バリアフリー基金を創設しました。

バリアフリー基金のアイキャッチ

障害者と共にバリアフリーの調査・審査・認証をする一般社団法人Ayumiは、「バリアフリー環境をみんなで一緒に整えよう!」をコンセプトに、バリアフリー基金を創設しました。バリアフリー基金は2022年9月1日から開始します。

バリアフリーという言葉を知らない人も、この基金をきっかけに、バリアフリーな社会になることの素晴らしさを知っていただければ幸いです。

1.バリアフリー基金創設の背景

1-1.寄附金活動における課題

現代の日本では、SDGs・サステナブル・社会貢献という言葉が深く浸透してきていますが、実行に移せている人はどれくらいいるのでしょうか。

社会貢献活動としてわかりやすい事例が「寄附活動」です。日本では、社会課題の解決に向けて活動をしている団体へ直接寄附活動をするとなると、ハードルが高くなってしまっているという声を多く聞きます。

実際に、日本では約半分以上の人が寄附活動を行っていません。日本では未だ寄附活動が根付いてないということが言えます。

寄付を行った人は45.4%、行っていない人は54.6%というアンケート結果

参照:「日本人の善意の資金の流れを明らかにするために」日本ファンドレイシング協会

1-2.店舗のバリアフリー化における課題

私たちはバリアフリー認証事業を展開しており、バリアフリー認証の導入やバリアフリー対策を検討いただいている店舗から以下のような声をもらっていました。

「バリアフリーにしたい気持ちもあるし、重要性も理解しています。ただ、新型コロナウイルスの影響が大きくて、売上が減少している中でバリアフリー対策は難しい」

「店舗の改築を検討するのは難しい。でもAyumiのビジョンや考えには共感しています。私たちでも何かできることがあれば、お手伝いさせてください」

このように店舗のバリアフリー化は検討しているが金銭面で難しいという課題があり、バリアフリー基金を通してこれらを解決していきます。

1-3.楽しみながら社会貢献ができる環境を作りたい

私たちはもっと気軽に、日常的に立ち寄れる場所で、楽しみながら寄附金活動を行えると良いのではないかと考えています。

10回「募金してください」と呼びかけるよりも、実際に自分が「バリアフリーな社会を創ってほしくて募金をした」という事実は、その後の障害者達との関わり方にとても大きく影響するでしょう。

また、よりカジュアルに寄附活動を行い、ハードルを下げることで、お店以外の場所でも募金しようという気持ちになる可能性があります。

そこで、「バリアフリーな環境にしたいけどできない。でも、できることから、小さなことからでもまずは何か取り組みたい」という意見をくださる店舗様と共に、カジュアルな寄附活動を広げたいと考え、生まれたのがバリアフリー基金です。

バリアフリー基金には「自分たちが楽しみながらできる、持続的な寄附金活動」というコンセプトがあります。誰かの一方的な負担ではなく、みんなで一緒に歩み寄りながら、物理・心・認識におけるバリアフリーな社会の実現を目指していきます。

2.バリアフリー基金とは?

バリアフリー基金では、賛同する企業や店舗と一緒にバリアフリー基金特別メニュー等を考え、メニューの売上の一部を一般社団法人Ayumiに寄附していただきます。

寄附金の利用目的は、雇用や契約をしている障害者の賃金の向上や雇用創出、バリアフリーな社会の実現に向けたAyumiの活動資金です。

基金活動におけるレポート作成・情報開示に向けたWEBサイトページ作成・賛同企業や店舗の記事作成・基金活動開始までのサポート・年1回の基金活動報告書等の多くの仕事があり、障害者雇用の創出と賃金向上に繋げていきます。

また、バリアフリー認証を受けられない店舗も、物理的・金額的にすぐにバリアフリー対策ができない店舗も、バリアフリー基金活動に賛同いただくことで「バリアフリー応援店舗」としての活動が可能です。

加えて、基金への賛同企業や店舗、来店者が増えることで、3つのインパクトを生み出していきたいと考えています。

1.障害者の雇用創出と促進が可能に
2.バリアフリーな社会の実現に向けた活動が促進される
3.寄附を通じた社会貢献活動が日常のスタンダードとなる



障害の有無における人生の選択肢の差を、バリアフリー基金を通して解決していきます。

3.どのような社会を目指すのか?

私たちのメイン事業であるバリアフリー認証だけでなく、バリアフリー基金創設により、私たちが目指すビジョン達成や世界観に近づくのではないかと感じています。

「バリアフリー対策を頑張りたいけど厳しい。バリアフリー認証を受けることはできないけどAyumiを応援したい」という店舗でも、バリアフリー基金に賛同いただければ、障害者をはじめとしたバリアフリーを必要としている人たちへの後方支援に繋がっていきます。

そして、社会貢献活動に関心がなかった人も、興味関心はあるけど行動に移していなかった人も、気軽に社会貢献をすることで他の社会課題等にも目を向けるきっかけになるでしょう。

これこそが、私たちが目指す歩み寄りの社会です。

4.賛同店舗からのコメント

4-1.avan渋谷から

まだまだ社会としての障害(バリア)が多いと日々感じています。バリアフリー基金を通して、より良い社会となるように一緒に協力したいという気持ちがあり、導入に至りました。

バリアがひとつでも無くなってほしいと思うばかりです。自分たちで考えて行動することも大事ですが、必要としている当事者が最善で求めていることに耳を傾け、それにあった貢献ができればと思います。

「一人一人が歩み寄り、助け合う環境」というのはとても良いことなので、1人でも多くの人が同じ気持ちで取り組み、バリアフリーな社会を必要としている方へバリアが解消できればと思います。

そして、バリアフリー基金がムーブメントとして一過性ではなく、文化になることを期待しています。

店舗名:avan渋谷(& avan)
所在地:東京都渋谷区神泉町1−20 松濤ビル 1F
店舗URL:https://www.santale-shibuya.com/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/SHwtsXeB57sFyir77
Instagram:https://www.instagram.com/santale_shibuya/
電話番号:03-6416-1856

4-2.をざわから

バリアフリー認証だけでなく、バリアフリー基金に対する考え方にも共感することが多く導入にいたりました。

バリアフリー化をする上で費用を一方的に負担をするのは店舗側で、その店舗がバリアフリー化に対する正しい知識がないのです。例えば段差解消器が数十万円かかるものだと思っていることもあります。

バリアフリー基金を通じて、障害者雇用の創出と賃金の向上だけでなく、お店や来店者がバリアフリーという言葉を通じた社会課題を知ることができます。

普段の生活にかかせない食事を通じてカジュアルに社会貢献活動ができるという点も良いと思いました。この活動が今後も続くように祈るばかりです。

店舗名:をざわ
所在地:千葉県千葉市中央区中央1丁目1−12
店舗URL:https://www.kabayaki.co.jp/
Googleマップ:https://goo.gl/maps/2BdQQDzmPpuHjCuz8
電話番号:043-224-1305

5.最後に

一般社団法人Ayumiのバリアフリー基金創設に関する想いやどういった社会を目指していきたいのかを説明させていただきました。

私たちが行うバリアフリー認証にもご興味をお持ちいただけた方は、サービス紹介ページをご覧ください。

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