車椅子利用者も東京ディズニーシーのアトラクション以外でも思いっきり楽しめる!

ディズニーシー・アクアスフィア

画像元:©︎Disney

真っ先に思い当たるテーマパークといえば、東京ディズニーランドと東京ディズニーシーではないでしょうか。

運営する株式会社オリエンタルランドによると、コロナ禍以前の来場者数は約3千万人に及ぶといわれています。

参照:入園者数データ|株式会社オリエンタルランド

国内だけでなく、世界中からも夢の空間を求めて人が集まる東京ディズニーシー。魅力はアトラクションだけではありません。

前回の記事(車椅子利用者が東京ディズニーランドをアトラクション以外も楽しむ方法)に続いて、今回は車椅子利用者が東京ディズニーシーをアトラクション以外で楽しむ方法をご紹介します。

1.1椅子でも東京ディズニーシーの食事を楽しむ方法

アトラクションの種類は東京ディズニーランドの方が実は多くあります。しかし東京ディズニーシーの魅力は、食事にあります

本格的な料理が揃い、開園当初からアルコール類の提供を行っているため、大人の印象です。ゆっくりとした時間を楽しみたい方にはおすすめの場所となっています。

また、東京ディズニーランドと同様に食事にもバリアフリーな対応をされていました。通常の食事形態では食べることが困難な方へ向けて、料理を刻んだりペースト状に加工できるレストランがあります

料理の加工は、通常の飲食店でも対応してないところがほとんどです。障害者だけでなく、小さな子どもや高齢者にとっても優しい取り組みを東京ディズニーシーは実施しています。

しかし、東京ディズニーシーでは来場者数も多く、レストランも行列になることが少なくありません。車椅子利用者や障害者にとって、長時間の待機は身体に大きな負担になることがあります。

そんな方は「プライオリティ・シーティング」サービスをご利用ください。事前に予約することにより、少ない待ち時間で入店できるサービスです。

予約は、店頭とオンライン両方から可能です。

参照:プライオリティ・シーティング(レストランの優先案内の受付)|株式会社オリエンタルランド


2.車椅子で楽しめるおすすめのレストラン

S.S.コロンビア・ダイニングルームの内装
画像元:©︎Disney

まず紹介するのは「S.S.コロンビア・ダイニングルーム」です。

豪華客船をイメージした店内は、約180席の座席が用意されており、客船パーティーのような時間を味わうことができます。

東京ディズニーリゾート40周年を記念して作られたスペシャルディナーコースのメインディッシュは、ローストビーフとトリュフを使用した付け合わせ、海鮮を使用したグラタンなど、メニューは豪華客船そのものです。

ワインも10種類あり、ゆっくりと料理を味わってはいかがでしょうか。

レストランは洋食だけではありません。

「レストラン櫻」では、本格的な和食を楽しむことができます。メニューは天麩羅膳と魚料理とヒレカツ膳。そして東京ディズニーリゾート40周年のメニューのスペシャル膳では、ちらし寿司を堪能できます。

和食にはやはり日本酒が合いますよね。ビールやワインだけではなく、日本酒や梅酒も用意してあるため、洋風な雰囲気の中、日本人の舌にあった料理で落ち着いた時間をぜひ満喫してください。

参照:レストラン一覧|株式会社オリエンタルランド


食事の加工やプライオリティ・シーティング対応を行なっているレストランは、下記ページからご確認ください。

参照:お食事に制限のある方へのご案内|株式会社オリエンタルランド

☆商品およびメニューは品切れや金額、内容等が変更になる場合があります

3.車椅子で楽しめるおすすめのショップ

エンポーリオの内装
画像元:©︎Disney

東京ディズニーシー最大のグッズショップは「エンポーリオ」です。

お土産をどこで買うか悩まれている方は、このショップをおすすめします。ぬいぐるみや雑貨など人気のアイテムが揃っており、ショッピングを楽しめます。

しかし、利用者も多くスタンバイパスの取得が必要な場合があります。スタンバイパスは東京ディズニーリゾート・アプリから取得でき、指定された時間に並ぶことで、順番にお買い物が可能です。


お土産にはお菓子を選ばれる方も多いのではないでしょうか。

そんな方には、お菓子の専門店「ヴァレンティーナズ・スウィート」がおすすめです。ディズニーシーのお菓子は食べるだけでなく、入れ物も人気があり、お土産では定番の商品です。

ここでしか手に入らないお菓子をぜひゲットしてください。

参照:ショップ一覧|株式会社オリエンタルランド


4.東京ディズニーシーで快適に過ごすための準備をしよう!

東京ディズニーランドと同様に東京ディズニーシーでもバリアフリーなサービスが多く用意されています。

ここからは東京ディズニーシーで車椅子利用者が利用できるサービスについて紹介していきます。

4-1.東京ディズニーシーでの障害者手帳の使い方

障害者手帳があると、開園時間から入園できる1デーパスポートが通常より安く購入できます

購入できるのは下記の証明書を持つ本人と、健常者の同伴者1名です。なお同伴者とは、緊急時に障害者をサポートしながら避難できる、また障害者の行動に責任を持つことが定義として挙げられています。

・身体障害者手帳
・精神障害者保健福祉手帳
・療育手帳(愛の手帳、緑の手帳)
・被爆者健康手帳
・戦場傷病者手帳
・障害福祉サービス利用のための各種受給者証

参照:1デーパスポート(障がいのある方向け)について | 株式会社オリエンタルランド

チケットの購入はオンライン、パーク内のホテルに宿泊している方であればホテルでも購入ができます。パークの窓口では販売していないのでご注意ください。

4-2.車椅子を利用したパーク内の観光ルートや移動方法

東京ディズニーシーに向かうには、JR舞浜駅からディズニーリゾートラインに乗り換えて、最寄り駅の東京ディズニーシー・ステーションで降りると到着できます。

ディズニーリゾートラインでは、ホームとモノレールの間に隙間や段差があるものの、近くのキャストに声をかけることでスロープが利用可能です。

また車で行かれる方は、障害者や身体の事情を抱えている人へ向けて専用の駐車場「ディスアビリティ区画」が用意されています。

料金所で相談すると利用ができるため、必要な方はぜひご利用ください。

4-3.車椅子のレンタル方法・料金・注意事項

並んでいる青い車椅子

障害者や高齢者など、パーク内を歩くことが困難な方は車椅子のレンタルサービスをご利用ください。エントランスでレンタルができます。

一般的な車椅子(大人用と子供用)の他にも、電動カート、介助用電動車椅子が用意してあります。

東京ディズニーランドと同じく、1日のレンタル料は車椅子500円、電動カート2,000円、介助用電動車椅子1,000円です。

介助用電動車椅子の対象は操作方法が理解のできる同伴者がいる方、電動カートは18歳以上の方で試乗で安全と認められた方が利用できます。ただしお酒や睡眠を促す薬を服薬されている方は利用できませんのでご注意ください。

参照:車イス、電動カートのレンタル|株式会社オリエンタルランド

介助用電動車椅子は下記施設でバッテリー交換が可能です。

・ベビーカー&車イス・レンタル
・ベビーセンター
・トイ・ストーリー・マニア!
・ニモ&フレンズ・シーライダー
・ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(ロストリバーデルタ)
・マジックランプシアター
・センター・オブ・ジ・アース

引用元:介助用電動車イス|車イス、電動カート、介助用電動車イスのレンタル|株式会社オリエンタルランド

しかし、雨天時にはレンタルできない場合がありますので注意が必要です。

4-4.車椅子の利用可能エリアと制限事項

また通常の車椅子であれば下記の場所に限り持ち出しが可能です。

・東京ディズニーランド
・東京ディズニーシー
・ゲストパーキング
・バス・タクシーターミナル
・ボン・ヴォヤージュ
・イクスピアリ
・ディズニーリゾートライン
・ディズニーアンバサダーホテル
・東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ
・東京ディズニーランドホテル
・東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル

引用元:車イス|車イス、電動カート、介助用電動車イスのレンタル|株式会社オリエンタルランド

さらに、当日であれば東京ディズニーランドでも貸出証明書の提示だけで、レンタルが可能になっています。ただし、駐車場までであれば持ち出しができるため、貸出窓口でご相談ください。

5.最後に

東京ディズニーランド・東京ディズニーシー共に、車椅子利用者でも家族や友人と一緒に楽しめるバリアフリーな工夫がいくつもありました。

関東にお住まいの方だけではなく、地方にお住まいの方も、ぜひゴールデンウィークや夏休みを利用して遊びに行かれてはいかがでしょうか。

実は車椅子のままアトラクションを楽しむこともできます。ご興味がある方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。

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