2022年9月1日から開始したバリアフリー基金のステッカーが完成しました。ステッカーは2種類制作予定で、今回はそのうちの1つについてお話しします。
バリアフリー基金について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
1.バリアフリー基金ステッカーに込めた想い
バリアフリー基金では、一般社団法人Ayumiが目指す社会などに賛同し導入してくださった店舗様に、バリアフリー基金メニューの開発や募金箱の設置を行っていただきます。来店者がメニューを購入した場合、売上の一部が一般社団法人Ayumiに寄附されるような形です。
「来店者様にも賛同いただいたお礼に何かできないか」とサンテール渋谷を始めとしたバリアフリー基金導入店舗の皆様から意見をもらいました。
そうした意見を集約してできたのが、バリアフリー基金ステッカーです。バリアフリー基金に賛同してくださった来店者様に、このステッカーを通して「バリアフリーな社会へ向けた活動に貢献してくれてありがとう!」というメッセージが伝わると嬉しいです。
また、ステッカーを制作する上で、避けないといけないことがありました。
・もらっても嬉しくないから、ゴミになってしまう
・どこにも貼られない
・ステッカー配布の意図が伝わらない
せっかくステッカーをもらったのに、ありがた迷惑になってしまうのは良くないので、そのようなデザインにならないように気を配りました。
2.ステッカーのこだわり
一般社団法人Ayumiでは、障害者のみならず、健常者と呼ばれる人達も何かしらのバリア(障害)があると考えています。そう考えた時、分かりやすく車椅子という形で表すのではなく、「支え合い」「助け合い」「歩み寄り」を別の形で表現しようと考えました。
チューリップには「思いやり」という花言葉があります。バリアフリーをデザインで表現するとなった時に、このデザインであれば優しさや思いやりをイメージできると考えました。
また、1人だけでできることは無いと考え、手を取り合うデザインにしています。
色合いは優しく馴染みやすい色にしています。手の色については、キッパリ色を変えてしまうよりも、柔らかさが感じられるようグラデーションを採用しました。
加えて、色が表す意味にもこだわって制作しています。
・支え合い→緑
・優しさ→ピンク
・感謝→オレンジ
・希望→黄色
このステッカーは5cm×5cmで用意する予定です。スマートフォンの裏に入れられるステッカーサイズだと、多くの人にとって使える場所が増えるのではと考え、このサイズで発注しました。
バリアフリー基金ステッカーが優しさの輪を広げるコンテンツになったら嬉しい限りです。
3.配布される場所について
配布される場所は、バリアフリー基金を導入してくださっている、サンテール渋谷や割烹をざわとなります。バリアフリー基金メニューなどを購入してくださった方に配布していますので、気になる方は是非ご来店ください。
今後バリアフリー基金の導入店舗が増えれば増えるほど優しさの輪が広がり、ステッカーも多くの方々へ届けていけたらと思います。
※注意:2022年11月初旬または中旬から配布準備を開始していきます。
4.最後に
バリアフリー基金ステッカーは、障害当事者デザイナーやサンテール渋谷マネージャーの飯田様、一般社団法人Ayumiの障害当事者メンバーと議論を重ねながら想いを込めて作ってきました。
私たちの考えが広がり、より一層素敵な社会になることを祈っています。今後もバリアフリー基金並びに一般社団法人Ayumiをよろしくお願いいたします。