ライフハック 自費リハビリとは?退院後のリハビリはどうしたら良い?わかりやすく解説します!

自費リハビリとは?退院後のリハビリはどうしたら良い?わかりやすく解説します!

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今回はリハビリに関する日常生活の記事です。

「医療保険で受けらるリハビリには期間が定められているから、そのあとはどうしたら良いんだろう?」
「担当医はもう大丈夫というけど、できることならもう少しリハビリしたいけどな、、、」

このような悩みを持っていて、特に「自費リハビリ」に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。


1.自費リハビリって何

平たく言うと、医療保険を利用せずに提供されているリハビリのことです。自費リハビリは、医療保険のリハビリに対して国が定めている期間・回数・時間・方法・頻度などの制限や制約がありません。

希望者と綿密に話し合いをして、症状の改善だけでなく、希望者がどのような目標に向かってリハビリをするのかなどを決めながらリハビリを行います。


2.自費リハビリの需要が伸びている背景は?


2-1.国が決めている医療報酬の改定や医療における方針の改定

2025年に65歳以上の高齢者が約3分の1になると言われています。

参照:厚生労働省のデータ

平成28年度の診療報酬改定までは「急性期(より緊急度の高い治療等を行う)医療」に重きをおいており、診療報酬(病院が国からもらえる医療費用を指す)もその分高く設定されていました。

超高齢社会になっていく中、「在宅復帰に力を入れてほしい」「力を入れているところには報酬をしっかりと出す」というようなメッセージも含めて、介護報酬や医療報酬が変わってきています。リハビリや在宅復帰に力を入れている病院にも診療報酬を多く支払おうという流れになっています。

参照:厚生労働省が定めた診療報酬改定基本方針

しかし、国の方針の改定により、病院内でのリハビリ期間が定められてしまいました。この影響で、リハビリを受けたいのに、満足いくリハビリを受けられない人も出てきています。

皮肉なことに、病院としても国から決められた期間内に在宅復帰を目指さないといけなくなってしまったため、在宅復帰後のケアやフォローが薄くなってしまう傾向にあります。

病気や障害が完治せずに退院する場合には、外来や通所リハビリを利用してリハビリを行います。しかし、集団で一緒にリハビリを行うことが多いため、個人の目標やなりたい姿に沿ったリハビリを提供することが難しくなっています。

そのため、個別でしっかりと計画的に、目標に向かってリハビリをしたいという人が増えて、自費リハビリが発展しています。

また、病院で受けることができるリハビリには日常生活動作の回復がメインになっている傾向があるため、他の目的・目標でのリハビリは提供が難しい状況です。機能の改善よりも維持を目指す場合もあり、自費リハビリを使う人が増えています。


2-2.需要と供給がマッチしている

リハビリを受けている人のほとんどは、身体障害者や高齢者となっています。身体障害者と高齢者は年々増加傾向にあります。

(参照:内閣府「障害者白書」

そして、同時に理学療法士・作業療法士が年々増えているため、需要と供給がマッチしていると言えます。


3.自費リハビリの種類

コロナウィルスの拡大やIOT技術の発展を背景にリハビリサービスの提供方法も変わってきています。

・WEB(Zoom等のツール)を活用した遠隔リハビリテーションや遠隔指導
・完全オーダーメード型のリハビリ
・最先端の機械を使ったリハビリ


このように多くのサービスがあるので、一度調べて自分にあった自費リハビリを探すと良いでしょう。

4.メリットとデメリットについて


4-1.メリット

①保険のルールに縛られず、時間、頻度、量、内容の提供が可能です。
②その人の希望に合わせて柔軟に対応ができます。


4-2.デメリット

①都内の自費リハビリは金額が高く、1時間10,000円〜15,000円くらいが相場です。例えば、年金で生活している方などは、受けたくても金銭的に難しいと言えるでしょう。
②医師の指示がないため、リスク管理が課題となっています。既往歴や疾患に対する明確な指示がないので、セラピストが独自に判断する必要があります。家族からの情報が本当に正しいのか確認できない場合もあり、医師会などからも危険視されているのが現状です。


4-3.補足

自費リハビリは需要も高い傾向にあり、都内において比較的多く実施されている一方、地方はなかなか難しいようです。需要がある理由は①の部分を求める人が多いことや、自費リハビリや整体をやるリハビリ職が増えていることなどがあります。

実際に働いているリハビリ従事者の多くの意見として、退院後の患者さんには、訪問リハビリを勧めることが多いそうです。

少し歩ける方は、自宅ではできるリハビリが少ない状況です。平行棒や歩行ロボットのような専門機材を使いたい方が行けるサービスは、ほとんどないそうです。

都心部のように自費リハビリの施設が多くなることで、リハビリの選択肢も増えると言えます。


5.最後に

今回のリハビリに関する日常生活の記事はいかがでしたでしょうか。

リハビリ・自費リハビリについてお話ししてきました。皆さんにとって自費リハビリを受ける上での参考になれば幸いです。

自費リハビリに関して興味を持った方は、施設や病院の担当医に聞いてみることをおすすめします。

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