【関東版】都心から近い!車椅子でおすすめのテーマパーク・遊園地6選

観覧車のあるテーマパーク

「車椅子で遊園地やテーマパークに行ったけどあまり楽しめなかった」

こんな経験をしたことはありませんか?

安全を考慮して、車椅子でのアトラクションの乗車を制限しているところや、園内がバリアフリー化されていないテーマパークもあります。

しかし、行く前にそういった情報がわかるサイトは少ないですよね。

そこで今回は、都心から近い関東にある車椅子でも楽しめるおすすめのテーマパーク・遊園地6選をご紹介します。

また、車椅子でテーマパークや遊園地を楽しむポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

1.車椅子でも楽しめるおすすめのテーマパーク・遊園地6選

1-1.新感覚!エンターテイメント型フラワーパーク「HANA・BIYORI」

HANA・BIYORIのフラワーシャンデリア

はじめにご紹介するのは、東京都のよみうりランドに隣接する、​​エンターテインメン型フラワーパーク「HANA・BIYORI」です。

こちらの施設は、これまでにない驚きと発見がつまった新感覚のテーマパークとして2020年にオープンしました。

日本初となるマルチエンディング型の花とアートショーでは、温室が暗転し最新のプロジェクションマッピング技術で自然とデジタルの融合を楽しめます。

このほかにも、日本最大級となる300鉢の花を飾ったフラワーシャンデリアや、沖縄の魚たちが優雅に泳ぐ長さ8mの巨大水槽と鮮やかなアクアリウムなど、見どころがたくさんあります。

また、コツメカワウソのえさやりやフラワーアレンジメントが楽しめるワークショップなど、見るだけでなく体験型のイベントも人気です。

気になるバリアフリー化はというと、館内は段差がないようにフラットな道になっており、車椅子でも安心して通行できます。

障害者用トイレが設置されているのはもちろんのこと、車椅子の貸し出しも行っているので、障害をお持ちの方でも安心して楽しめる施設です。

参照:HANA・BIYORI|株式会社よみうりランド


1-2.ムーミンの世界を自然の中で感じられる「ムーミンバレーパーク」

ムーミンバレーパークのムーミンキャラクター
画像元:©Moomin Characters™

埼玉県飯能市にある「ムーミンバレーパーク」は、北欧のライフスタイルを体験できる施設「Metsa(メッツァ)」の施設内にある、ムーミンの物語の世界観を再現した郊外型テーマパークです。

ムーミン一家が暮らすムーミン屋敷の見学や、北欧の食文化が楽しめるレストランカフェなど異国情緒溢れる体験ができます。

また、ムーミンのことをもっと深く知ることができる展示施設「コケムス」では、ムーミンの可愛らしい絵画や8mを超える世界最大の「ムーミン谷のジオラマ」を見ることができます。

コケムス施設内は、通りやすいように通路が広々としており、車椅子でも安心です。

そして、このパークの一番の見どころでもあるムーミン屋敷は、残念ながら昇降が階段のみとなっており車椅子での見学はできません。

しかし、ムーミン屋敷を背景に写真を撮影したり、運がよければムーミンがベランダから手を振ったりしてくれることもあるので、外から眺めているだけでも十分楽しめるでしょう。

また、オストメイトでも利用できる多目的トイレが、ムーミンバレーパークには5つ、メッツァビレッジには7つあります。

ムーミンが誕生したフィンランド以外では、初となるムーミンを題材としたテーマパークに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

参照:【公式】ムーミンバレーパーク・メッツァビレッジ|株式会社ムーミン物語


1-3.どこか懐かしいドイツの田園風景に癒される「東京ドイツ村」

東京ドイツ村の花畑の丘

千葉県袖ケ浦市にある花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」は、2019年度業種別集客ランキングのテーマパーク部門で全国5位を獲得している人気の施設です。

参照:全国の主要レジャー・集客施設 入場者数ランキング|​​​​綜合ユニコム株式会社

こちらのテーマパークは、敷地面積が東京ドーム約19個分にもなる広大な土地に、自然豊かなドイツの田園風景が再現されていて、さまざまなアミューズメントが楽しめます。

たとえば、フラワーガーデンエリアでは四季折々の花が咲き誇り、撮影や散策にぴったりです。

また、観覧車には車椅子専用通路が設けられているので、車椅子のままゴンドラに乗ることができます。

観覧車からは、晴れて運がよければ富士山や東京湾も望め景色も最高です。

さらに、レストラン&ショッピングエリアでは、好きな食材を選びバーベキューをすることも可能です。

本場ドイツ産のソーセージや生ビールも味わうことができます。

多目的トイレは、園内に6ヶ所設置されているので、障害者の方でも安心して来場できるでしょう。

また、レイクエリアには無料休憩所、マルクトプラッツ内には救護室がそれぞれ設けられているため、万が一具合が悪くなった場合には、そこで休むこともできます。

参照:東京ドイツ村|明和興産株式会社 東京ドイツ村事業部


1-4.​​世界に一つだけのカップヌードルを作ろう!「カップヌードルミュージアム横浜」

カップヌードルミュージアム横浜の外観

「カップヌードルミュージアム横浜」は、誰もが食べたことのあるインスタントラーメンの歴史や製造過程などが学べる食育型テーマパークです。

世界初のインスタントラーメンを開発した日清食品の創業者、安藤百福さんの「クリエイティブシンキング=創造的思考」を見て・聞いて・さわって・食べるという五感を使ったアトラクションがあります。

館内には、これまで販売されたインスタントラーメンの展示や、世界で1つだけのカップヌードルを作る「マイカップヌードルファクトリー」など、充実したコンテンツが盛りだくさんです。

また、ここでしか買えないオリジナルグッズや限定商品など、お土産も充実しています。

館内には、車椅子に対応したエレベーターや障害者用の多目的トイレもあるので、車椅子の方でも気軽に来場できるでしょう。

参照:カップヌードルミュージアム 横浜|日清食品ホールディングス株式会社


1-5.​​花畑に異国情緒溢れる建造物はまるで別世界!「ふなばしアンデルセン公園」

ふなばしアンデルセン公園の風景

ふなばしアンデルセン公園は、人魚姫やマッチ売りの少女などで世界的に有名な童話作家H.C.アンデルセン誕生の地であるデンマーク王国オーデンセ市の全面協力の元、1996年にオープンしました。

公園内には、童話に出てきそうな西洋風の建物や風車など、異国情緒溢れる景色が広がっています。

また季節を問わず、常時150種類10万株の草花が植えられており、様々な種類の花を楽しむことができます。

ふなばしアンデルセン公園は、以下の5つのゾーンに分かれており、1日を通して遊べる広さです。

  • ワンパク王国ゾーン
  • メルヘンの丘ゾーン
  • 子ども美術館ゾーン
  • 自然体験ゾーン
  • 花の城ゾーン


おすすめのコースは、19世紀のデンマークの風景を再現して造られた「メルヘンの丘」ゾーン。

このエリアには、羽の長さが約11.3mもある巨大な西洋風車やヨーロッパの建物の数々があり、まるで映画のセットの中にいるような雰囲気を味わえます。

2011年(平成23年)には西洋風車が「船橋市景観重要建造物」に認定され、貴重な建築物としても知られています。

また、園内には車イス対応トイレ15ヶ所、オストメイト対応トイレ4ヶ所のほか、障害者専用の優先駐車場もあるので安心です。

入口は北・南・西ゲートの3ヶ所あり、おすすめは優先駐車場スペースの多い南ゲートです。

参照:ふなばしアンデルセン公園|公益財団法人船橋市公園協会


1-6.日本にいながら世界旅行気分が味わえる!?「東武ワールドスクウェア」

東武ワールドスクウェア駅の外観

東武ワールドスクウェアは、48の世界遺産を含む、世界の有名建築物102点を25分の1スケールで再現・展示しているテーマパークです。

園内は、バリアフリー対応施設になっており、無料で車椅子の貸し出しも行っています。

さらに、細部までしっかりと鑑賞できるように有料にて双眼鏡の貸し出しや、展示物の解説が聞ける音声案内も利用することができます。

また、アクセスは東武鉄道鬼怒川線「東武ワールドスクウェア駅」から徒歩1分とアクセスも良好です。

日本にいながら、ピラミッドや自由の女神などを鑑賞できるため、まるで世界一周旅行をしているような気分を味わえるでしょう。

もちろん、東京駅やスカイツリーなどの日本を代表する建築物も精巧に再現されています。

また、建築物だけでなく、観光地に集う人々も人形で再現されており、細かいところまで作られているのが見どころです。

参照:東武ワールドスクウェア|東武ワールドスクウェア株式会社


2.​​車椅子で遊園地・テーマパークをより楽しむためのポイント

2-1.事前にオフィシャルサイトをチェック!

ほとんどの​​遊園地・テーマパークには、オフィシャルサイトがあります。

オフィシャルサイトでは、現在開催されているイベントや交通アクセスなど、さまざまな情報が掲載されているので、ぜひ事前にチェックしておくのがおすすめです。

また、園内マップを見ることで、障害者用トイレの場所の把握や効率のいい周り方を計画できるでしょう。

2-2.車椅子のレンタルを行っている遊園地・テーマパークもある

遊園地・テーマパークによっては、車椅子を無料で貸し出している施設もあります。

普段は車椅子には乗っていないけど、体力を考慮して車椅子に乗って周りたいという身障者やご高齢者の方も、車椅子のレンタルを検討しても良いでしょう。

また、最近では自走式の車椅子レンタルを導入しているテーマパークもあり、車椅子を押す介助者の負担も軽減する配慮がなされている施設もあります。

2-3.乗車可能なアトラクションを確認

遊園地・テーマパークによっては、車椅子ユーザーが体験できないアトラクションがあります。

たとえば、体幹が安定していない障害者の方が高速のジェットコースターに乗るのは、難しいでしょう。

また、アトラクションの特性や乗り場の構造上、乗車ができないものもあります。

そのため、行く前に車椅子でも乗れるアトラクションをオフィシャルサイトでチェックしておくのがおすすめです。

調べても乗車可能かわからない場合は、直接施設に問い合わせてみるのもいいでしょう。

3.最後に

今回は、都心から近い関東にある車椅子でも楽しめるおすすめのテーマパーク・遊園地を6つ、ご紹介しました。

多くのテーマパークや遊園地では、車椅子利用者でも楽しめるようにバリアフリー整備がされています。

また、アトラクションも障害者でも楽しめるように施設の特色を活かして、それぞれ工夫されているなと筆者は感じました。

Ayumiでは、この記事の他にも障害者の方が車椅子ライフを楽しめるようなおでかけ情報を発信していますので、ぜひ以下の記事もご覧ください。

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