この度、Ayumiでは新たにバリアフリー情報サイトの紹介を行います。
バリアフリー情報サイトはたくさんあるものの、皆さんにとって必要な情報サイトが見つけづらいという現状があるでしょう。
そして「必要としている方に必要な情報を届けたい」という想いから、今回の企画に至りました。ぜひ参考にしてみてください。
目次
1.特別企画スタート!情報があれば、どこへだって行ける
皆さんは初めて訪れる場所について、どんなことを調べますか?
障害当事者や車椅子ユーザーにとって、バリアフリー情報は外出時に必要でしょう。筆者も友人と遊びに行く際は、飲食店の段差がないかなど念入りにチェックした上で出発します。
今回の記事では、そのようなときに見ておきたい全国向けのバリアフリー情報サイトを紹介します。
そして今後は、北海道・東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州版にわけて、複数回にわたりお届けする予定です。
この企画を通じて、外出をより身近に感じてもらえると幸いです。
2.全国向けのバリアフリー情報サイト6選
1.走行ログまで見ることができる!「WheeLog!」
まず紹介するのは「WheeLog!」です。
創業者であり、障害当事者である織田友理子さん自身が、車椅子を理由に外出を諦めていた経験から「車椅子でもあきらめない世界をつくる」というビジョンを掲げています。
「みんなでつくるバリアフリーマップ」というコンセプトのもと、車椅子ユーザーが実際に通った走行ログや、施設や設備などのスポットを共有することで作り上げる新しいプラットフォームです。
スポットには評価基準が設けられており、具体的なバリアフリー情報を得ることができます。
ぜひみなさんもバリアフリー情報をシェアしてみませんか?
2.お出かけスポットを検索!「介護アンテナ」
次に紹介するのは、介護職や介護に関わる人のための情報サイト「介護アンテナ」です。
コンテンツの一つであるお出かけ情報は、施設を中心としたバリアフリー情報を発信しています。
車椅子の貸し出しや優先駐車場など、設備情報はもちろんのこと、路面状況や雨天時の対応など、介護スタッフに向けた独自の視点が特徴です。
他にも介護アンテナでは、介護施設で使えるイラストやレクリエーションなどのコンテンツも充実していますので、参考にしてみてはいかがでしょうか?
3.心のバリアフリー店舗を紹介!「HEART BARRIER FREE PROJECT – ココロのバリアフリー計画」
次は「HEART BARRIER FREE PROJECT – ココロのバリアフリー計画」です。「ココロのバリアフリー応援店」として加盟している、物理的に全てのお店をバリアフリーにするのは不可能でも手を貸してくれるお店を紹介しています。
サイトでお店のバリアフリー情報を検索すると、入り口の段差の高さやトイレの幅などかなり詳しく記載されています。
加盟店が店舗に貼ることができるココロのバリアフリー応援ステッカーは、できる限りのお手伝いをするという意思を表しており、障害がある方も安心して利用できるお店が揃っていると言えるでしょう。
またHEART BARRIER FREE PROJECT – ココロのバリアフリー計画では、ココロのバリアフリー応援店の加盟店に対してリクエストがあれば接客方法をレクチャーしていて、お客様だけでなくスタッフも安心できるお店作りに貢献しています。
参照:「HEART BARRIER FREE PROJECT – ココロのバリアフリー計画」NPO法人ココロのバリアフリー計画
4.みんなでつくる車椅子・バリアフリーグルメ情報共有サイト!「Quuzu.jp」
車椅子で行ける飲食店を探すなら「Quuzu.jp」がおすすめです。サイトの管理者自身が車椅子が入れる飲食店を探すのに苦労したという経験から、2006年にスタートしました。
お店の登録は全て口コミで、誰でも気軽に投稿できるようになっており、点字メニューの有無などバリアフリー情報もわかりやすく表示してあります。
段差がない・スロープが設置されているなど誰でも入りやすい入り口になっているか、車椅子用や多目的トイレがあるかなど、細かい条件を設定して飲食店を検索することが可能です。
友達や家族とご飯に行く時には、ぜひ利用してみてください。
5.車いすでどこまでも!「バリアフリーマップ」
続いて紹介するのは「バリアフリーマップ」です。
車椅子ユーザーが運営するサイトで、ユーザー自身が現地へ訪問し、当事者の視点でバリアフリー情報を発信しています。レジャー施設の情報が中心で、車椅子ユーザーが気になる箇所の写真も多く掲載されています。
車椅子ユーザーによる、車椅子ユーザーのためのサイトと言えるでしょう。
参照:「車椅子でお出かけ – バリアフリーマップ -」 欠端厚志
6.お出かけとともに、「バリアフリー情報~全国版〜」
最後に紹介するのは「バリアフリー情報〜全国版〜」です。
特徴は情報量の多さです。全国のバリアフリー情報を集約したサイトを目指しており、これまでに滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・鳥取県の調査を完了したとのこと。
公共施設やレジャー施設などの設備状況に加えて、公共交通機関のバリアフリー情報も掲載しています。
公共交通機関の駅にエレベーターがない場合は、車椅子ユーザーは隣の駅で乗り換える必要があります。そのため、こうした情報はとても貴重ですね。
3.最後に
今回は6つの全国向けバリアフリー情報サイトを紹介しましたが、どれも特徴があるものばかりでした。
みなさんもおすすめのバリアフリー情報サイトがあれば、ぜひAyumiのサイトやSNSよりご連絡いただけると幸いです。
また、それぞれの地域のバリアフリー情報も掲載しているので、ぜひ以下の記事も参考にしてみてください。
関東版はこちら:バリアフリー情報サイトまとめ-関東版
関西版はこちら:バリアフリー情報サイトまとめ-関西版
引き続きAyumiでは、みなさんが必要とする情報を届けられる記事を作成していきますので、チェックしてみてください。