サービス/商品紹介 障害を持つ親子の愛を写真に残す「Photostudio-Home」とは?

障害を持つ親子の愛を写真に残す「Photostudio-Home」とは?

Photostudio-Homeで撮影した障害児と母親

障害を持った方が写真を撮るためには、様々な配慮が必要になります。家族写真をスタジオで撮るためには、多くの時間が必要になることもあり、断られてしまうスタジオもあるでしょう。

今回は、障害を持つ方やその家族から多くの信頼を得ている専門フォトスタジオ「Photostudio-Home」についてご紹介いたします。

1.障害児を持つ家族のための専門フォトスタジオ「Photostudio-Home」ってなに?

Photostudio-Homeで撮影した障害児がいる4人家族
画像元:Photostudio-Home

「Photostudio-Home」は、横浜市港北区にある障害のある子どもを持つ家族向けのフォトスタジオです。東急東横線「日吉駅」から徒歩5分の立地で、アクセスもとても良いです。

笑おう!写真でみんなが笑顔に」をコンセプトに、家族が安心して楽しめる空間で、親子の絆を大切にした写真撮影を行います。

1日2組までの完全予約制で、障害がある方も、ない方も、余裕をもって撮影に参加することができるので安心です。

カメラマンである、葛谷舞子さんは障害児とその家族に対する理解と経験が豊富で、出張撮影もしています。「好きな場所で撮りたい!」そんな多くのニーズに応じた撮影が可能です。

参照:コンセプト|Photostudio-Home


1-1.親子の特別な瞬間を写真に残す、Photostudio-Homeの撮影

Photostudio-Homeでは、親子の特別な瞬間をカメラで大切に捉え、永遠の記憶として残してくれると思います。 誕生日や成長記録、家族旅行など、家族の大切な思い出を一緒に写真に残すことで、愛情や絆を形にすることができます。

Photostudio-Homeのギャラリーでは、七五三や成人式、新しい家族が増えた時、家族みんなの写真など、様々なシチュエーションで撮影して頂けるので、多くのニーズに答えてくれるでしょう。

ホームページには素敵な写真がたくさん掲載してあるので、ぜひ下記から確認してみてください。

参照:ギャラリー|Photostudio-Home

1-2.写真を撮ることで見えた障害を持つ親子の変化

Photostudio-Homeでの撮影では、障害を持つ親子の成長や変化が見えてきます。家族が支え合い、励まし合っている様子や、子どもが新たなスキルを身につけていく姿がカメラで捉えられます。

これらの写真を通して、障害があっても幸せな家族生活を送れるということを、他の家族や社会にも示すことができるでしょう。

2.きっかけは出生前診断の実態

Photostudio-Homeの設立者である葛谷舞子さんは、報道写真を学んでいた大学時代に、「出生前診断でお腹の子どもに障害があると分かると、約9割の親が中絶を選ぶ」と知ったことがきっかけで、障害のある子どもたちを撮るようになりました。

この世の中から命が消え去っていくということに悲しみを覚え、ショックを受けたそうです。障害を持つ子どもとその家族をサポートするために、このプロジェクトを立ち上げました。

障害を持った方を育てていく過程で、多くの家族が悩み、不安を感じます。そんな家族に寄り添い、障害を持つ子どもと家族が幸せに暮らす姿を写真で伝えることで、希望を与えることが目的だといいます。

参照:横浜の写真家・葛谷舞子さん 葛藤の先の笑顔を撮り続ける|NHK


3.写真を通して社会へ伝えたい想い

Photostudio-Homeで撮影した障害児がいる兄弟
画像元:Photostudio-Home

Photostudio-Homeの葛谷舞子さんは、写真を通して社会に伝えたい想いがあります。それは、障害のある子と育てている親の笑顔を写真で見せることで、「幸せなんだね」と思ってもらえることです。

NHKの取材では、下記のようにお話しされています。

親子の本当にうれしいと笑っている笑顔を見て、みんなが幸せになってくれたらうれしいです

引用元:横浜の写真家・葛谷舞子さん 葛藤の先の笑顔を撮り続ける|NHK

また、2021年に開かれた写真展では、家族の障害が分かった時の率直な気持ちや、これからの夢などの言葉も添えて展示をされていました。

さまざまな障害ある子どもと親29組の写真からは、仲良くなれた嬉しさや喜び、障害を持った子を産んでしまったときの絶望や壮絶な子育てなど、様々な心境を感じ取ることができます。

将来への不安や悩みを持って「不幸」と感じている人にとって、家族の当時の心境と現在の笑顔を見ることは、未来への大きな希望になるかもしれません。

参照:障害ある子と親のふれ合い撮った写真展「不幸だと感じる人ぜひ見て」|株式会社朝日新聞社


4.最後に

Photostudio-Homeは、障害を持つ子どもとその家族が、安心して楽しめる写真撮影の場を提供しています。その活動を通して、社会に障害を持つ親子の日常や感動を伝え、理解や支援の輪を広げていきます。

障害を持つ子どもたちと家族が幸せな家族生活を送る姿を撮影した写真は、障害を持つ親子が持つ強い絆や愛情を伝えることができ、他の家族や社会の、障害に対する認識や理解が深まることでしょう。

障害のある子を育てていると、最初は大変でも、最終的にはきっと「生んでよかった」と思えるはずです。Photostudio-Homeの活動は、多くの人に感動と変化をもたらし、障害を持つ親子とその家族にとっても、価値ある取り組みといえます。

スタジオでの撮影は、2023年6月〜9月の間は撮影はできないようですが、出張での撮影は受け付けているとのことです。

特別な日に、Photostudio-Homeでの撮影をぜひ利用してみてはいかがでしょうか。

参照:Photostudio-Home

Ayumiでは障害のある親子への記事を他にも紹介していますので、以下のような記事もご覧ください。

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