車椅子利用者の方は、こんなことで悩んだことはありませんか。
「車椅子用の使いやすいバッグはないかな」
「みんなはどんなバッグに収納しているのかな」
「市販のバッグを使っても大丈夫なのかな」
今回は、こんな悩みや不安を抱える車椅子利用者の方におすすめの、バリアフリーなバッグを紹介します。
目次
1.車椅子利用者は収納に困っている?
車椅子利用者は、買い物や旅行などで荷物を運ぶときに、膝の上に荷物を乗せざるを得ないことが多いと思います。その際、膝への負担がかかるとともに、荷物で視野が狭くなり、思いがけない事故につながる可能性が高くなります。
そこで、車椅子のひじ掛けを活用したり、市販のリュックや大きめのショルダーバッグなどを座席の後ろ側に付けたりして、荷物を収納して運ぶ方もいらっしゃるようです。
下記の動画では、車椅子ユーザーのYouTuberみゅうさんが普段使用しているバッグの紹介や、持ち歩いているものの紹介、買い物の際に考えていることなどをお話ししています。
2.車椅子利用者におすすめのバッグを3つ紹介!
車椅子利用者が荷物を収納して運ぶための工夫は、人によってさまざまありますが、なかには「車椅子用のカバンでないと不安」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのようにお考えの方向けに、車椅子専用のバリアフリーなバッグがありますので、続けてご紹介していきます。
2-1.車椅子利用者が開発したショルダーバッグ「apt(アプト)」
apt(アプト)のショルダーバッグには、筋ジストロフィー患者でシンガーの小澤綾子さんが開発に携わっています。見た目も可愛く、美しく、そして機能性も高いことが特徴のバッグです。
また、車椅子利用者の女性を中心としたCo-Co Life 女子部さんも、こちらのショルダーバッグ作りに携わっています。
【aptのショルダーバッグの機能について】
・表面にスウェード生地が使用されているため強撥水加工
・裏面には革の表情をしたビニールレザーが使用されていて防水力も抜群
・高級家具等にも使用されるマイクロファイバースウェード素材を採用
・手触りは抜群に柔らかく、表面が起毛しているため一般の生地よりも滑りにくい
・バッグの手元でショルダーベルトの伸縮が可能
車椅子専用のバリアフリーバッグをお探しの方は、下記の販売ページをご参照ください。
参照:アプト ショルダーバッグ Sサイズ ベージュ|UnIMode-store
2-2.車椅子の下を活用!ピローレーシング「ドレンバッグ」
「ピローレーシング」というブランド名に見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。ピローレーシングは、車椅子専用のレインコートを開発したブランドです。
こちらのバリアフリーバッグ「ドレンバッグ」は性別にかかわらず使用できるように5色で展開しています。
車椅子利用者が開発から製作まで携わっているため、車椅子利用者にとっては「こんな機能があるバッグが欲しかった」という希望に応えてくれている商品なのではないでしょうか。
【ドレンバッグの機能について】
・バルーンバッグ(採尿バッグ)に最適
・座面とバッグ部分が取り外し可能
・見た目がスマート
・5色のカラー展開で自分好みのものが選べる
商品が気になる方は、下記リンクから購入が出来ます。
参照:車いす用バッグ(採尿バッグ / バルーンバッグ / ドレンバッグ)|株式会社アトリエロングハウス
途中で紹介した、車椅子専用のバリアフリーレインコートも気になる方は、下記の記事で紹介しています。
参照:外出時の雨対策で持っておきたいバリアフリーなレインコートとポンチョ
2-3.車椅子にキャリーバッグ?Speedo「ウィーラーバッグ」
Speedoが開発した、車椅子利用者向けキャリーバッグである「ウィーラーバッグ」は、車椅子の背面部分にストレスなくバッグを装着できるようになっています。
また、一般的な車椅子のサイズに合わせて作られているため、ホイール部分に接触することなく、快適に過ごすことができます。
さらに、車椅子の操作の妨げにならないように360度回転する四輪ウィーラーを採用するなど、車椅子利用者にとって、あらゆる面で優しく使いやすい設計になっている点が大きな特徴です。
ウィラーバッグについての詳しい説明は、下記記事をご覧ください。
参照:バリアフリーなキャリーバッグ「ウィーラーバッグ」とは?
下記の動画では、ウィーラーバッグの詳しい機能説明や、車椅子利用者が実際に使用している様子を見ることができます。
ウィーラーバッグは、下記リンクから購入できます。
参照:ウィルチェア ウィーラーバッグ|GOLDWIN WEB STORE
3.バッグとセットで使える収納術
バッグやリュックを中心に使うのと同時に、防犯対策としてエコバッグやショルダーバッグ、トートバッグを自分の膝の上に乗せて移動をしている人もいます。
大切な貴重品などは、視界に入らない背後のバッグではなく、肩からかけたショルダーバッグなどに収納することで、防犯面も安心です。それだけでなく、コンビニや電車、飲食店等での会計の時に財布やスマホをスムーズに取り出すことも可能になります。
病院や介護施設にあるノーマルタイプの車椅子でない場合は、車椅子の座る部分の下にネットをつけることもできます。
ネットを設置していれば、下肢の冷え対策でブランケットを掛けていても、横から手を伸ばすだけで取れるので便利です。
反対に、ノーマルタイプの車椅子は車椅子自体に重さがあるため、自走式の車椅子に比べて荷物を多く入れた状態のバッグでも転倒のリスクは少なくなります。ただし、転倒をしないかのチェックは必須です。
4.最後に
今回のバリアフリーバッグに関するライフハック記事はいかがでしたでしょうか。普段使うバッグやリュックはそれぞれの好みや機能性等を重視した上で慎重に選びたいですよね。
また、Ayumiでは、ライフハックに関する様々な記事を公開しています。ご興味のある方は下記リンクを参照してください。
参照:参照:ライフハック記事