おすすめ記事 障害の有無に限らずおしゃれを楽しみたい!みんなが着やすいファッションブランド7選!

障害の有無に限らずおしゃれを楽しみたい!みんなが着やすいファッションブランド7選!

ファッションアイテムのイラスト

障害や体型のために、着たい服を諦めたことや、着づらさを感じながら着ていることはありませんか?

今回は、障害の有無に限らずみんなが着やすいファッションブランドを7つ紹介します!

障害者だけでなく、友だちや家族とおそろいを楽しみたい方にもオススメの記事です。

1.障害者がファッションを選ぶときに意識していることとは?

1位「価格」(82.9%)、2位「デザイン」(65.8%)、5位「着脱のしやすさ」(29.7%)。

これは、障害者のファッションに関する課題についての調査で「購入する際の選ぶ基準」を尋ねた結果です。

調査は2022年に、障害者の総合就職・転職サービスを運営する株式会社ゼネラルパートナーズの調査・研究機関である「障がい者総合研究所」と、SOLIT株式会社の協働で行われました。

参照:『障害者のファッションにおけるお困りごとに関する調査』|障がい者総合研究所・SOLIT株式会社

この結果からは、着やすさだけでなく、それ以上にデザインが重視されていることがわかります。

自分の好みのファッションは、日々の生活を彩る要素の一つです。この機会に、自分にぴったりのファッションブランドを探してみませんか?

2.着やすさとデザインを兼ね合わせたファッションブランドを紹介!

2-1.ユナイテッドアローズが手掛ける「UNITED CREATIONS」

白い服を着た子どもと家族
※イメージ画像

最初に紹介するのは、ひとりを起点に、新しいファッションを作る「UNITED CREATIONS 041 with UNITED ARROWS LTD.」です。

株式会社ユナイテッドアローズと、「WE」の力で社会課題と向き合うソーシャルユニット「Social WEnnovators」のコラボレーションにより誕生しました。

車いすユーザーのレインコートの悩みから生まれた、撥水素材を用いた晴雨兼用の「後ろが外せる2wayコート」や、よだれなどをキャッチする実用性とおしゃれな見た目を両立した「スタイにもなるエプロンドレス」などを展開。

障害者やその家族の一人の悩みを解決しながら、すべての人が「着たい」と思える服をECサイトで販売しています。

参照:UNITED CREATIONS 041 with UNITED ARROWS LTD.|株式会社ユナイテッドアローズ


2-2.1,600通りの組み合わせからセミオーダーのファッションが作れる「SOLIT!」

2つ目は、多様な人・自然・動物もどれも取り残さない「オール・インクルーシブ」な社会の実現を目指す「SOLIT!」です。

好みや身体の特徴にあわせて部位ごとにサイズや仕様をカスタマイズできるため、組み合わせはなんと1,600通り以上

片手でもつけ外しが簡単なマグネットボタンの「Thought Shirts」や、座った時のシルエットが美しい「Dawn Pants」などを販売。

店舗を持たない「SOLIT!」ですが、自分に合ったアイテムを選べるように「オンラインでサイジング」できる機能や、「LINEで相談」できるサービスもあります。

実際に着てみたい方は、アイテムを展示している場所「SOLIT STAND」や、アイテムを自宅に郵送してくれる「おうちでSOLIT!」を活用して、試着をしてみてください!

参照:株式会社SOLIT


2-3.1400店舗を展開するファッション専門店が作った「Play fashion! for ALL」

ハンガーにかかったカラフルなファッションアイテム
※イメージ画像

3つ目は「スタンダードを、変えていこう、広げていこう」というコンセプトの「Play fashion! for ALL」です。

国内外で約1,400店舗を展開している、株式会社アダストリアの社内事業提案プロジェクトから始まりました。

機能的でおしゃれな「わたしに寄り添う入院パジャマセット」や車いすユーザーの悩みを解消した「車いすユーザーのこだわりカジュアル」、低身長などの悩みを持つ人もぴったりサイズで着られる「低身長さんのカジュアルセットアップ」を製作。

公式WEBサイト「.st」の特設ページで、障害や病気のある方にも着やすい服の紹介もしています。

また、アダストリアグループの特例子会社「株式会社アダストリア・ゼネラルサポート」が、アパレルに関わる仕事で必要な知識やスキルを身につけるための就労移行支援事業所「アグスキャリア福岡はかた」を2023年4月に開所予定です。

参照:Play Fahion! for all 特設サイト|株式会社アダストリア


2-4.リハビリ現場の声から生まれた「OHK」

4つ目は、着やすさで感動を届ける、片手で着られるユニバーサルファッション「OHK」

理学療法士発案の介護服で、片手でも開け閉めしやすい「舟形ボタン」や、片手でもズボンを上げられる紐など、着やすさの工夫にこだわると同時に、カラーや柄も豊富に取り揃え、機能性とファッション性のどちらも叶えています。

片手で簡単に脱ぎ着できるので、肩が上がりづらい方や子育て中の方など、誰にとっても着やすい服です。自宅でゆっくり試着することもできます。

また、「OHK」を手がける株式會社ホリデー商店は、就労継続支援B型事業所「特定非営利活動法人ホリデーパレード」の運営もしています。

参照:OHK|株式會社ホリデー商店


2-5.2年連続グッドデザイン賞を受賞「carewill®︎」

白いアームスリングをつけた人形

5つ目は「着たい、選びたい、着て人と会いたい」という意思を第一に尊重した服作りを目指す、ケア衣料®︎の専門ブランド「carewill®︎」です。

「服の不自由を解決する」というビジョンのもと、着用する当事者と共に、介護・リハビリ・医療の従事者やデザイナー、服の作り手が協働し、ケアを必要とする人々の人生に永く寄り添う服を創っています。

代表アイテムは「アームスリングケープ」(2021年度グッドデザイン賞受賞)。

三角巾状のアームスリングとケープが一体化したケア衣料®︎で、服の生地全体で腕を支えるため、三角巾で起こりがちな首筋や肩の痛みが生じません。どんな服にも合うデザインで、授乳や宗教上の理由で肌の露出を防ぐために使う方もいるそうです。

他にも、洗濯用ネットと脱衣かごが一体化した「洗濯ネットバッグ」(2022年度グッドデザイン賞受賞)なども販売しています。洗濯をもっと楽にしたい!という方にもオススメのアイテムです。

参照:株式会社ケアウィル


2-6.下肢装具ユーザーが作る靴のセレクトショップ「Manaʼolana」

色々な女性用の靴
※イメージ画像

6つ目は、下肢装具を着けていてもおしゃれに履ける靴を扱う「Manaʼolana」

下肢装具を使う当事者が、誰にとっても「選択肢のある日常」が当たり前になる世界を創りたいとスタートしたブランドです。女性向けのパンプスから始まり、男性向けのビジネスシューズなども手がけています。

下肢に障害があると、履ける靴が限られるという悩みを抱えることが多いです。

「Manaʼolana」は、そんな下肢装具ユーザー・義足・車いすユーザーの悩みに応え、脱ぎ履きのしやすさと安定感はもちろん、フォーマルなデザインを兼ね備えた靴を開発・販売しています。

実店舗はありませんが、個別カウンセリング付きオンライン販売を行っており、自宅で試着しながら専任スタッフに相談することが可能です。

定期試着販売会も開催されていますので、対面で試したい方は、ManaʼolanaのHPから開催予定をご確認ください。

参照:Manaʼolana オンラインショップ|株式会社LUYL


2-7.服のお直しサービス「キヤスク」

最後は、身体の不自由に合わせて既製品を着やすくお直しする「キヤスク」です。

「自分の子のために独学で習得した服のお直し技術を、同様に困っている人に提供したい」という肢体不自由児の母親たちを全国から組織することで実現しました。

依頼から服の受け取りまですべてオンラインで完結し、1回で10点まで注文できます。

Ayumiでは以前、「キヤスク」を運営する株式会社コワードローブの代表の前田哲平さんにインタビューさせていただきました。なぜ「既製服のお直し」に着目したのか、ぜひ、ご覧ください。

現在、有志の企業や行政などと共に、学生服の不自由の解決に取り組むプロジェクト「青春のキヤスク」にも取り組んでいます。

「キヤスク」の詳しいサービス内容は、こちら

参照:キヤスク|株式会社コワードローブ


3.最後に

「インクルーシブ・デザイン」というデザイン手法があります。障害者をはじめとする、従来のデザインプロセスから除外されてきた人々を巻き込み、企画・開発の段階から一緒に作り上げていくデザインのことです。

今回紹介したファッションブランドは、どれも当事者と共に作り上げられていました。気になるブランドはありましたか?

この記事が、あなたがお気に入りのファッションと出会うきっかけになれば嬉しいです。

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