽に行けるお店があまりにも少ない
・車椅子で入れるお店が無い
・バリアフリー対応トイレも無い
・肢体不自由の子達のオムツを替える場所が無いからお店から出て車の中で替えるのは大変
・食事を子供に食べさせることに必死で、自分が何を食べたかよくわからない

自身の経験を通して、オーナーはそんな悩みを持つママだけでなく、外食をして楽しみたいと考えている子供達が行きやすく、安心してご飯や家族の時間を楽しめる空間を作ると決意しました。

そして、小さな子供も連れて行きやすく、障害児や車椅子利用者でも入りやすいおむすびカフェにこりをオープンすることになりました。

美味しいご飯を食べて、「にこり」と笑う顔になってくれる。そんな子供・ママ・家族を思い浮かべて、おむすびカフェにこりという名前にしたそうです。

また、「1人でも多くの人に気軽に来て、外食を楽しんでほしい」と考え、おむすびだけでなくグルテンフリーのスイーツも提供しています。

おむすびカフェにこりのチョコブラウニーとアイス

「人と人」・「手と手」・「心と心」を結べるような温もりのある居場所を目指しながら、子供達が夢中になって笑顔でモリモリ食べて貰えるようなメニュー作りにも励んでいます。

5.おむすびカフェにこりの魅力・こだわり


5-1.1歳から120歳まで誰もが好きなおむすび

おむすびカフェにこりのおむすびの具材は、約50種類を超えます。

世代を超えて愛されるおむすびを、小さな子供からお年寄り、嚥下障害がある人、アレルギーを気にして食べる人など、1人でも多くの人が楽しめるように豊富なメニューを用意しています。

また、コンビニなどのサイズに比べて大きいサイズで用意していて、おむすびを食べて元気もりもりになってほしいというオーナーの考えがしっかりと反映されているのも特徴です。

5-2.外食できないママと子供のために精一杯の配慮を

おむすびカフェにこりでは、オーナーが感じた外食に関する課題を解決するため、外食ができないママのためにできる限りの対策がとられています。

・嚥下調整食、離乳食を食べる人には、ブレンダー、ミキサー等の貸し出し
・バギーでも入れるお店の設計
・おむすびや他のメニューでもアレルギー対応の相談が可能
・ラコール・ブレンダー・ミキサーの持ち込みが可能

「外食しているのに食べたいものが食べられない」という家族の会話が凄くもどかしかった、悲しかったとオーナーは言います。

少しでも食べられるものを提供したいという形で、アレルギー表を出し「●●抜き」または「●●に変えて出しましょうか」などの提案もしています。身体的なものだけでなく、アレルギーや発達障害者にも対応ができている点も、おむすびカフェにこりの特色でしょう。

5-3.社会課題・地域活性化への取り組みにも尽力する

「おむすびカフェを通して、社会貢献・地域活性化にも取り組んでいきたい」とオーナーは言います。今まで行ってきた活動はどれも魅力的です。その一部を紹介します。

5-3-1.放課後等デイサービス「ウィズ・ユーはんだ」とのコラボで実施したこどもカフェ・こども食堂

地域と福祉を繋ぐという目的のもと、同じ半田市内にある放課後等デイサービス「ウィズ・ユーはんだ」とコラボして行ったイベントです

こどもカフェでは、ウィズ・ユーはんだに通っている子供達が店員さんになり、スイーツとジュースを提供しました。カフェの後には、こども食堂として子供達にもカレーライスを提供したとのこと。

またこのイベントは、地域にいる多くの方々からの寄附からなりたったそうです。地域の交流に積極的に貢献していることがうかがえます。

5-3-2.おむすび無料配布

「子供達におむすびを配りたい!」と希望する10代後半から20代の人達が集まり企画されました。

その名も、おむすび配り隊です。

彼らは土木業をしていて、飲食とは全く関係がありません。それでも「子供達の笑顔が見たい」という想いは一緒であり、そんな想いをカタチにしたのがこの企画です。

この企画は、2023年1月の第4日曜日17:00から毎月開催されています。

おむすびにも地産地消で行うというこだわりを持ち、お米は半田市にあるNAORISEさんのお米(品種)、海苔は常滑産鬼崎海苔を使用しています。

2023年1月に実施した際には、約250個の鮭おむすびとツナマヨおむすびを配ったそうです。

このイベントには以下の注意点があるので、興味がある方は参考にしてください。

・1〜15歳までのお子様のみ対象
・アレルギー未対応
・エコバック等の袋の持参必須
・予約、取り置きは不可
・無くなり次第終了
・お持ち帰り配布のみ
・店内飲食は不可

5-3-3.しゃべってもいい、騒いでもいい、何をしてもいいコンサート

コンサート会場では静かにしないといけないというルールを無くし、1人でも多くの人が楽しめるジャズビッグバンドによる演奏会を、不定期ではありますが継続的に開催しています。

また、車椅子利用者の目線になった、「好きな料理を取りたい!!食べたい!!」という車椅子利用者の希望を叶えるためのビュッフェバイキングディナー等を企画しているそうです。

「車椅子利用者の目線は、子供目線にもなるのでは?」という発案で、今後どこかの時期で実施する予定とのことです。

6.店舗詳細情報

店舗名おむすびカフェ にこり
住所愛知県半田市花園町4-17-13
アクセス名鉄青山駅から徒歩15分
営業時間月  :11時〜18時
火  :11時〜15時
木  :11時〜18時
金〜日:11時〜20時30分
※30分前ラストオーダー
定休日水曜日
喫煙/禁煙店内全面禁煙(外のみ喫煙可能)
車椅子駐車場

料金やメニューの詳細確認・予約は以下のページからご覧ください。

店舗のSNS:https://www.instagram.com/omusubi_cafe_nikori/

予約サイト

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