旅行/観光 大阪万博を障害者は楽しめるか?バリアフリー・アクセシビリティに関する要点解説!

大阪万博を障害者は楽しめるか?バリアフリー・アクセシビリティに関する要点解説!

大阪万博

バリアフリーが必要な、国内外の障害者や車椅子利用者、重度の病気を抱えている人、高齢者やベビーカー利用者、観光客あらゆる人が参加できる『大阪万博2025』が2025年の春から秋まで開催されます!

大阪万博2025はインタラクティブな展示や参加型イベント、大阪ならではの美味しいフードゾーンなど、楽しいことがいっぱいです。4月13日(日)~10月13日(月)までの半年間、大阪夢洲で開催しています。

万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」。未来社会がすべてのいのちにとって輝かしくしあわせであることを願う祭典です。

大阪万博2025はウェブサイトでもすでに紹介中ですが、見るべき項目がとても多いのでウェブサイト内のどこを見ればよいのかが分からなく、迷子になってしまうかもしれません。

ふらっと。では障害者や車椅子利用者に的を絞り、バリアフリー情報や楽しい情報、お役立ち情報を中心にお伝えします。大阪万博2025攻略ページとしてご活用ください!

新しい企画やお得情報は随時更新されます。そちらに関しては、公式ウェブサイトをこまめにチェックしておくこともおすすめします。

参照:EXPO2025
参照:2025年日本国際博覧会 ユニバーサルデザイン検討会(第1回)を開催|EXPO2025
参照:「ともに創り、社会を前に進めよう」インクルーシブデザインの可能性を広げるPLAYWORKS代表 タキザワケイタさん


1.大阪万博とは?

博覧会の歴史

今から97年前の1928年に博覧会国際事務局(BIE)が国際博覧会条約を成立させました。以後、万国博覧会は始まり、現在170か国が加盟しています。

今回で3回目となる日本万博の栄えある第1回目は1970年開催の大阪万博(EXPO’70)。当時の日本は高度経済成長期でした。2005年に開催された万博「愛・地球博」を経て、2025年大阪万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」。

変遷を見てみると1970年の開催は経済主体の万博、2005年の地球への愛万博、そして2025年はいのち中心の未来社会のデザイン。お金から心、そしていのちへの愛へ、という流れが分かります。

大阪万博2025公式ウェブサイトから、万博の中身を見ることができます。

参照:イベント情報|EXPO2025
参照:ユニバーサルサービス・サポート|EXPO2025
参照:万博についての基礎知識|大阪市


2.大阪万博行くなら行っておきたいオススメスポットは?

パビリオンの風景

最初に行きたいのが開催国日本のパビリオン、「日本館」!

大阪万博2025のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」が具体的に分かる“いのちの有機的な世界観”が体験できます。

「いのちと、いのちの、あいだに」をテーマに「いのちはいのちを食べ、そして死に、そして土に還る。そしてまたカタチを変えて蘇る」、巡るいのちを感じられます。

こちらで提供されているユニバーサルサービス・サポートは、音声ガイド、バリアフリートイレ、カームダウン・クールダウンスペース、車椅子のまま移動できること、ベビーカーの乗り入れが可能なこと、アシスティング・ドッグ(盲導犬、介助犬、聴導犬)の同伴が可能なこと、妊娠中・こどもも楽しめることなど、豊富です。

場所は東ゲートゾーンになります。

また、日本館をより深く楽しむための公式Webマガジン「月刊日本館」もサイトから見られます。

参照:東ゲートゾーン 日本政府パビリオン 日本館|EXPO2025 Visitors
参照:月刊日本館
参照:日本館|EXPO2025


そのほかのおすすめスポットは、「大屋根リング」。大阪万博2025のシンボル的建築物で、会場をグルリと囲むリング状の空間です。中を見ると会場が、外を見ると瀬戸内海の美しい海の風景が広がります。

(ただし4月中旬現在、博覧会協会が、大屋根リングの一部で雨漏りがあったことを発表しました。今後、原因を調査し、施工業者に対応を依頼するそうです。こちらの記事では、引き続き情報を更新していきます。)

参照:Main Facilities 大屋根リング|EXPO2025


「空飛ぶクルマ!」では没入体験(事前予約)ができます!映像・音響・床面振動をミックスさせた空飛ぶクルマ専用離発着場の動画展示も迫力のあるパビリオンです。

空飛ぶクルマの場所は、エンパワーリングゾーンになります。

なお、車椅子利用者、心臓ペースメーカーなど「振動」や「磁石への影響」を受ける「医療機器装着」がある方、「義足装着者」など利用に不安がある方はスタッフにご相談してください。

参照:エンパワーリングゾーン その他パビリオン 空飛ぶクルマステーション|EXPO2025


ほかにも、音楽や芸術活動のパビリオンやイベントもたくさん行われる予定です。

3.大阪万博にバリアフリー対応の飲食店はある?

車椅子の女性がパソコンを見ながらコーヒーを飲んでいます

会場内はすべてがバリアフリーになっています。特に嚥下への課題を抱えている方は、調理をする料理長がどれだけ嚥下への課題を抱えている人への理解と技術があるかが問われます。

まずは、気になる店舗へ問い合わせてみることがおすすめですし、万博からこの方法は推奨されています。

また、柔らかいメニューを選んでおいて、フォークなどで潰したり、調理場へ通常よりも柔らかく調理してもらうように頼んでみたり、などの対応もよいでしょう。

参照:イベント・お知らせ|ユニバーサルツーリズム みんなで楽しむ、大阪旅!


4.障害者割引は適用される?

チケットの料金を検討中

割引は、身体障害者、知的障害者、精神障害者、戦傷病者、被爆者、指定難病患者、小児慢性特定疾病患者と、その同伴者(1名)に対して適用されます。

すでに予約は始まっていますが、それには、

  • 障害者手帳を持っていること
  • 同伴者(介助者)の1名分利用可


という条件があります。上記以外のほかの症状の人は相談してみましょう。特典を利用するためにはID登録が必須なので、まずは下記のページを見てみるのがおすすめです。

参照:入場チケット購入ガイド|EXPO2025

万博利用法をステップ順に「登録→購入→予約日時に会場まで」と教えてくれていて分かりやすいです。

参照:特別なチケット(チケット情報・同伴について)|EXPO2025
参照:
お問い合わせ|よくあるご質問|EXPO2025|


5.障害者や医療的ケアが必要な人が楽しむための対策はされている?

5-1.障害者専用駐車場の有無

公園内の駐車場

会場までは、予約した障害者の方用に自家用車の駐車場が整備されています。

「特別割引券対象者」や「傷病等で車椅子や歩行具を利用する方」が利用対象で、障害者手帳を持っている人と同伴者もしくは介助者1人が「特別割引券」で利用可能です。

付き添いの人は同時入場の場合に限り「多目的レーン」を利用できます。予約は前日まで可能駐車場の場所は現在(4月中旬)東ゲートになっています。

会場MAPはダウンロードが可能なPDFもあります。サイズやカラーが選べるので、お好きなタイプのマップをダウンロードしてご利用できます!

参照:Access 所在地・アクセス|EXPO2025
参照:Map 会場MAP|EXPO2025


5-2.施設に設置されているトイレのバリアフリー対策

ユニバーサル対応トイレ

車椅子やベビーカー利用者も安心のバリアフリー対応です。オストメイト対応もあるので場所を確認しておきましょう。

参照:トイレ・ベビーケアルーム|EXPO2025
参照:会場内外トイレ位置|EXPO2025



5-3.救護室など、安心・安全に楽しめるような配慮はされているか?

博覧会会場の全体像

万博内で気分が悪くなった時、まずは近くにいるスタッフや警備員に声をかけてください。そして会場内にある診療所を利用しましょう。

現在(2025年3月中旬)診療所3か所、応急手当所5か所が建設されています。

3か所の診療所(医師・看護師在中)をご紹介

  1. 東ゲート診療所:東ゲート施設東棟3階
  2. リング北診療所:サービス施設北東
  3. 西ゲート診療所:西ゲート施設西棟3階

5か所の応急手当所をご紹介(看護師在中)

  1. 南東応急手当所:サービス施設南東
  2. 静けさの森応急手当所:休憩所③
  3. 北西応急手当所:休憩所②
  4. 南西応急手当所:休憩所①
  5. 西ゲート応急手当所:西ゲート施設東棟1

参照:各種施設について|EXPO2025


5-4.障害や病気を抱えている人達に向けたツールはあるの?

イラストの男女とパソコンのツールアプリ

大阪万博では、いくつか障害者に向けたツールが導入されています。

たとえば、会場内に設置してある2次元コードをスマートフォンのカメラで読み取ると設置された場所の方角や距離などを音声で読みあげてくれる「NaviLens」(ナビレンス)というアプリもそのひとつ。視覚障害者が対象で、コードはトイレや一部のパビリオンの入り口に設置されるそうです。

また、同じく視覚障害者を対象に「shikAI」(シカイ)という、点字ブロックに表示されたQRコードをカメラで読み取ることで、目的地までの移動ルートを音声でナビゲートしてくれるアプリもあります。

今後さらに有効なツールは増える見込みですので、随時情報を確認するのをおすすめします。

参照:NaviLens:ナビレンス
参照:Social Contribution 社会貢献|LINKX


5-5.大阪万博が発信する情報に関するウェブアクセシビリティ

海外の車椅子利用男性がスマホで情報を確認中

公式ホームページ、公式SNS(X、Facebook、Instagram、YouTubeなど)の中で、購入システムや予約システム、アプリなどへのアクセシビリティが充実しています。

視覚障害者や聴覚障害者、高齢者などがより分かりやすく楽しめる作りです。

ウェブアクセシビリティの一例

  • 購入、予約などの手順がフローになっていて理解しやすい
  • AIチャットに質問すると簡単に解決してくれる
  • 来場してからの楽しみ方が予習できる
  • 画像に代替テキストで説明
  • 文字情報の音声読み上げ機能
  • 動画や環境や情景描写への日本語字幕表示
  • 多言語対応

参照:ユニバーサルサービスガイドライン展示・催事/演出・飲食/物販|EXPO2025



5-6.大阪万博のパビリオンを、誰もが生中継で楽しめる「オンラインツアー」

どうしても大阪万博の会場を訪問するのが難しい場合は、「オンラインツアー」の利用がおすすめです。

住友電気工業が提供している「旅介TV™」というサービスで、関西万博のパビリオンからオンラインツアーを配信しています。

身体的な問題や金銭的な理由により、大阪万博の現地に訪問できないと考えている方が98.1%いることに着目し、旅と健康をテーマとして旅行疑似体験サービスを提供しているのが特徴です。

提供日時は2025年4月13日から10月13日までの間、週に1回から3回1時間程度、昼と夜に放送されています。

利用する為には会員登録が必要であるものの費用は無料であり、PCやスマートフォンなどのデバイスでブラウザを使用して視聴可能です。

生中継コンテンツがあり、クイズやゲームも開催されているので楽しみながら大阪万博の雰囲気を味わってみてはいかがでしょうか?

参照:「旅介TV™」(たびすけてぃーびー)で大阪・関西万博のパビリオンからオンラインツアー配信|住友グループ広報委員会


5-7.障害者家族専用や車椅子専用観覧席などのスペース確保はされているか?

眼鏡をかけた女性が観覧中

大阪万博では障害者が入れない施設はないので、バリアフリーな対応が期待できます。特別な症状の方の対応については、直接お問い合わせをすることが大切です。

参照:よくあるご質問|EXPO2025

アクセシビリティセンターでは自走式車椅子の無料貸出サービスや歩行補助器具サービス、そのほかには杖や高齢者用イヤホン、車椅子用レインウェア、補助犬用レインウェアなどの無料貸出を行っています。

アクセシビリティセンターや近くのスタッフに気軽に相談してください。

場所は、

  • 東ゲートゾーン|東ゲート施設西棟
  • 西ゲートゾーン|西ゲート施設東棟


にあります。

参照:各種施設について|EXPO2025


5-8.「 授乳室マップ」はある?

外国の親子が博覧会場を楽しんでいます

小さなこどものいるお母さんのための施設としてベビーセンターには「授乳室」「おむつ交換所」「こども用トイレ」が整備されています。

ミルクを作るときに欲しい、給湯器についてはお気軽にスタッフまでご相談ください。

参照:会場内外トイレ位置|EXPO2025


5-9.海外の方の車椅子ユーザーに対しての情報発信はされているの?

海外の車椅子ユーザーのパソコン利用

現在158か国の国や地域と9つの国際機関が参加している万博は、海外の車椅子ユーザーへのサービスやアクセシビリティが用意されています。

「ヘルプマークの配布」「点字の公式触地図」など、そのほかの特別な対応は日本国内の車椅子ユーザーへの対応と同じです。

大阪万博2025公式ウェブサイトは日本語と英語対応になっています。ID登録後のログイン後は、プロフィール設定の言語が表示されます。

サイト下部には、「For International Visitors 海外からお越しの方へ」という項目があります。

海外ユーザーのための4つの案内バナー

  1. Natural disaster information notice 旅行安全情報
  2. Visit Japan Web 入国手続き情報
  3. Guide for when you are feeling ill 全国医療機関ガイド
  4. Private medical insurance 民間医療保険案内


大阪万博2025の情報は、常に最新の情報をご確認してください。

参照:Travel Information 旅行情報|EXPO2025
参照:理念とテーマ事業の考え方|EXPO2025


6.大阪万博へどうやっていくの?

大阪駅前と交通

万博会場へ障害者手帳を持っている人は車で行くことも可能です。交通機関で簡単・便利なのは、Osaka Metro中央線で夢洲駅で下車する方法です。すぐ目の前が大阪万博会場の東ゲートになります。

新幹線や飛行機を利用する場合もOsaka Metro中央線を目指すと万博会場へ直通で来られます。

混雑を避けてオフピークを利用したい人は「万博TDM(Transportation Demand Management)」(交通需要の調整を行うことにより、交通混雑を緩和していく取り組み)を利用する方法もあります。

参照:万博開催期間中に中央線・御堂筋線をご利用されるみなさまへ


7.大阪万博に行った障害者の体験談

実際に大阪万博を訪問された障害者の声を聴くことで、障害者であっても大阪万博を楽しめるかどうかを知ることができます。

2025年6月6日、ユニバーサルツーリズムに取り組む方が全国から集まり、大阪万博を訪問されました。

地下鉄御堂筋線の改札口近くに集合され、地下鉄で移動した際にはホームと車両に段差やすき間がなくスロープが必要ない点に驚きの声が上がったそうです。

その後、万博来訪者の多くが乗り換える本町駅には、通路に敷かれたサインと大勢の係員が配置されており迷うことなくスムーズに乗り換えが完了できたとあります。

会場から最寄りの夢洲駅から会場まではLET’S EXPOボランティアの方が誘導され、東ゲート一番右の優先入場口より入場できるように工夫されていたと紹介されています。

参照:集いに集ったバリアフリー大阪・関西万博ツアー|office FUCHI ~オフィス・フチ~

以上の体験談のように、移動に関しては非常に配慮されているという声が多く聞かれます。

8.大阪万博に行った車椅子利用者の体験談

大阪万博へ業界団体の視察で参加した車椅子利用者の方から、貴重な体験談をお聞きしました。大阪万博の障害者対応やバリアフリー設備について、実際の車椅子利用者の視点から詳しくレポートします。
※以下の内容は個人の体験に基づく主観的な感想であり、必ずしもすべての状況に当てはまるものではありません。最新の情報については、公式サイトでご確認ください。

8-1.大阪万博の障害者割引チケット購入ガイド

大阪万博では障害者割引チケットが用意されており、公式ホームページから購入できます。車椅子利用者や障害者の方が大阪万博を訪れる際の重要なポイントをご紹介します。

介助者が同行する場合は、障害者本人と介助者の2名分のチケットが必要です。

この点について案内が分かりにくく、入場口で1名分しか購入していない障害者や高齢者の方が追加購入している場面が見受けられました。

ポイント: 介助者同行の場合は必ず2枚のチケットを事前に購入しましょう。

8-2.大阪万博のバリアフリー設備:車椅子専用駐車場

大阪万博会場(夢洲)の東ゲートと西ゲートの近くに障害者専用駐車場が設置されています。

車椅子利用者の方が大阪万博を快適に楽しむためのバリアフリー設備の一つです。障害者割引チケット購入時に日時指定で予約が可能ですが、チケット購入時に気づかず、当日の予約ができなかったケースもあります。

タクシーでのアクセス場合は、降車場所に注意しましょう。

東ゲートの障害者専用駐車場前に、障害者専用のタクシー乗降場があります。ここまでのアクセスには3回の検問があり、その都度障害者手帳と割引チケットの提示が必要です。
西ゲートには一般のタクシー乗降場があるため、こちらを利用する選択肢もあります。

乗車場所はタクシーの乗車は西ゲート出口付近で可能です。東ゲートにはタクシー乗り場がないため、注意が必要です。距離がある場合は、案内スタッフに確認することをお勧めします。

8-3.パビリオンでの障害者対応

予約不要のパビリオンも多数ありますが、どこも長蛇の列となっています。しかし、約半数のパビリオンで車椅子利用者の優先入場を受け付けており、2日間で20件ほどのパビリオンを見学することができました。

優先入場対応状況
対応あり: 多くのパビリオンで実施
対応なし: アメリカ館、日本館、住友館、パナソニック館など

時間帯のコツ: 午後7時頃になると、予約が必要なパビリオンも10分程度で入場できる場合があります。

8-4.飲食・休憩・安全対策

飲食について
各国パビリオンのレストランは長蛇の列となり、利用が困難な状況です。簡単な食料や飲料水の持参をお勧めします。
フードコートは時間制(500円/席)となっていますが、混雑回避のためか空席が目立つ状況でした。

休憩場所
場内にベンチは設置されていますが、数が限られているため、家族での利用には不足を感じる場合があります。

天候対策
雨天時の雨宿り場所は大屋根リング下に限られるため、雨対策が必要です。
また、屋根がないエリアが多いため、熱中症対策も重要です。

多目的トイレの状況
多目的トイレは会場内に点在していますが、健常者の方も利用されるため、待ち時間が発生する場合があります。施設内の多目的トイレの方が比較的空いている傾向があります。
来場者数が想定の20万人に達した場合の対応について、不安を感じる部分もありました。

大屋根リングの体験
大屋根リングには複数のエレベーターが設置されており、足の不自由な方も利用可能です。1周約2キロメートルのコースを40分程度で回ることができますが、休憩場所がないため、体力に応じた利用をお勧めします。


8-5.お土産購入のアドバイス

人気商品(ミャクミャクグッズなど)は夕方には売り切れる場合があります。入場と同時にゲート前のオフィシャルショップで購入することをお勧めします。

大きな荷物の持ち込みができないため、大阪市内のオフィシャルショップでの購入も選択肢の一つです。

コモン(小国パビリオン)では、現地の手作りお土産を購入でき、思い出に残る品を見つけることができます。

大阪万博のバリアフリー対応は全体的に充実しており、車椅子利用者や障害者の方も安心して楽しめる環境が整備されています。ただし、非常に多くの来場者があるため、飲食、トイレ、休憩すべてにおいて時間的な余裕を持った計画が重要です。

9.1970年大阪万博に行った障害者の体験談

イラストで博覧会の展示風景

1970年当時の大阪万博はまだバリアフリーという言葉や考え方がなく、車椅子利用者や視覚障害者の移動が困難でした。身体障害者センターはこの時、慈善団体ライオンズクラブによって建てられました。

参照:みんなで大阪万博へ行こう 身体障害者センターを建設|ライオン誌ウェブマガジン

その後のドバイ万博では「最もバリアフリーな万博」と高評価。視覚障害者からの感想で「スタッフが親切で、音声ガイドが楽しかった」との報告がありました。

10.まとめ

時代とともに進化している万博。1970年の大阪万博では、車椅子や視覚障害者にとってほかの場所への移動が困難でした。今年開催する万博のバリアフリー対応は、前回の万博とは比べ物にならないほど。

高齢者や障害者の9割が「万博へ行きたい」と言っています。経済的な利益より、高齢者や障害者たちの喜びのほうがより価値があることが分かります。

情報は流動的ですので、適宜情報を追いながら、この記事で概要をつかんで万博を楽しんでもらえれば幸いです。

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