目次
1.車椅子で観光・外出する雨の日はこんな事に困りませんか?
車椅子ユーザーが外出する際、雨は1番のバリアかもしれません。筆者もそう感じる1人です。
学生時代は自転車用の合羽を被り通学していましたが、それでも濡れてしまうことが多々ありました。
障害者の外出機会の少なさは、天候が要因になっていることもあるのではないでしょうか?
「東京観光を楽しみたいけど、雨の日も大丈夫?」「東京にはバリアフリーな観光地はあるの?」
今回はそんな疑問やお悩みを解決するライフハック記事です。
この記事を通して、障害者の外出へのハードルが下がり、より東京観光を楽しめると嬉しいです。
2.東京にあるおすすめのバリアフリー観光地6選
2-1.東京トリックアート迷宮館
はじめに紹介するのは、目の錯覚を利用したアートを楽しめる「東京トリックアート迷宮館」です。
江戸をテーマにしたトリックアートが展示してある美術館で、撮り方次第で不思議な写真が手に入れられます。
車椅子に乗っているままでユーザーの方でも作品に溶け込むことができ、インスタ映えにもぴったりな空間です。
参照:東京トリックアート迷宮館
2-2.マクセル アクアパーク品川
次に「マクセル アクアパーク品川」を紹介します。
品川駅から徒歩約2分の品川プリンスホテル内にある、音×光×映像の最新テクノロジーを組み合わせたエンターテイメント水族館です。
中でも人気なのは「ジェリーフィッシュランブル」。
ゆらゆらと泳ぐクラゲと、その時期にあった光と音楽で演出する、神秘的な空間が魅力と言えます。
館内はバリアフリー完備なうえ、一部のアトラクションは車椅子のまま利用可能です。
車椅子ユーザーはアトラクションが利用できないケースがありますが、マクセルアクアパーク品川は、家族や友人と一緒に同じ体験を共有できる場所。
品川プリンスホテルに泊まり、併設する「マクセル アクアパーク品川」で過ごすといった計画も楽しめる良いかもしれませんね。
2-2.東京スカイツリータウン
「東京スカイツリータウン」は、東京スカイツリーや商業施設、オフィス施設を中心に、水族館やドームシアターも完備した複合施設です。
ギネスにも認定された、約634mの世界一高い「東京スカイツリー」もバリアフリーです。フロア445を除く各フロアに多機能トイレが整備されていたり、天望回廊が緩やかなスロープになっていたり、車椅子の方も利用しやすい設計になっています。
また、商業施設「東京ソラマチ」は、ビルの中にレストランやファッション・雑貨、サービスなど、様々な店舗が並んでいます。地下3階は押上駅と繋がっていて、電車から一度も外に出る必要がなく、雨の日でも楽しめる施設です。
昼はショッピングをして夜は夜景を一望という、東京観光にはぴったりの場所です。
参照:東京スカイツリータウン
2-3.SKY CIRCUS サンシャイン60展望台
次に、「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」を紹介します。”「見るだけの展望台」から「体験型展望台」へ”をコンセプトにした、8種類のアクティビティを体験できる展望デッキです。
人気なのは、VRを使って東京の街を飛び回る「TOKYO弾丸フライト」と「スウィングコースター」です。ダイナミックな映像に加え、風圧や振動といった4D体験を味わえます。ただし、残念ながら車椅子の方や一部の障害をお持ちの方は利用できません。
しかし、他にも上下左右360度が鏡でできたトンネル「無限スケープ」や、人の動きと3DCGを合成させる「SKY PARTY」など視覚で体験できるものもあります。
景色はもちろん、五感を使って楽しめるコンテンツが満載です。
2-4.レゴランド®︎・ディスカバリー・センター東京
「レゴランド®︎・ディスカバリー・センター東京」は、レゴブロックを使用した屋内型のテーマパークです。
160万個以上のブロックを使った東京のジオラマ「ミニランド」や、プラスチックがブロックになるまでを体験できる「レゴ®︎ファクトリー」など、11のアトラクションがあります。
ゆりかもめ「お台場海浜公園駅」から徒歩約2分とアクセスも良く、館内にはカフェもあり、ゆっくりとした時間を過ごせます。
車椅子ユーザーなど、様々な障害者に対応できるような工夫がされています。障害をお持ちのお子様にもおすすめのスポットなので、ぜひご家族で行かれてみてはいかがでしょうか?
2-5.東京トリックアート迷宮館
最後に紹介するのは、目の錯覚を楽しめる「東京トリックアート迷宮館」です。
江戸をテーマにしたトリックアートが展示してある美術館で、撮り方次第で不思議な写真が手に入れられます。
車椅子ユーザーの方でも作品に溶け込むことができ、インスタ映えにもぴったりな空間です。
3.車椅子でも、雨の日の観光・外出を工夫して楽しく過ごそう!
雨の日の外出に悩まれている車椅子ユーザーも多いのではないでしょうか。
車椅子は車幅が大きく、傘だけでは濡れてしまうことがしばしばあります。また電動車椅子の場合、雨に濡れてしまうと故障のリスクが非常に高まるといった課題もあるのです。
そんな車椅子ユーザーにとって便利な雨グッズがあります。
その一つが「車椅子用アンブレラ」です。
車椅子が濡れてしまわないよう、ベビーカーの日除けのように車椅子全体を傘で覆える商品です。素早く着脱したいとの声から、簡単に取り付けられるよう工夫がされています。
また一度車椅子に装着させると、傘の上げ下げは車椅子ユーザー自身で行うことができます。これまでのように傘をさしてもらう必要がなくなり、1人で好きな場所へ好きなときに外出ができるのです。
他にも車椅子のまま着用できるバリアフリーなレインコートもあります。気になった方は「関連記事:雨対策で持っておきたいバリアフリーなレインコートとポンチョ」をご覧ください
雨は外出への大きなバリアとなることもあります。しかし工夫次第で解決できるかもしれません。ぜひご自身でも一度調べてみることをオススメします。
4.最後に
今回の雨の日でも楽しめるバリアフリースポットに関する記事はいかがでしたか。
今回紹介した施設は全て障害者割引が可能なうえ、車椅子の貸し出しを行っています。(車椅子は他店舗から借りる場合もあります)
東京観光に役立てていただくのはもちろん、外出への後押しとなれば嬉しいです。