あなたの勇気ある一歩で自らの環境が変わる-車椅子トラベラー三代達也

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あなたがもし、車椅子生活を余儀なくされた時、世界一周に挑戦しようと思いますか。

自分の為の旅行ではなく、誰かの一歩踏み出す勇気に繋がる旅にしたいと思いますか。

日本には、誰も想像が出来ないような挑戦をした人がいます。

それが三代達也さん。別名、車椅子トラベラー。
車椅子の持ち手にリュックを掛け、膝の上には旅用のバッグ。両手足まひの障害がある三代さんは、単独で国内外を飛び回る「車椅子トラベラー(Wheelchair Traveler)」。9ヶ月かけて世界一周をした経験談は、多くの発見と希望、勇気を与えてくれます。

「旅で出会う誰かの背中を押すことが出来たら、何よりも嬉しい」と前進を止めることはありません。

三代さんは、人との出会いを大切にしています。近年、新型コロナウイルスの影響で、人とのコミニュケーションが希薄になっていると言われています。人との縁を大切にするという考え方は、新型コロナウイルスと共に生きる現代において、忘れてはならないことでしょう。

私たち人間は、多くの可能性を秘めています。その可能性の引き出し方を、三代さんは行動で示してくれているように感じます。

こういった三代さんの姿勢を世の中に伝えたいと考え、今回の記事で取り上げています。

「自分に旅なんて無理」「何かしたいと思っても勇気が出ない」
このように感じているあなたに、当記事を通して勇気や元気を与えられたら嬉しいです。


1.三代達也さんってどんな人?

みよっちの愛称で、多くの人から親しまれている三代さん。

記事を書くにあたり、執筆者が三代さんの周りの方々へ「三代さんは一言で言うとどんな人ですか?」と聞いたところ、みんな一様に「一期一会を大切にする人、周りを笑顔にさせてくれるまっすぐな優しさを持つ人」と答えました。

三代さんは、どのような人生を送ってきたのでしょうか。
さっそく趣味・人生・実績を遡って見てみましょう。

【趣味】
・旅行(主にひとり旅)
・誰かの挑戦をサポートすること(例:今までその人が持っていた世界観の外に連れ出す、その人にとって新しい世界を見せたり素敵な経験をしてもらったりする)
・海外のクラブ・バー巡り
・おじいちゃん・おばあちゃんとの会話

【遍歴】
・1988年11月30日 茨城県日立市出身
・剣道一家に育ち、励んだガソリンスタンドのアルバイトでは、接客の東日本大会で入賞
・バイト帰りにバイク事故で頸椎・頸髄を損傷し、四肢に麻痺が残り車椅子生活に
・車椅子ツインバスケットボールチーム「BLAYS」に参加(現在は卒業)
・勤めていた会社の夏休みを利用し、初めてハワイに一人旅(ここで旅に目覚める)
・誰かの一歩に繋がる旅をしたいと考え、世界一周を決意
・9ヶ月間23カ国42都市以上を回り、世界一周を達成
・旅の経験や生き方を発信し、一歩踏み出すことを諦めていた人に新たな環境や世界を見せることで自発的に動けるように。他の人の挑戦を応援するため、講演活動を開始
・「No Rain, No Rainbow 一度死んだ僕の、車いす世界一周」を執筆
・2021年3月から沖縄へ移住し、新生活をスタート

三代さんの講演を含めた、今までの実績はこちら。(2022年5月13日時点)


【実績】

・SNSの総フォロワーは3万人超え
・Web、ラジオ、テレビ、新聞含め、20以上のメディアに出演
・NPO法人・会社・学校・自治体・商業施設など含めて150以上の講演
・国土交通省観光庁が開催したユニバーサルツーリズムのシンポジウムに参画
・琉球リハビリテーション学院の非常勤講師
・株式会社エイチ・アイ・エス主催講演
・ANA(全日本空輸株式会社)講演
・HISユニバーサルツーリズムデスク スペシャルサポーターに就任
・HISと一緒に車椅子でも旅行しやすいツアー造成の監修(例:車いすで行くハワイ旅行)
・トミー ヒルフィガー アダプティブ オフィシャルサポーターに就任
2022年度新高校一年生向け英語の教科書に車椅子で世界一周のエピソードが掲載
沖縄のラジオ放送局「オキラジ」で毎週水曜日21:00よりパーソナリティーを務める
沖縄のテレビ局-RBC琉球放送「コザの裏側」の準レギュラー(毎週月曜日25:30〜)

このように輝かしい実績を残してきた三代さん。誰もが凄い!と思えるような実績を持った三代さんにも、暗い過去がありました。

2.人生の転機が訪れる

三代さんを、絶望の淵から救ってくれた人がいます。
静岡のリハビリ施設で出会った、人生の師匠と言える人だそうです。

その人から、三代さんは何を学んだのでしょうか。

バイク事故で頸椎を損傷し、四肢に麻痺が残った三代さん。リハビリのため、静岡県伊東市の施設へ移りましたが、生きる希望を失って、何もする気になれない日々を過ごしていました。

そんなある日、同じ障害がある親世代の男性に「お前、甘ったれてるな」と声をかけられたそうです。この言葉がきっかけで、無気力で、なんとなく不安を抱えながら過ごしていた毎日が、一変します。そして、三代さんはこの男性のことを師匠と呼ぶようになりました。

師匠は、三代さんに大きなミッションを与えました。
・静岡のリハビリ施設から実家のある茨城へ電車で帰省
・師匠としては「三代さんならもっと出来ることはある!」と考え、東京で1人暮らし

このミッションを、多くの仲間たちの知識・知恵を借りつつ乗り越えていきます。

師匠の支えとアドバイスをもとに行動することで出会ってきた仲間たちの存在と、苦難を乗り越えたことで得た自信と覚悟のおかげで、ハワイへの一人旅に挑戦することができたそうです。そして、このハワイへの一人旅を出発点に、世界一周の旅を開始しました。

※当時の三代さんと師匠の写真

こうして、海外の文化・優しさに触れつつ、車椅子トラベラーとして生まれ変わりました。

三代さんが師匠から学んだのは、「挑戦すること、行動することの大切さ」だそうです。

誰もが挑戦・行動をするときは、失敗・不安・周りからの嘲笑など、多くのものと戦うでしょう。しかし、たとえ失敗したとしても、その行動が誰かにとっての財産・勇気にもなりえると思います。

師匠の助言からは、「挑戦と行動でしか自分で自分の未来を変えることは出来ない。未来が変わった後には、人に影響を与える経験という財産になる」というメッセージが感じられます。

師匠との出会いで、三代さんには希望の光がさすように明るい未来が見えるようになりました。それに加えて、三代さんの想い・行動・覚悟があったからこそ、今があると言えるでしょう。


3.紡いできた人・優しさ・心〜1人の人生を変える〜

SNSでは、人と本当の意味では繋がれないと言われています。

しかし、三代さんは、SNSの繋がりから1人の人生を変えました。

とある女性から、世界一周の前にSNSでメッセージを頂いたことから始まります。
その女性は、事故で怪我をしたことにより、車椅子生活を余儀なくされました。

「私は、宮城に住んでいる車椅子ユーザーの主婦です。数年前に事故に遭ってから、もう何年も引きこもり生活を続けています。私には車椅子の友人がまだいないので、もしよろしければ、車椅子ユーザーの初めての友達になってもらえませんか」

三代さんは「もちろん、よろしくお願いします」と即答しました。
それから、宮城に住む車椅子ユーザーの主婦の方は、三代さんをSNSで応援し続けました。

SNSを通したネットだけの繋がりから、心と心の繋がりになり、友達となったのです。
そして、奇跡が起きます。

世界一周の旅が終わり、東京で行われたHIS主催の講演会に、何年も引きこもっていた車椅子ユーザーの主婦の方が来ていたのです。

彼女は講演会の内容を聞きつけ、1人で新幹線に乗り、知り合いが誰もいない三代さんの講演会に参加しました。

さらに、これだけでは終わりません。

三代さんが彼女に大事なことを伝えたおかげで、彼女は大きく変わりました。
「誰かに任せっきりにせず、自ら行動することの大切さ」です。

三代さんの講演会と一般社団法人WheeLogの集まりを兼ねた会があった時のことです。
彼女は、三代さんに「織田友理子さんを紹介して欲しい」とお願いしました。それに対し三代さんは、「(勇気を出して)自分から声をかけてみたら?」と優しく背中を押しました。

三代さんの一言に勇気をもらい、彼女は1人で織田さんの元へ行き、この経験をきっかけに「自分から声をかけることを始めとした自発的な行動」ができるようになったそうです。

三代さんに出会うまでの彼女は引きこもっていて、自らの子供に「知らない人と友達になるなんて信じられない」と言っていたほどでした。SNSによる繋がりが、そんな考えを持った人を変えたのです。

彼女は、「あの時の出会いがなければ、あのまま引きこもりが続いていたと思う。達ちゃん(三代さん)に出会って、勇気という鍵をもらって、扉を開けたらその階段の先には友理ちゃん(織田友理子さん)がいて、ずーっと今も人との縁を大事にしながら階段を上り続けているよ」と言います。

三代さんとのSNSを通した出会いをきっかけに、人との縁や自ら行動することを大切にしていて、自身が参加する講演会では必ず三代さんの話をしているそうです。

ぜひ、三代さんのInstagramFacebookをご覧ください。彼の周りには笑顔が溢れています。彼と出会い、繋がる人達は「ただの繋がり」を超えます。三代さんは、人の優しさ・心を繋ぎ続けます。


4.沖縄に住み続ける理由

沖縄の人々には「心のバリアフリー」が根付いていると言われています。では、その心のバリアフリーの元になるものは何なのか、沖縄に行ったことがある人ならわかると思います。

それは、「ゆいまーる」です。ゆいまーるを一言で表すならば「助け合い」です。

沖縄の人は、誰かが困っていると、「車椅子押しましょうね〜?」「どうしたの?」「何か出来ることある?」と声をかけてくれるそうです。

「お金は出せないかもしれないけれど、あなたのことを助けたい」
「私にできることがあれば何か手伝うよ」

沖縄に根付くというこういった考え方は、まさに心のバリアフリーで、ユニバーサルデザイン的な考え方ですよね。三代さんは、このような沖縄のゆいまーる精神から、数々の温かみを感じているそうです。

また、この沖縄の文化が、世界一周旅行やハワイでの体験につながる部分もあるようです。

「あまりにも心地良すぎる。この人たちと一緒なら、バリアフリーの環境が整っていなくても人の力で超えられる」

そう思わせてくれるのが、沖縄の魅力だと三代さんは言っています。


5.“誰かの為に生きる”

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

あなたは、「三代さんだから出来るんだ」と思っていませんか。

記事を書いている私は、こう思います。

三代さんが師匠に言われた痛烈なあの言葉を無視していたら、今の三代さんはいるのでしょうか。三代さんは、自分と周りの環境は「行動」でしか変えられないということを、教えてくれているのでしょう。

三代さんは旅・出会いを通して、自分の経験や生き方を発信し、一歩踏み出すことを諦めていた人たちの背中を押すために、今日も活動をしています。
そんな車椅子トラベラー三代さんは、あなたの街にも来るかもしれません。

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