「車椅子で遊園地やテーマパークに行ったけどあまり楽しめなかった」
こんな経験をしたことはありませんか?
安全を考慮して、車椅子でのアトラクションの乗車を制限しているところや、園内がバリアフリー化されていないテーマパークもあります。
しかし、行く前にそういった情報がわかるサイトは少ないですよね。
そこで今回は、都心から近い関東にある車椅子でも楽しめるおすすめのテーマパーク・遊園地8選をご紹介します。
また、車椅子でテーマパークや遊園地を楽しむポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。
1.車椅子でも楽しめるおすすめのテーマパーク・遊園地8選
1-1.新感覚!エンターテイメント型フラワーパーク「HANA・BIYORI」

はじめにご紹介するのは、東京都のよみうりランドに隣接する、エンターテインメン型フラワーパーク「HANA・BIYORI」です。
こちらの施設は、これまでにない驚きと発見がつまった新感覚のテーマパークとして2020年にオープンしました。
日本初となるマルチエンディング型の花とアートショーでは、温室が暗転し最新のプロジェクションマッピング技術で自然とデジタルの融合を楽しめます。
このほかにも、日本最大級となる300鉢の花を飾ったフラワーシャンデリアや、沖縄の魚たちが優雅に泳ぐ長さ8mの巨大水槽と鮮やかなアクアリウムなど、見どころがたくさんあります。
また、フラワーアレンジメントが楽しめるワークショップなど、見るだけでなく体験型のイベントも人気です。
2024年3月6日には日帰り温泉施設「花景の湯」がオープンし、HANA・BIYORI入園者も利用可能です。
眺望温泉や岩盤浴、飲食施設を併設しており、一日中楽しめるスポットとなっています。
気になるバリアフリー化はというと、館内は段差がないようにフラットな道になっており、車椅子でも安心して通行できます。
障害者用トイレが設置されているのはもちろんのこと、車椅子の貸し出しも行っているので、障害をお持ちの方でも安心して楽しめる施設です。
1-2.ムーミンの世界を自然の中で感じられる「ムーミンバレーパーク」

埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」は、北欧のライフスタイルを体験できる施設「Metsa(メッツァ)」の施設内にある、ムーミンの物語の世界観を再現した郊外型テーマパークです。
ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷の見学や、北欧の食文化が楽しめるレストランカフェなど異国情緒溢れる体験ができます。
また、ムーミンのことをもっと深く知ることができる展示施設「コケムス」では、ムーミンの可愛らしい絵画や8mを超える世界最大の「ムーミン谷のジオラマ」を見ることができます。
2024年2月19日から29日に一部施設がリニューアル工事を実施し、キャラクターオブジェの設置や映画館のリニューアルなどが行われました。
2025年はムーミン小説1作目出版80周年を迎え、記念イベントを開催しています。
2025年2月からプレミアム年間パスポートが導入され、飲食・物販が3%オフになったり特別キャラクター撮影会に参加できたりする特典があり、ムーミンファンにとって必見となっています。
コケムス施設内は、通りやすいように通路が広々としており、車椅子でも安心です。
そして、このパークの一番の見どころでもあるムーミン屋敷は、残念ながら昇降が階段のみとなっており車椅子での見学はできません。
しかし、ムーミン屋敷を背景に写真を撮影したり、運がよければムーミンがベランダから手を振ったりしてくれることもあるので、外から眺めているだけでも十分楽しめるでしょう。
また、オストメイトでも利用できるバリアフリートイレが、ムーミンバレーパークには5つ、メッツァビレッジには7つあります。
ムーミンが誕生したフィンランド以外では、初となるムーミンを題材としたテーマパークに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?
参照:【公式】ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ|株式会社ムーミン物語
1-3.どこか懐かしいドイツの田園風景に癒される「東京ドイツ村」

千葉県袖ケ浦市にある花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」は、2019年度業種別集客ランキングのテーマパーク部門で全国5位を獲得している人気の施設です。
参照:全国の主要レジャー・集客施設 入場者数ランキング|綜合ユニコム株式会社
こちらのテーマパークは、敷地面積が東京ドーム約19個分にもなる広大な土地に、自然豊かなドイツの田園風景が再現されていて、さまざまなアミューズメントが楽しめます。
たとえば、フラワーガーデンエリアでは四季折々の花が咲き誇り、撮影や散策にぴったりです。
また、観覧車には車椅子専用通路が設けられているので、車椅子のままゴンドラに乗ることができます。
観覧車からは、晴れて運がよければ富士山や東京湾も望め景色も最高です。
さらに、レストラン&ショッピングエリアでは、好きな食材を選びバーベキューをすることも可能です。
本場ドイツ産のソーセージや生ビールも味わうことができます。
2025年11月にはバウムクーヘン工房「Blumen Kranz」がオープンし、このお店でしか味わえないこだわりのバウムクーヘンを楽しめます。
バリアフリートイレは、園内に6ヶ所設置されているので、障害者の方でも安心して来場できるでしょう。
また、レイクエリアには無料休憩所、マルクトプラッツ内には救護室がそれぞれ設けられているため、万が一具合が悪くなった場合には、そこで休むこともできます。
1-4.世界に一つだけのカップヌードルを作ろう!「カップヌードルミュージアム横浜」

「カップヌードルミュージアム横浜」は、誰もが食べたことのあるインスタントラーメンの歴史や製造過程などが学べる食育型テーマパークです。
世界初のインスタントラーメンを開発した日清食品の創業者、安藤百福さんの「クリエイティブシンキング=創造的思考」を見て・聞いて・さわって・食べるという五感を使ったアトラクションがあります。
館内には、これまで販売されたインスタントラーメンの展示や、世界で1つだけのカップヌードルを作る「マイカップヌードルファクトリー」など、充実したコンテンツが盛りだくさんです。
また、ここでしか買えないオリジナルグッズや限定商品など、お土産も充実しています。
館内には、車椅子に対応したエレベーターや障害者用のバリアフリートイレもあるので、車椅子の方でも気軽に来場できるでしょう。
参照:カップヌードルミュージアム 横浜|日清食品ホールディングス株式会社
1-5.花畑に異国情緒溢れる建造物はまるで別世界!「ふなばしアンデルセン公園」

ふなばしアンデルセン公園は、人魚姫やマッチ売りの少女などで世界的に有名な童話作家H.C.アンデルセン誕生の地であるデンマーク王国オーデンセ市の全面協力の元、1996年にオープンしました。
公園内には、童話に出てきそうな西洋風の建物や風車など、異国情緒溢れる景色が広がっています。
また季節を問わず、常時150種類10万株の草花が植えられており、様々な種類の花を楽しむことができます。
ふなばしアンデルセン公園は、以下の5つのゾーンに分かれており、1日を通して遊べる広さです。
- ワンパク王国ゾーン
- メルヘンの丘ゾーン
- こども美術館ゾーン
- 自然体験ゾーン
- 花の城ゾーン
おすすめのコースは、19世紀のデンマークの風景を再現して造られた「メルヘンの丘」ゾーン。
このエリアには、羽の長さが約11.3mもある巨大な西洋風車やヨーロッパの建物の数々があり、まるで映画のセットの中にいるような雰囲気を味わえます。
2011年には西洋風車が「船橋市景観重要建造物」に認定され、貴重な建築物としても知られています。
また、園内には車イス対応トイレ15ヶ所、オストメイト対応トイレ4ヶ所のほか、障害者専用の優先駐車場もあるので安心です。
2024年5月には、オーデンセ市姉妹都市提携35周年記念遊具が設置され、プレイハウスに登って遊んだり、プレイハウスの中で休憩したりでき、楽しく安全に遊べる遊具が誕生しました。
また、園内には車イス対応トイレ15ヶ所、オストメイト対応トイレ4ヶ所のほか、障害者専用の優先駐車場もあるので安心です。
入口は北・南・西ゲートの3ヶ所あり、おすすめは優先駐車場スペースの多い南ゲートです。
1-6.日本にいながら世界旅行気分が味わえる!?「東武ワールドスクウェア」

東武ワールドスクウェアは、48の世界遺産を含む、世界の有名建築物102点を25分の1スケールで再現・展示しているテーマパークです。
2024年11月に「わんちゃんオアシス」が設置され、 ペット同伴がより快適に楽しめるようになりました。
また、2024年12月にアメリカゾーンに新フォトスポットが設置され、SNS映えするスポットも登場しています。
園内は、バリアフリー対応施設になっており、無料で車椅子の貸し出しも行っています。
さらに、細部までしっかりと鑑賞できるように有料にて双眼鏡の貸し出しや、展示物の解説が聞ける音声案内も利用することができます。
また、アクセスは東武鉄道鬼怒川線「東武ワールドスクウェア駅」から徒歩1分とアクセスも良好です。
日本にいながら、ピラミッドや自由の女神などを鑑賞できるため、まるで世界一周旅行をしているような気分を味わえるでしょう。
もちろん、東京駅やスカイツリーなどの日本を代表する建築物も精巧に再現されています。
また、建築物だけでなく、観光地に集う人々も人形で再現されており、細かいところまで作られているのが見どころです。
参照:東武ワールドスクウェア|東武ワールドスクウェア株式会社
1-7.車椅子・バギー利用者が楽しめる動物園?「東武動物公園」

埼玉県宮代町に位置する東武動物公園は、約53haの広大な敷地に動物園と遊園地、夏季にはプールも楽しめるハイブリッド・レジャーランドです。
最大の魅力は、世界に250頭ほどしかいない希少種のホワイトタイガーをはじめ、約120種1,200頭の動物たちと出会える点です。
アジアの遺跡をイメージした神秘的なホワイトタイガー舎では、ガラス越しにダイナミックな姿を間近で観察できます。
また「ふれあい動物の森」では小動物への餌やり体験、「ゾウさんのランチタイム」や「オットセイショー」など、見て触れて楽しめる体験型プログラムが充実しています。
バリアフリー面では、オストメイトのあるトイレや授乳室付き(男性もオムツ替えのために入室可能)のレストランなど、車椅子やバギー利用者でも安心して楽しめる環境が整っていますよ!
園内各所に車椅子対応トイレとスロープを完備し、車椅子の貸し出しも実施しています。
さらに、以下のバリアフリートイレには成人用ベッドが設置されており、障害者や介護が必要な方でもゆっくりと休憩や着替えができるような配慮が行き届いています。
- サバンナ売店横
- コルネさんのパンケーキハウス横
- 休憩所横
広大な園内の移動には、車椅子でも乗車可能なシャトルバス「アニ丸ぶ~ぶ~」の利用がおすすめです。
障害者手帳やミライロIDの提示で本人と介助者1名の入園料が割引になるほか、車椅子対応レストランも完備しているため、1日を通してゆっくりと楽しめます。
参照:ハイブリッド・レジャーランド東武動物公園|東武レジャー企画株式会社
1-8.こどもと一緒に楽しもう!「サンリオピューロランド」

東京都多摩市にあるサンリオピューロランドは、1990年にオープンした日本初の屋内型テーマパークです。
ハローキティ、マイメロディ、シナモロールなど、こどもたちに大人気のサンリオキャラクターたちに会える夢のような空間が広がっています。
完全屋内施設のため、雨の日でも天候を気にせず1日中楽しめるのが大きな魅力です。
華やかなパレード「ミラクルギフトパレード」や参加型ショー、キャラクターとのふれあいなど、こどもたちの笑顔があふれる体験が盛りだくさんです。
フォトスポットも充実しており、可愛らしい世界観の中で家族の思い出を写真に残すことができますよ。
バリアフリー面では、4階建ての館内に各フロアへのエレベーターを完備し、全フロアにバリアフリートイレを設置しています。
地下駐車場には車椅子専用の駐車スペースがあり、パレード鑑賞用の車椅子専用スペースも用意されています。
また、障害者手帳やミライロIDの提示で本人と付添1名が200円割引となるほか、長時間の待機が困難な方向けに「ハートフルサービス」を提供していますよ。
一部アトラクションを優先的に利用できるため、安心して楽しむことができます。
2.車椅子で遊園地・テーマパークをより楽しむためのポイント
2-1.事前にオフィシャルサイトをチェック!
ほとんどの遊園地・テーマパークには、オフィシャルサイトがあります。
オフィシャルサイトでは、現在開催されているイベントや交通アクセスなど、さまざまな情報が掲載されているので、ぜひ事前にチェックしておくのがおすすめです。
また、園内マップを見ることで、障害者用トイレの場所の把握や効率のいい周り方を計画できるでしょう。
2-2.車椅子のレンタルを行っている遊園地・テーマパークもある
遊園地・テーマパークによっては、車椅子を無料で貸し出している施設もあります。
普段は車椅子には乗っていないけど、体力を考慮して車椅子に乗って周りたいという身障者やご高齢者の方も、車椅子のレンタルを検討しても良いでしょう。
また、最近では自走式の車椅子レンタルを導入しているテーマパークもあり、車椅子を押す介助者の負担も軽減する配慮がなされている施設もあります。
2-3.乗車可能なアトラクションを確認
遊園地・テーマパークによっては、車椅子利用者が体験できないアトラクションがあります。
たとえば、体幹が安定していない障害者の方が高速のジェットコースターに乗るのは、難しいでしょう。
また、アトラクションの特性や乗り場の構造上、乗車ができないものもあります。
そのため、行く前に車椅子でも乗れるアトラクションをオフィシャルサイトでチェックしておくのがおすすめです。
調べても乗車可能かわからない場合は、直接施設に問い合わせてみるのもいいでしょう。
3.まとめ
今回は、都心から近い関東にある車椅子でも楽しめるおすすめのテーマパーク・遊園地を8つ、ご紹介しました。
多くのテーマパークや遊園地では、車椅子利用者でも楽しめるようにバリアフリー整備がされています。
また、アトラクションも障害者でも楽しめるように施設の特色を活かして、それぞれ工夫されているなと筆者は感じました。
Ayumiでは、この記事の他にも障害者の方が車椅子ライフを楽しめるようなおでかけ情報を発信していますので、ぜひ以下の記事もご覧ください。
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