今回はバリアフリー情報を広げ、障害者雇用を創出・促進しつづける団体に関する記事です。
今後、札幌にバリアフリーな旅行をしたいと考えているあなたにとって有益な記事になることを祈っています。
目次
1.上質なバリアフリー情報を開示する団体とは?
あなたは、札幌に行ったことがありますか。
札幌の飲食店のバリアフリー情報を広げている団体をご存知でしょうか。
バリアフリー情報に特化したグルメサイトやフリペーパーの配布を行なっている団体があります。
それが、スポットウォーキングさっぽろです。
1-1.スポットウォーキングさっぽろとは?
この団体は2012年から札幌で活動しています。
介護福祉士と車いす利用者を始めとして、バリアフリー情報を広げながら障害者雇用を創出しています。
それだけでなく、札幌市を中心に毎月1回、イベントを行なっています。
(※コロナウィルスで延期している月もあります)
1-2.「楽しさ・人の可能性」を追求
他にもYOUTUBE等のSNSを利用し、車椅子利用者やそうでない人達を巻き込みながら、配信・発信活動をしています。
配信のテーマは「楽しみながら、車いす利用者を中心とした障害者の不便さや気づきを見つけ、楽しむことを諦めない可能性を模索する」です。
どなたが見ても、「楽しい!・面白い!」という感情にさせる動画が多いのが特徴です。
1-3.バリアフリー情報を広める活動
クチコミやイベントやフェス等で利用した情報もとに、「車いす利用者にとって使いやすかったか、不便はなかったか」等の詳細な情報を写真付きでPRをしているフリーペーパーを発行しています。
なんと、毎年、30,000部を発行しているそうです。
そして、インターネットを通じても札幌市内の飲食店のバリアフリー情報を探しやすいよういバリアフリー情報に特化したグルメサイトも提供しています。
車いす利用者からしても、見やすく使いやすい整備がされたバリアフリー情報特化型のグルメサイトは他にないのではないでしょうか。是非一度、サイトに訪問してみてください。
サイトはこちらから。
2.障害者・健常者関係なく楽しめるイベントとは?
そのイベントは、2019年の12月1日に「KING∞XMHU(キングムー)」(ダンスクラブ)という場所で行われていました。そのイベントは「バリアフリークリスマスパーティー」です。来場者450名と大規模なイベントが開催していたようです。
バリアフリークリスマスパーティーのここが凄い!
- 入場料無料
- 障害者手帳提示で1ドリンク無料
- ビッフェが食べ放題だったり
- 仮設トイレあり
- 手話通訳人を配置
- 介護スタッフを配置
- キッズスペースの確保
- 盲導犬優先スペースの確保
- 会場入口にスロープを設置
- 来場者450名中、障害者は150名(この内聴覚障害の方は30名以上来場)
- ボランティアスタッフが50名以上
スポットウォーキングさっぽろの代表とダンスクラブのオーナー人望の厚さやイベントのエンタメとしての魅力がよくわかりますね。
コロナウィルスが拡大してからは開催されていないようですが、札幌市に住んでいる方やこれから札幌市に行こうと考えている車いす利用者は必見です。
3.スポットウォーキングさっぽろのここが凄い!
今まで多くのスポットウォーキングさっぽろの魅力を伝えてきましたが、それ以外にもまだあります。
- 協賛してくださっている企業からの広告費から、障害者雇用、WEB、フリーペーパーの運営
- 段差がある店舗やビルに対して、簡易スロープの無償提供
- 無償でのユニバーサルデザインのご提案、整備支援
- 車いす利用者の観光案内だけでなく補助まで支援
- ヘルパー制度ではカバーしきれない通勤や通学の介助や補助
- 税金や制度に頼らず、企業からの広告費のみで運営や活動
ここまで地域に貢献している団体はあるでしょうか。
あなたもこの団体の活動が気になったらこちらからサイトへ訪問してみてください。
4.最後に
バリアフリー情報を広げ、障害者雇用を創出しつづける団体に関する記事はいかがでしたでしょうか。
バリアフリー情報を発信しているアプリやサイトだけでなく、SNSからも気軽に情報収集したい!そんな方はこちらの記事を参考にしてみてください。
最後にスポットウォーキングさっぽろの代表理事である平間英一さんについて、お話しして終わりたいと思います。
平間さんのモットーは「楽しむことを諦めない」。
そして次世代の福祉を創るべく奮闘・活動をしています。
福祉・医療従事者、車椅子利用者、行政(自治体)だけでなく、より多くの方に「楽しい」と「人の可能性」を伝えてくださっています。