旅行/観光 オンラインツアーのおすすめ5選 バリアフリーな新しい旅のカタチを紹介!

オンラインツアーのおすすめ5選 バリアフリーな新しい旅のカタチを紹介!

コロナによる規制も少しずつ緩和し始め、そろそろ旅行にでも行きたいなと考えている人も多いかと思います。

しかし、バリアフリーという観点から、なかなか旅行に行けないという障害者の方も多いのではないでしょうか?

そこで、おすすめなのが「オンラインツアー」と呼ばれる新しい旅のカタチです。

本記事では、オンラインツアーの概要やおすすめのオンラインツアーを5選紹介します。

また、オンラインツアーの楽しみ方や必要なものについても解説しているので、ぜひ参考にしてください。

1.今話題の「オンラインツアー」とは?

オンラインツアーとは、その名の通りオンライン上で旅行を擬似体験できるツアーのことです。

2020年からの新型コロナウイルス感染症の影響で、海外や国内で移動制限が行われるようになったため、旅行会社がWEB上で旅行を楽しんでもらおうと生まれました。

日本では「おうち時間」になぞらえて「おうち旅」とも呼ばれており、現在でも人気があります。

オンラインツアーの種類には、あらかじめ録画されたツアー映像を好きな時間に視聴するビデオ・オン・デマンド形式と、決まった日時にライブ配信でガイドとやりとりができるライブ形式の2つがあります。

特に、ライブ形式のオンラインツアーでは、ガイドや現地の人々と交流ができるので満足度が高く、人気のある形式です。

また、カメラのアングルを変えてほしいという要望をしたり他の参加者とも話せたりするので、まるで本当に旅行をしているかのような気分を味わえます。

オンラインツアーは自宅にいながら、最強のバリアフリー旅行が実現できる今話題の商品なのです。

2.おすすめのオンラインツアー5選

オンラインツアーは、主に旅行会社が企画・提供しています。

ここでは、おすすめのオンラインツアーを5つ紹介していきましょう。

  • HISオンライン体験ツアー
  • あうたびオンラインツアー
  • 旅介
  • JTBのオンラインツアー
  • 【番外編】Googleストリートビューで世界中を気軽に散歩


2-1.HISオンライン体験ツアー

HISオンライン体験ツアーは、旅行会社大手の「株式会社エイチ・アイ・エス」が手がけるサービスです。

2024年1月時点では、国内外合わせて13,800以上のツアーがあり、これまでに30万人以上の利用実績があります。

海外での買い物を代行してくれるプランや、現地ツアーの特産品がついてくるコースまでさまざまなプランがあるのが魅力です。

また、オンライン体験「IKU×MIRU」では、月額料金を支払うと見放題になるプランもあります。

国内から海外旅行まで幅広いオンラインツアーを体験したい人におすすめです。

参照:自宅から海外・国内旅行を体験!オンライン体験旅行|株式会社エイチ・アイ・エス


2-2.あうたびオンラインツアー

あうたびオンラインツアーは、日本・世界各地の特産品を味わいながら生産者にオンラインで会いに行くという体験型ツアーです。

ツアーに申し込むと自宅に特産品が届くので、当日まで冷蔵庫などで保管しておきます。

もちろん、ツアー前に召し上がって感想を伝えてもOKです。

当日は、特産品を楽しみながら生産者とオンライン中継を結び、会話やチャットなどで交流します。

ツアー内容によっては、生産者さんからの即売会や数量限定の商品を販売してくれることも!

ツアー終了後の懇親会も人気で、参加者同士の交流や生産者とさらにやり取りをしたいという方に好評です。

参照:オンラインツアー|あうたび合同会社


2-3.旅介

旅介は、東京トラベルパートナーズ株式会社が運営する介護施設向け旅行サービスです。

福祉車両を使用した少人数制の旅行サービスで、外出レクリエーションの一つとして100種類以上あるバリアフリー旅行を提供しています。

オンラインツアーができる「旅介ちゃんねる」では、参加型・生中継・高画質映像の3つにこだわり、施設にいながら本物の旅行のように楽しめるのが特長です。

これまでに1,000以上の施設が導入し、2万名以上の利用者に利用されている実績があります。

個人での利用は厳しそうですが、医療・介護関係者がレクリエーションの一つとして取り入れるのにおすすめです。

参照:旅介|東京トラベルパートナーズ株式会社


2-4.【更新終了】JTBのオンラインツアー

JTBのオンラインツアーは、大手旅行会社「​​株式会社JTB」が運営するサービスですが、今年に入ってからはサービスを終了したようで、現在は新規の募集は行っていません。

しかし、サービスを再開するかもしれないので、情報として知っておいて損はないでしょう。

JTBのオンラインツアーの特徴は、​​貸切オンラインツアー(プライベート)であることです。

他の参加者と合同で行うのではなく、ガイドとマンツーマンでオンライン旅行が楽しめます。

もちろん、仲良しグループや家族での参加もOKです。

コースとしては海外が多いので、オンラインツアーで気軽に外国を旅したいという方におすすめです。

参照:【JTBの海外オンラインツアー】自分たちだけで楽しむ貸切ツアーなら、旅をわがままに楽しめる!|株式会社JTB


2-5.【番外編】Googleストリートビューで世界中を気軽にお散歩!

最後は、お金をかけずに世界中を気軽にお散歩できる「Googleストリートビュー」を紹介します。

Googleストリートビューについては、既に知っているという方も多いと思いますが、画像も鮮明で普段行けないようなところにも気軽に擬似体験ができるのでおすすめです。

例えば、オーストラリアの美しい珊瑚礁「グレート・バリア・リーフ」は、360°のパノラマビューで海中を見ることができます。

他にも、海外の観光名所や世界の首都など行ってみたい場所を指定すれば、どこでもひとっ飛びで景色を見に行くことができます。

インターネット環境があれば楽しめるので、費用もそこまでかかりません。

詳しい使い方については、公式サイトを参考にしながらチャレンジしてみましょう。

参照:Google マップでストリートビューを使用する|Google


3.リアルさを追求した「メタバース(仮想空間)旅行」も注目を集めている

メタバース(仮想空間)旅行とは、バーチャルリアリティ技術を利用してインターネット上に作られた最先端の観光体験のことです。

ユーザーは、スマホやVRゴーグルなどで仮想空間を観光できるため、オンラインツアーよりもよりリアルな体験ができます。

特に、体の不自由な高齢者や身体障害者の方などは、バリアフリー環境が整っておらず、普段行けないような文化遺産の場所を間近に感じることができるでしょう。

国内の事例でいうと、2025年に開催する「大阪・関西万博」をテーマとしたメタバースサービス「バーチャル大阪」を公開しています。

道頓堀や大阪城、梅田スカイビルなどの代表的な建造物をはじめとした大阪の観光名所を、メタバースで体験できるのが魅力です。

こうしたメタバース旅行がさらに増えていけば、旅先がバリアフリーであるかどうかに関わらず、リアルな旅が楽しめそうですね。

参照:バーチャル大阪|KDDI共同事業体


4.オンラインツアーのメリット・デメリット

4-1.メリット

オンラインツアーのメリットは、以下の5つです。

  • 費用・時間面でコスパがいい
  • 車椅子で行けない場所でも観光できる
  • ツアーのようにコミュニケーションがとれる
  • 旅行の下見にもなる
  • 体力面の心配がない


オンラインツアー最大の魅力は、やはり旅行にかかる費用と時間を大幅に削減できるという点です。

ツアーの価格帯は、平均1,000〜4,000円とリアルで旅行に行くよりもかなり抑えられます。

所要時間も1時間から3時間と、時間をかけずに旅行を楽しめるプランが多いです。

バリアフリーという観点から見ても、今まで段差があり車椅子で行けなかった重要文化財や遺跡などもオンラインツアーなら気にせず参加できます。

また、ライブ形式のオンラインツアーであれば、聞きたいことをその場で聞けるのもメリットです。

そのほかに上手なオンラインツアーの活用方法としては、旅行に行く前の下見として活用している人もいます。

高齢者や持病によって体力がない人でも、オンラインツアーなら気軽に参加できるというのも魅力ですね。

4-2.デメリット

オンラインツアーのデメリットは、以下の3つです。

  • 感覚的な体験は難しい
  • 思い出に残りづらい
  • 回線環境によっては音声や画像が途切れてしまう


オンラインツアーは土地の空気感や臨場感は映像のみになるので、リアルな旅行と比較すると、伝わりづらいです。

また、記念写真を撮らないことやその場に行かないということから、思い出に残りづらいというのもオンラインツアーの弱点だといえるでしょう。

参加する際に、回線環境によっては音声や映像が途切れてしまうことも、注意しなければならない点です。

5.オンラインツアーに参加するのに必要なもの

オンラインツアーに参加するのに必要なものは、以下の4つです。

  • スマホやタブレットなどの視聴端末
  • インターネット環境
  • オンラインコミュニケーションツール
  • マイクやヘッドセット


5-1.スマホやタブレットなどの視聴端末

ツアーに参加する際には、スマホ・タブレット・パソコンなどの視聴端末が必要です。

ネットに繋がるものであれば基本的には問題はありませんが、画面が大きいものの方が映像が鮮明で臨場感が味わえるでしょう。

あとは、角度を調整することができるスマホ・タブレットスタンドがあるとより見やすくなります。

5-2.インターネット環境

オンラインツアーの動画視聴には多くのデータ容量が必要なので、インターネット環境は重要です。

そのため、通信環境が悪いと音声や映像が途切れてしまいます。

参加前には、Wi-Fiが安定しているか確認しておきましょう。

ちなみに、Google検索窓に「internet speed test」と入力して検索するとインターネット速度が計測できるのでおすすめです。

参照:インターネットの速度をテストする|Google


5-3.オンラインコミュニケーションツール

オンラインツアーの交流では、zoomなどのコミュニケーションツールを使用することが多いです。

顔出しするかしないかは個人の意向に任されていますが、お互いに顔を見ながらコミュニケーションをすることでガイドや現地の人々とも交流がしやすいでしょう。

参加するツアーがどのようなコミュニケーションツールが必要なのか調べて、ダウンロードしておくことをおすすめします。

5-4.ヘッドセット

オンラインツアーでさらに没入感を追求したいなら、ヘッドセットがおすすめです。

ヘッドセットは、相手に自分の声を届けるためのマイクと音声を聞くためのイヤホンが一体になったガジェットです。

ノイズキャンセリング機能がついているものは、周りの環境音をシャットダウンしてくれるので、集中してツアーに参加できるでしょう。

また、相手との会話もマイク機能でスムーズに交流できます。

ただ、ヘッドセットは必ずしも必要というわけではないので、お好みで用意してみてくださいね。

6.オンラインツアーの注意点と楽しみ方

6-1.録画やスクショは禁止

ほとんどのツアーでは、権利の関係やツアー内容の漏洩を防ぐ目的としてツアー中の映像の録画やスクリーンショットは禁止です。

ただ、ガイドの方が記念撮影やサービスとしてスクリーンショットタイムを設けてくれる場合もあるので、一概に禁止というわけではありませんが画像の管理には注意しましょう。

もしも、スクショしたいということであれば、事前に確認をとるようにしてくださいね。

6-2.現地を感じられるアイテムを用意してみよう

視聴するツアーの場所に応じて現地を感じられるアイテムは、オンラインで旅を楽しむコツです。

例えば、イタリアであればワインやチーズ、パスタなど現地にゆかりのある食べ物や飲み物を用意するとよりツアーを楽しむことができるでしょう。

また、食事付きのプランも用意しているツアーもあるので、予算に応じて検討することをおすすめします。

6-3.ガイドとコミュニケーションをとってみよう

オンラインツアーでは、ガイドの方がついて解説しながらツアーを進行するのが一般的です。

人気のあるガイドのツアーは、なかなか予約が取れないこともあるので早めに申し込んでおくのが良いでしょう。

質問や疑問があれば遠慮なくガイドさんに聞いてコミュニケーションをとることで、一体感が生まれます。

7.最後に

今回は、バリアフリー旅の新しい形としておすすめのオンラインツアーを5つ紹介してきました。

どのツアーも楽しめるような工夫を凝らしていて、国内から海外まで幅広い体験ができるのが魅力的ですね。

コロナ禍によって世界で旅行が難しくなったことをきっかけに生まれたオンラインツアーは、車椅子ユーザーにとって画期的なひとつの方法として旅行を楽しめそうです。

この記事を参考に、興味のあるオンラインツアーを見つけて新たな旅を経験してみてはいかがでしょうか?

Ayumiでは、ほかにもバリアフリー旅行や観光に関わる記事を発信しているので、こちらのカテゴリーも参考にしてみてください。

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