今回は車椅子利用者の自動車に関するバリアフリーな商品紹介の記事です。
車いすの積み込みや運転のしやすさを考えた自操車「Self-empowerment Driving Vehicle」
あなたはこちらの自動車を知っていましたか。
今回の記事を通して少しでも興味が湧いたらサイトを確認してみて、自分の症状や状態と照らし合わせて検討してみてください。
1.足に障害を負った社長が創り出した車
既にご存知の方もいらっしゃると思いますが、マツダの社長だった松田恒次社長が足に障害を負っていました。全ての障害者に走る歓びを知ってもらいたい。クルマを乗る幸せを多くの人に提供したい。
そう考えて手動運転装置を開発し、世の中に送り出したそうです。
この松田恒次社長の熱い思いを継承し、最新技術を駆使して開発したのが『MX-30 EV』。これをベースにした自操式車両が「Self-empowerment Driving Vehicle」です。
自分の力で、自由に移動したいと考えている方。
下肢に障害を持って足を使っての運転は難しいけど手動でなら運転が出来る方。
そんな方には一度は見て欲しい車です。
2.「Self-empowerment Driving Vehicle」とは
この自操車は運転だけでなく、車への移乗や車いすの積み込みのしやすさにきめ細やかな設計がされています。
また、観音開きのフリースタイルドアを採用しています。Bピラーがなく、大きく開くため車椅子利用者にとっては嬉しい機能です。
家族がいる車椅子利用者にオススメな理由が、チャイルドシートを取り付けるのが可能ということです。
健常者と障害者が、簡単に運転する機能を切り替えられるクルマは世界初とのことです。
それだけ松田社長のバリアフリーな自操車への想いが強く清い証拠ですね。
3.実際の機能性は?
ドライバーズシートに乗り込むのは、難しいという方もいるのではないでしょうか。
この車は、シート横にワンアクションで出し入れできるアクセスボードが追加されています。そして、手をつく位置やお尻を乗せる場所があるため、乗降時の足入れ性は大きく向上しています。
ドアの開閉と連動して、アクセスボードが自動的に収納できる機能が加われば、さらに使い勝手はよくなると思うので今後に期待ですね。
フリースタイルドアのメリットを活かして、車椅子を後席に載せるのもラク!という意見が多いようです。
同じような観音開きドアを採用するロンドンタクシーほど収納スペースは広くないです。インストルメントパネルやフロントドアに設けられたスイッチで、後席ドアを自動開閉させられるのは便利という言葉に尽きますね。
意のままにクルマの向きを変えられること。
これがこの車が購入され、好かれる理由の一つのようです。
「Self-empowerment Driving Vehicle」の実際の写真はこちら。
今回の車椅子利用者の自動車に関するバリアフリーな商品紹介はいかがでしたでしょうか。あなたの生活がより良くなるようにAyumiは今後も発信していきます。
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