「障害者は働くことができない」「どうやって就労に結びつけるか分からない」
こうした障害者の声から生まれた就労支援サービスがあります。
今回は株式会社RESTAが提供する、障害者特化のオンラインスクール「RESTA School」を紹介します。
株式会社RESTA代表取締役の松川力也さんも、障害当事者の1人です。14歳の時に脳内出血になり、左半身麻痺の後遺症を患いました。
ある日突然障害者となった松川さんは、目の前が見えなくなり、絶望に襲われたと言います。
ご自身の経験から「多くの方が再挑戦し輝ける未来を作る」をビジョンに掲げて、株式会社RESTAを創業されました。
2023年3月にオンラインスクールをリリースし、障害者である卒業生の平均年収は60万円を超え、障害者雇用の新たな可能性を生み出している株式会社RESTAのサービスに迫ります。
RESTA School公式HP:https://resta.social/
株式会社RESTA公式HP:https://resta.company/
目次
1.障害者就労における課題
令和4年に厚生労働省が発表した「障害者雇用状況の集計結果」によると、民間企業の法定雇用率が2.3%と義務付けられているのに対し、未達成企業は51.7%にも及びます。(令和4年6月時点)
参照:障害者雇用状況の集計結果|厚生労働省(p7 ⑶企業規模別達成企業割合)
法定雇用率に達していない企業には、罰金や厚生労働省のホームページに社名が掲載されるリスクがあります。
年々達成企業は増加しているものの、一般雇用と比べるとまだまだ障害者の雇用先が少ないのが現実です。
福祉サービスの1つである就労継続支援サービスを利用することで、介護者の支援を受けながら軽作業を中心に働くことができます。
障害者が働いて得られる工賃は、A型事業所だと最低賃金が保障されているものの、B型事業所は月額16,507円、時給にすると233円で、B型事業所で働く障害者の年収は20万円にも満たず、一般就労に比べてかなり低い金額です。(令和3年度時点)
工賃については『工賃とは?給料と何が違うの?就労継続支援B型の工賃についてわかりやすく解説』をご覧ください。
2.障害者特化のオンラインスクール「RESTA School」とは?

2-1.障害者特化のオンラインスクールの特徴
株式会社RESTAが提供するRESTA Schoolでは、即戦力で活躍できる人材の育成に向けて、250項目の学習コンテンツと実務体験が準備されています。
GmailやChatwork、Zoomといったコミュニケーションツールの使い方から、GoogleドキュメントやCanvaなどの実践的なスキルも学ぶことができます。
しかし、社会に出て働くために必要なことはITスキルだけではありません。
RESTA Schoolでは、ビジネスマナーやコミュニケーション力、さらにはマインドセットまでも学習内容に含まれています。また、明確な目標を持って学習できるように、入会後は徹底した自己分析を行い、なりたい自分を鮮明に描き出します。
これまでの就労支援サービスは、障害者本人の費用負担がない場合が多くありました。しかし、RESTA Schoolでは、学習費用を障害者本人が負担します。
自ら支払うことで本気度を高めて、受け身ではなく、能動的に成長できるのです。
就職がゴールではなく、障害者自身がキャリアプランを考え、自己学習を行い、会社の戦力となれるように。企業にとっても、法定雇用率を達成するために雇うのではなく、戦力として雇用できるように。
こうした人材を目指せる場所が、RESTA Schoolなのです。
2-2.RESTA Schoolの2つのプラン
RESTA Schoolでは、一人ひとりに最適な学習環境を提供するために、2つのプランを用意しています。
1つ目は「RESTA works」です。
IT経験があり、自分のペースで成長できる方がお手頃に学べるプランです。
・サポート期間:6ヶ月
・定期面談:月2回
・実務体験:時給制
・転職サポート:有り
・定期セミナー:無料招待
・費用:入学金100,000円+月額25,000円(半年契約)
もう1つのプランが「RESTA career」です。
こちらは、マンツーマンで徹底したサポートを受けたい方におすすめのプランです。
パソコン未経験者の方でも、3ヶ月で即戦力人材としての活躍が目指せます。
・サポート期間:3ヶ月(学習コンテンツは永久に利用できます)
・定期面談:週1回
・実務体験:時給制
・転職サポート:有り
・定期セミナー:無料招待
・費用:入学金(税込550,000円)
3.障害者特化のオンラインスクールへの申し込みが殺到する理由

2023年3月にサービスを開始し、卒業生の平均年収を60万円以上向上させているRESTA School。
メディアからも注目を浴び、障害者からの申し込みが日を追うごとに増えているそうです。
なぜ、これほどまでに注目されているのでしょうか?
RESTA Schoolでは、250項目の学習コンテンツに加えて、時給をもらって働きながら実践的に学ぶことが可能です。
RESTA Schoolを通して、請求書の発行、データ入力、資料作成など、企業のニーズに合わせた事務仕事を実際に行い、収入を得ることができます。
また、RESTA Schoolは学習・業務などをすべてオンラインで行うことができます。これにより、時間や場所を問わず、身体に合わせて学ぶことができるのです。
オンラインでも、独りになることはありません。業務の不安や学習で困ったことがあれば、24時間体制のチャットサポートで気軽に相談できます。
そして、スクール卒業後は就職・転職支援も行っています。
RESTA Schoolが規定する総合得点を満たしている方は、株式会社RESTAが提携している企業を紹介してもらえるため、いまパソコンができない方でも、IT企業で働くことは夢では有りません。
働くためのスキルを学ぶだけでなく、自分のキャリアを見つめ直し、就職までサポートしてもらえることが、障害者がRESTA Schoolを選ぶ理由だと思います。
4.障害者特化のオンラインスクールへの申し込み方法
RESTA Schoolに興味を持たれた方は下記からお問い合わせください。
お問い合わせはこちら:https://resta.social/contact
お問い合わせ後、すぐにカリキュラムを実施するのではありません。
障害者本人の生活状況や目標などをしっかりとヒアリングし、自己分析を図った上で、その人に最適な学習コンテンツを厳選して提案をしてくれます。
その際に不安に感じていることがあれば、ぜひ相談してみてください。
5.障害者特化のオンライン就労支援の今後の展望
株式会社RESTA代表取締役の松川力也さんに、今後の展望について伺わせていただきました。
松川さんが真っ先に仰ったのは、「第二の就労支援になりたい」ということでした。
既存の就労支援サービスはオフラインで運営しているものが多く、気になるサービスがあっても、障害者は物理的な問題で利用ができない場合があります。
RESTA Schoolは、完全オンラインです。障害者の多くがオフラインで就労支援サービスを利用している現状に対し、オンラインでも受けられるという選択肢を提示したいのだと言います。
さらに、就職だけを目的とした支援では無く、あくまで手段として、その人がその人らしく生きるためにRESTA Schoolを運営していきたいそうです。
また、松川さんは言語聴覚士でもあります。患者、セラピストの両面から医療現場を間近で見てきたからこそ、退院後働くことに悩むという課題を感じてきました。
リハビリをしながら就労支援が受けられるよう医療とも連携を図り、誰もが再挑戦できる世界を目指していきたいと言います。
6.最後に
RESTA Schoolは、これまでの就労支援にはない、新たなサービスとして世界中から注目されています。
その根底には、誰もが夢を諦めることなく、生きることに希望を持って欲しいという、松川さんの想いが込められています。
RESTA Schoolの卒業生の1人は、障害を負った自分を受け入れることができなかったそうですが、RESTA Schoolでの面談を通して、少しづつ自己受容ができるようになったそうです。
障害者の就労だけでなく、人生をサポートするRESTA Schoolに興味がある方は、ぜひお問い合わせください。
RESTA School公式HP:https://resta.social/