秋の一大イベントであるハロウィン。
食事や仮装で楽しまれている方も多いのではないでしょうか。
ハロウィンの中でも注目されるのが、東京ディズニーランドやユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)など、テーマパークのイベントです。
今回は車椅子ユーザーが楽しめるハロウィンイベントについてご紹介します。
目次
1.東京ディズニーランドのハロウィンイベント
東京ディズニーランドでは、10月1日〜11月7日の間、ハロウィンイベントを開催しています。
2024年のハロウィンイベントでは、ヴィランズと呼ばれる悪者が中心となったイベントが展開されます。
白雪姫の女王や眠れる森の美女のマレフィセント、リトル・マーメイドのアースラなどの悪者が登場するのが特徴です。
期間中、パレードルートでは1日1回ヴィランズが登場するイベントが実施されます。
また、ナイトハイ・ハロウィーンというハロウィンの音楽に乗せてパークの夜空を花火で彩るイベントが開催されます。
ディズニーランド内では、至るところにハロウィンを連想させるデコレーションが設置されているので、見逃せませんね!
参照:【公式】東京ディズニーランド スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」 | 東京ディズニーリゾート
さらに、東京ディズニーランド・東京ディズニーシーでは、仮装をしたまま楽しむことができます。
着替えスペースは、リゾートゲートウェイ・ステーション降車口の近くにあり、30分500円から利用できます。バリアフリーブースも設けてあるため、車椅子ユーザーや着替えに介助を必要とする方でも利用が可能です。
下記ページで仮装ルールを確認し、マナーを守りながら楽しみましょう。
参照:【公式】「ディズニー・ハロウィーン」での仮装 | 東京ディズニーリゾート
2.東京ディズニーシーのハロウィンイベント
東京ディズニーシーでも、10月1日から11月7日にわたりハロウィンイベントを開催しています。
アメリカンウォーターフロントがメイン会場となり、ハロウィーンフェア・イン・ニューヨークが開催されます。
昼と夜で内容が異なり、昼はニューヨークの人々と賑やかに過ごすイベントを、夜はゴーストたちのいたずらが随所にみられるイベントを実施予定です。
メディテレーニアンハーバーでは、ディズニー・ハロウィーン・グリーティングというお菓子とパンプキンを載せた船がやってくるイベントが実施されます。
各所では、専用のコスチュームを着たキャストに「トリック・オア・トリート」と声をかけると、お菓子をもらうことができます。
体験型のイベントが多いため、車椅子ユーザーでもバリアフリーに楽しむことができます。
参照:【公式】東京ディズニーシー スペシャルイベント「ディズニー・ハロウィーン」 | 東京ディズニーリゾート
東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのアトラクションバリアフリー情報は、以下でご確認ください。
参照:【2024年最新版】車椅子で東京ディズニーランド・東京ディズニーシーのアトラクションを楽しもう!
3.ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハロウィンイベント
恐怖体験を存分に味わいたい方は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハロウィンイベントがおすすめです。
ハロウィンイベントの目玉は、やはり「ストリート・ゾンビ」ですよね。
18時になると、パーク内のいたる所でゾンビが出現し、賑やかで明るい世界から恐怖の世界へと一変します。車椅子ユーザーの方も、一緒に恐怖の時間を過ごしてはいかがでしょうか。
2024年は、人気アーティストであるAdo隊長が率いる治安部隊である、ブルーローズ隊が初登場する点に注目です。
また、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)には、ハロウィン限定のアトラクションもたくさんあります。
人気映画チャッキーの世界を味わえる「チャッキーズ・カーニバル・オブ・カオス ~チャッキーの血塗られた祭典~」は、3Dメガネを着用し、映画同様に襲いかかってくるチャッキーから逃げ回るアトラクションです。
こちらは、クルーに事前に声をかけると車椅子ユーザーの方でも体験することができます。
ほかにも、「チェンソーマン・ザ・カオス 4-D」というオリジナルストーリーでチェンソーマンの世界に没入できるアトラクションがあります。血しぶきや悪魔の息づかいまで忠実に再現しており、興奮すること間違いないでしょう。
車椅子を利用されている人でも、事前にクルーへ相談した上で、付き添い者がいれば利用できます。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のハロウィンイベントは、9月6日(金)から11月4日(月)まで開催しています。
全体的にグロテスクな仮装やシーンが多いためお子様向けではないものの、普段味わうことのない恐怖な時間を過ごしたい方にはピッタリのイベントです。
参照:ハロウィーン・ホラー・ナイト|ユニバーサル・スタジオ・ジャパン|USJ
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のバリアフリー情報については、以下の記事で詳しく解説しています。
参照:【2024年最新版】車椅子でもUSJを楽しもう!体験談も含めて徹底紹介
4.イマーシブ・フォート東京のハロウィンイベント
2024年3月に開業したイマーシブ・フォート東京では、初めてのハロウィンを迎えます。
みんなでつくる「新たなハロウィンの聖地」をテーマとして、イマーシブ・フォート・ザ・ハロウィンが9月13日から11月30日までの間開催されます。
誰もがやりたいことが詰まった場所を目指し、日本のテーマパークで様々なハロウィンイベントをプロデュースしてきた株式会社刀 シニア・クリエイティブ・ディレクターの津野庄一郎さんが総指揮を執ったイベントを実施。
イベント期間中は、全日フル仮装が認められており、仮装用の更衣室が用意されています。
パーク内のエントランスからゴールデンプラザまでは、ハロウィンのデコレーションが施されており、ムード満点です。
注目のイベントとしてハロウィン・マスカレードが開催され、生歌やダンスなどを楽しめます。
また、無料でマスカレードをもらえるので、仮装しながら楽しみたいですね。
17時から20時までの間、ホラーパニック映画の世界に没入できるハロウィン・ホラーも人気を博しています。
イベント期間中は、1dayパスの料金が大人は2,000円、子どもも1,000円引きで利用可能です。
イマーシブ・フォート東京では、車椅子やベビーカーの貸し出しサービスを利用できます。また、各所でバリアフリー対応しているので車椅子の方でも安心して遊べます!
イマーシブ・フォート東京については、以下の記事で詳しく解説しています。
参照:イマーシブ・フォート東京は車椅子でも楽しめる?バリアフリー情報や障害者割引についても解説!
5.東京タワーのハロウィンイベント
東京タワーでは、TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Halloween party 2024~が9月13日から10月31日の間開催されます。
期間中は、Halloween partyをテーマとして、秋の風景をバックに魔女やコウモリ、ジャックランタンといったお化けが登場するプロジェクションマッピングを楽しめます。
爽快感とスリルを感じられて、迫力十分なイベントです。
このイベントは、展望料金のみで利用できるので東京タワーに訪問時はぜひ利用したいですね。
また、10月31日限定でインフィニティ・ダイヤモンドヴェール・ハロウィンライトアップを実施予定で、東京タワーがハロウィンカラーであるオレンジと、魔法を連想させる赤紫色にライトアップされます。
東京タワーは、入口からメインデッキエレベーターまで、バリアフリー対応されているのが特徴です。また、レンタル車椅子が5台用意されているなど、車椅子の方でも安心して利用可能です。
参照:TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Halloween party 2024~|株式会社TOKYO TOWER
6.志摩スペイン村のハロウィンイベント
志摩スペイン村では、9月28日から10月31日の間ハロウィーンフィエスタが開催されます。
期間中は、エスパーニャ通りでモンスターパンプキンが登場し、フォトスポットとして注目されています。
フォトハウスであるフォトファンタスティカにおいて、ハロウィン限定のドレスなどをレンタル可能です。
ハロウィーンキャストと記念撮影できるイベントなども開催されるので、ぜひ参加しましょう。
ハロウィーン限定のフードメニューも充実しており、イベントと同時に味わいたいですね!
キャンペーン期間中は、ハロウィーンメニューの引換券付きの年パスが販売されています。
バリアフリー対応については、志摩スペイン村ではコルドバの門からコロンブス広場までの間はエスカレーターにおいてサポートを受けられます。
また、車椅子化粧室がパーク内で10箇所ある点も魅力的です。
電動車椅子のレンタルも可能ですので、利用を希望する際はお問い合わせください。
7.ハウステンボスのハロウィンイベント
長崎ハウステンボスでは、9月13日から11月4日の間、ハロウィーンフェスティバルが開催されます。
自分が主役になったかのように楽しめる、ハロウィンイベントとなっているのが特徴です。
ホーンテッド・ハロウィーンは、キャストと一緒になって叫んで踊り、楽しめるダンスショーとなっています。スマホを構えると襲われやすくなるので、迫力ある写真を撮影してSNSで投稿しましょう。
パーク内は至るところにハロウィン装飾が施されていて、写真映えすること間違いありません。
また、ミッフィーとメラニーのハッピーハロウィーンパレードなど、誰でも気軽に楽しめるイベントも多いです。
ナイトタイムには、スペクタクルランタンナイトショーやハロウィーンナイトウォークなどのイベントも行われます。有料であるものの、ハロウィーンナイト花火も見どころの1つです。
ハウステンボスではバリアフリー対応も充実していて、次世代型電動車椅子であるWHILL Model C2が1日2,000円(別途保証金1,000円)でレンタルできます。
また、車椅子対応の場内バスが運行しているので、パーク内を容易に移動可能です。
さらに、車椅子・オストメイト対応化粧室があるなど、車椅子の人でも安心して利用できるスポットとしておすすめです。
8.車椅子利用者がハロウィンイベントに参加する際の注意点
車椅子の利用者であっても、ハロウィンイベントに参加することは可能です。
ただし、イベント開催中の特にハロウィン当日は大混雑が予想されます。
今回紹介したスポットでは、混雑しすぎないようにコントロールされるケースが多い一方で、街中で開催されるイベント時には身動きが取れなくなる場合もあります。
よって、付き添い者と一緒に参加する場合は、はぐれないように注意してください。
また、アトラクションを利用する際には、緊急時の避難を考えて精神的・身体的に健康な中学生以上の付き添い者が必要な場合があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
屋外で開催されるイベント時には、雨天の場合は雨対策も怠らないようにしましょう。
9.まとめ
今回は、車椅子ユーザーがバリアフリーに楽しめるハロウィンイベントについて紹介しました。
実際に問い合わせながらバリアフリー情報を集めましたが、車椅子ユーザーをはじめ、すべての人が一緒に楽しめるようにバリアフリーな配慮がたくさんありました。
普段外出をされていない方も、この機会にハロウィンを思いっきり楽しんでみませんか?
また、ハロウィンデートでも利用したい車椅子でも楽しめるバリアフリーのデートスポットを以下の記事でも紹介しているので、参考にしてください。